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Print ISSN : 0289-6540
24 巻 , 4 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 明石 修, 伊知地 宏, 岩崎 英哉, 河野 健二, 権藤 克彦, 豊田 正史
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_1
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
  • 亀谷 由隆, 佐藤 泰介, 周 能法, 泉 祐介, 岩崎 達也
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_2-4_22
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
    近年の人工知能分野においては,記号データ中に存在する不確実性をどう扱うかが大きな課題となっている.不確実性を扱うためには,まず確率モデルを構築し,その上で確率推論を行う方法が考えられる.更に近年では,記号列データや関係データベースなど,従来の単一の表データとしては表現できない,構造をもつデータの重要性が増しており,それらを扱うための一般的手法として,一階述語論理と確率の統合を目指す枠組みが数多く提案されている.その中の1つに確率論理プログラミング処理系PRISMがあるが,PRISMは宣言的な意味論,論理プログラムの高い記述力,効率的な組み込みの確率推論機構を備えており,確率モデリングに要する労力を大幅に省くことが期待される.本論文ではPRISM処理系のツールとしての側面に注目し,PRISMプログラムの記述例,処理系が提供する機能,処理速度に関するベンチマーク評価について述べる.
  • 島 慶一, 三屋 光史朗, 百瀬 剛, 狩野 秀一, 湧川 隆次, 須堯 一志, 植原 啓介
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_23-4_39
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
    Mobile IPv6 and NEMO BS are IETF standard mobility protocols for IPv6. It is said that freely available implementations play a big role in the deployment of new protocols. To accelerate the deployment of IPv6 mobility, we implemented the different mobility protocol stacks for the BSD operating systems. During the development, we made two different implementations based on this different design policies. The first one was an in-kernel implementation and the other a user space implementation. The former design makes it easy to use kernel information necessary for mobility operation, but it is difficult to implement and to extend features than the latter. The latter design needs to have extra mechanisms to retrieve or inject kernel information from user space, but in most cases developing user space programs is easier than developing in the kernel. In this paper, we discuss the design policies and implementation details of these two stacks.
  • 土村 展之
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_40-4_50
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
    UNIX上で日本語TEX環境を構築するには,ヨーロッパ語圏で用いられているteTEX以外にも,日本で個別に開発されている多数のソフトウェアが必要である.しかしこの多数のソフトウェアは,インストール方法はもちろん,配布場所やバージョン管理手法もまちまちであるため,取り扱いに大変な手間を要する.そこで,このソフトウェア群をひとまとめにしてすぐに動くよう調整した日本語TEXディストリビューションptetex3を開発している.ptetex3は個人ユーザに利用されるにとどまらず,国内のLinux OS付属のTEX環境としても採用されはじめており,着実に普及しつつあると言える.オープンソースソフトとして開発しているptetex3について,開発方針や普及活動を報告し,広く使われつつある理由を考察する.
  • 湯淺 太一
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_51-4_65
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
    ロボット開発キットであるLego MindStormsは,8ビットCPUを搭載したRCXと呼ばれるブロックにさまざまなセンサやモータを接続することによって,自作ロボットの制御を可能にしている.本論文では,RCX上で動作し,ロボットを制御するために設計されたLisp処理系であるXSを紹介する.XSの評価器はRCX上で自律的に動作し,独自の実行時スタックやごみ集めの対象となるヒープを備えている.フロントエンドPCと交信することによって,バックトレース,関数トレース,端末機割込みなどの機能を提供し,対話的なプログラミング環境を実現している.処理系がサポートするプログラミング言語はSchemeをベースにし,モータやセンサなどとのインターフェイスを備えている.さらに,イベント待ちや非同期イベント割込みといったロボット制御に不可欠な機能も備えている.
  • 須子 善彦, 小池 由理, 村井 純
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_66-4_77
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
    本システムは,イラストやアニメーション等のデジタルアート作品の流通を支援するWebベースのシステムである.本システムでは,世界中のブログを一種のセレクトショップと見なし,ブログを仲介にしたアート作品の流通モデルを実現することで,デジタルアート作品の流通の問題の一部である,1) デジタルアート作品へのニーズが切迫していない点,2) 検索におけるアート作品特有の困難さ,という問題を解決した.a) 上記の課題の導出は要件定義段階からアーティストとの協働によるものである点,b) その解決モデルの実現のためのdesign choicesとして,各要素技術の難易度や新規性を求めず,しかしながら組み合わせが斬新で有用である点を重視,c) 前述の結果として短期間に一般公開可能なシステム開発が可能となった点,が特徴である.本システムは,一般ユーザに気軽にデジタルアート作品に触れる機会を増大し,ユーザ個々人の趣味・嗜好によって異なった作品発見を可能にした.また,周囲の環境にマッチする必要性など,アート作品特有の検索要件に新たな解を与えた.
