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Print ISSN : 0289-6540
27 巻, 1 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 小池 英樹, 豊田 正史, 細部 博史
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_1-1_2
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
  • 塚田 浩二
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_3-1_17
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    本論文では,ユビキタス・インタフェースの開発を支援するさまざまなデバイス/ツールキットを紹介する.そして,複数のデバイス/ツールキットを組み合わせて,日曜大工や日曜プログラミングのような感覚で,手軽にユビキタス・インタフェースを構築できる「日曜ユビキタスのためのミドルウェア群:MobiServer」を提案する.さらに,MobiServerを用いたシステム開発の実例を示す.
  • 辻田 眸, 塚田 浩二, 椎尾 一郎
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_18-1_28
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    距離を隔てて暮らす人たちに,相手の存在感や振る舞いなどのアウェアネスを伝えることで,従来の電話やメールを補完もしくは置き換えようとする新しいコミュニケーションシステムが多数提案されている.本研究では,日常生活における行動の偶然の一致が,話題のきっかけ,親近感,連帯感などをもたらすことに着目し,遠隔地にいる人々の行動が偶然一致したことを伝達する,新しいコミュニケーションシステムを提案する.また,ドアの開閉,ソファーへの着席,テレビの視聴などを検出して一致を伝達するシステムを試作し,研究室間での評価実験を行った.さらに2家族間での遠隔実験の結果を示し,今後の展望を述べる.
  • 櫻井 稔, 江渡 浩一郎
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_29-1_36
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    描画時の手の動きを保持した線を多数積み重ねることによって,描画時の臨場感を再現するペイントソフト“Sequential Graphics”を開発した.ユーザは,循環する時間軸を持つキャンバスに,時間軸上のどの時点に配置するかを考えながら線を描画する.描画は常にループ再生され,表示結果を見ながらリアルタイムに線を追加していくことができる.表現された絵は,画家の手の動きを感じさせるものになり,描画時の臨場感を伝えることができる.これにより,静止画と動画の特徴を兼ね備えた「動く静止画」を表現できるようになった.
  • 佐藤 俊樹, 間宮 暖子, 小池 英樹, 福地 健太郎
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_37-1_47
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    本論文では,弾性体で作られた透明なタンジブルオブジェクトに対する,「押す,摘む,引っ張る,揉む」といった接触を伴うインタラクションを実現可能なテーブル型システム「PhotoelasticTouch」の提案を行う.PhotoelasticTouchは,LCDの発する偏光と,弾性体の光弾性を利用することで,テーブル上の弾性体に加えられた外力による変形を高速に検出することができる.本システムで用いる光弾性を用いた弾性体の認識は,視覚的に邪魔になるマーカ等を一切必要としない.そのため,透明な弾性体を用いることで,LCD上に配置しても映像を遮断することのない,様々な形状のタンジブルオブジェクトを実現することができる.さらに,それらに対するユーザの様々な接触動作を認識することができる.
    本論文では,本システムの偏光と光弾性を用いた弾性体の認識技術について述べ,またプロトタイプシステムの実装について述べる.さらに,アプリケーションとして,シート状弾性体を利用したタッチパネルアプリケーションと,様々な形状の弾性体を用いたペイントアプリケーションの提案を行い,本システムの可能性,実用にむけての課題について考察する.
  • 神原 啓介, 塚田 浩二
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_48-1_55
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    「キラキラ」「もこもこ」といったオノマトペを用いた表現は日常会話や文章,漫画の中で慣れ親しまれているが,コンピュータとのインタラクションではあまり活用されていない.そこで本研究では感覚的で親しみやすいといったオノマトペの特徴を活かしたインタラクション手法を提案する.今回試作したペイントシステム「オノマトペン」では,オノマトペを声に出しながら線を引くことで,そのオノマトペに応じた質感や形状の線を描ける.例えば「ギザギザ~」と言いながら線を描くことでギザギザした折れ線が描かれる.声に出しながら絵を描くというマルチモーダル性や,語感から質感をイメージしやすいというオノマトペの特性によって,ブラシの種類をボタンで選ぶ従来の方式に比べ感覚的にブラシを切り替えながら描くことができる.試作したオノマトペンをユーザーに試用してもらった結果,すぐに使い方を理解できることや,より楽しく絵を描けることが分かった.
  • 澤 光映, 竹川 佳成, 寺田 努, 塚本 昌彦
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_56-1_66
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    弦楽器演奏において運指は演奏に影響する重要な要素であり,正確な運指を学習する必要がある.したがって,実際に演奏を聞きながらリアルタイムで演奏者の運指情報を得られれば,誤った運指を認識して修正するなど効率的な演奏学習が可能となる.そこで本論文では,カメラベースのシンプルな画像処理と,ウッドベースの演奏特性をもとに定義したルールを組み合わせることで,実時間で高精度にウッドベース演奏の運指を取得するシステムの構築を目的とする.提案システムは,指に貼り付けたカラーマーカをカメラで読み取り,ウッドベースの演奏特性から定義したルールを用いて検出結果を補正することで運指検出を行う.評価実験の結果,提案手法を用いた場合は平均87%の正答率で運指が取得できた.また,本システムを独習及び遠隔レッスンのための学習支援に応用し,その有用性について検討した.
  • 辻田 眸, 玉城 絵美, 岩崎 健一郎
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_67-1_72
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
  • 高野 明彦
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_74
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
  • 塚田 浩二, 沖 真帆
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_89-1_100
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/05
    ジャーナル フリー
    一般に人物をスナップ撮影する場合,日常生活でみせるような自然で多様な表情を撮影することは難しい.多くの人は,カメラを向けられることにより緊張した表情になってしまう.逆に撮影に慣れている人は,「決め顔」を作ってしまい常に同じ表情になりがちである.そこで本研究では,被撮影者の視線をカメラに向かせつつも,撮影行為をあまり意識させないことで,多様でいきいきとした表情を撮影できるカメラ「EyeCatcher」を提案する.本論文では,EyeCatcherのプロトタイプを試作し,評価実験と議論を通してその有効性を検証する.
  • 梅村 晃広
    2010 年 27 巻 1 号 p. 1_101-1_119
    発行日: 2010/01/26
    公開日: 2010/03/05
    ジャーナル フリー
    本論文では,我々の開発した,文字列についての関数・述語を含む,限定子を持たない一階述語論理式の充足問題の解決器(ソルバ)の構成と実装について述べる.Makanin/Jaffarの語単一化(word unification)アルゴリズムを応用することで,文字列の結合,部分文字列の抽出,文字列の長さ,出現文字の制限についての議論を含む広い範囲の論理式の充足問題に対応するソルバを実装する.このため,語単一化ソルバの処理の途中で,QFPソルバを呼び出すフッキング計算法(HC法)を提案する.HC法の健全性は文字列とその属性の間の基本関係式によって保たれる.なお,もとのMakanin/Jaffarのアルゴリズムは理論的であり現実性がないと思われがちであるが,実行例によって,想定している応用であるソフトウェアの検証に必要となる比較的構成要素数の少ない論理式については,現実的な時間で結果が得られることを示す.
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