  • 福田 健介, 佐藤 進也, 明石 修, 廣津 登志夫, 栗原 聡, 菅原 俊治
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_78-4_87
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/31
    ジャーナル フリー
    分散システムに関する諸問題の1つである,サーバ配置およびサーバ選択問題におけるネットワーク構造の統計的情報の利用可能性について議論する.従来のサーバ配置,サーバ選択問題においては,使用可能帯域,遅延等に代表される動的なQoSを用いて系の安定性および効率性を追求してきた.しかしながら,既存の枠組みではネットワークの構造自身が提供する情報(静的QoS)を十分に生かしていない.本稿では,ASレベルインターネットトポロジを用いたシミュレーションを通じて,ネットワーク構造の統計的パラメータの一つである次数情報が,サーバ配置・選択問題の性能を改善する際に有用であることを示す.
  • 湯淺 太一, 鵜川 始陽
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_109-4_122
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    携帯電話端末にダウンロードして利用できるLisp処理系を紹介する.本処理系は,実時間ごみ集めの研究実験の副産物として開発された.最近の携帯端末には,アプリケーションをダウンロードして利用できるように,KVMをベースにした極めて小型のJava VMを備えているものが少なくない.我々はこれらの携帯端末において高性能の実時間ごみ集めを実現するために,既開発および新規開発の実装技術を試験実装してきた.性能評価を行うために,メモリ管理能力のベンチマークプログラムが豊富にそろっているLispを採用することにした.具体的には,Javaで記述した小型のLisp処理系であるJAKLDをKVM用に改造し,その上でLispベンチマークプログラムを実行し性能評価を行った.JAKLDは,Javaアプリケーションに組み込んで利用することを目的として開発したLisp処理系である.それ自体,小さく設計された処理系ではあるが,KVMの機能制約は厳しく,さらに小型化する必要があった.このように改造した超小型の処理系に,携帯端末固有のAPIを駆使することによって,実際に携帯端末で動作させることが可能となった.
  • 三屋 光史朗, 神谷 弘樹, 寺岡 文男, 村井 純
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_123-4_138
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    TARZANは,リンク層抽象化手法を利用したFast Handovers for Mobile IPv6(FMIPv6)のオープンソフトウェアである.移動ノードが接続しているネットワークを切り替える際に生じる遅延やパケットロスは,通信に悪影響を及ぼす.FMIPv6はこの問題の最も有名な解決手法であり,多くの研究技術開発の礎となっている.しかし,FMIPv6の一般に無料で利用可能な実装が存在しないため,FMIPv6やこれを基にした研究の有効性を実環境で確認できていない.そこで,我々はTARZANを開発し無料で公開している.FMIPv6の各処理はリンク層情報の変化に連動して実装することで高速化できるが,リンク層情報の提供方法は規定されていない.また,リンク層情報はデバイス毎に保持されているため,デバイス毎にリンク層インターフェースを用意する必要があり非常に煩雑であった.そこで,リンク層抽象化手法を利用することで,リンク層と連携し高速に動作するFMIPv6をデバイスに依存しない形で実現できた.
  • 近藤 秀和, 村岡 洋一
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_139-4_152
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    タブにより効率的に切り替えられるウェブブラウザや,インターネットをより効率的に利用することができる豊富な機能を持ったウェブブラウザが広く使われるようになっている.その背景には,インターネットとウェブブラウザが進化してきた過程で,パーサの能力を中心にして進化してきたウェブブラウザの本質が変わりつつあることがある.本論文では,その変化に対応した新しい世代のウェブブラウザとして,我々が研究開発してきたウェブブラウザ「Lunascape」の紹介とともに,今後のウェブブラウザの方向性について論ずる.
  • 渥美 紀寿, 桑原 寛明, 金子 伸幸, 山本 晋一郎, 阿草 清滋
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_153-4_164
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    本研究の目的はMVCアーキテクチャに基づくWebアプリケーションのビューを実装したページ生成プログラムに対して高品質なテストを効率良く行う事である.本研究では,ページ生成プログラムのテストのための3つのカバレッジと,それぞれのカバレッジを十分に満たすテストシーケンスの生成手法,テスト結果の自動判定手法を提案する.Webアプリケーションのページとページ遷移による外的な振る舞いをページモデルとして定義し,その各ページをページ仕様として記述する.ページモデルを用いてカバレッジを十分に満たすテストシーケンスとテスト結果の判定スクリプト,入力データ項目を自動生成するツールを試作した.本ツールが生成した入力データ項目にテストデータを埋める事によって,Canoo Webテストを用いたテストの自動実行およびテスト結果の自動判定が可能である.中規模アプリケーションに対して本ツールを用いてテストする事によって本手法がページ生成プログラムのテスト効率向上に有効である事を確認した.
  • 安部 達也
    2007 年 24 巻 4 号 p. 4_165-4_177
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    Characterizing modal logic in first-order predicate logic is a hot research topic in mathematical logic. Van Benthem provided an elegant characterization in which the standard translation of modal formulas coincides with the class of first-order predicate formulas invariant for bisimulations. Whereas he characterized modal logic in first-order predicate logic at the level of formulas, we characterize modal logic in first-order predicate logic at the level of proofs. Specifically, we provide a complete translation from a term calculus based on intuitionistic modal logic into Barendregt's λP. This characterization, identified as the equality of proofs, is considered significant because a term calculus based on intuitionistic modal logic is expected to realize staged computation.
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