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Print ISSN : 0289-6540
30 巻, 4 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 井上 克郎
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_1
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
  • 和泉 順子, 河野 恭之, 小宮 常康, 権藤 克彦, 並木 美太郎, 細部 博史
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_2
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
  • 杉木 章義, 加藤 和彦
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_3-4_17
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
    著者らは,クラウド基盤ミドルウェアKumoiを開発している.Kumoiでは,物理計算機,仮想マシン,ネットワークなどのさまざまな資源を分散オブジェクトとして抽象化し,スクリプティングでこれらを組み合わせ,クラウドシステム全体を構成可能とすることで,カスタマイズ性と拡張性の実現を目指している.本論文では,クラウド基盤ミドルウェアに必要とされている認証・認可・課金・監査,および通信路の暗号化などの機能が,Kumoiの当初のコンセプトを保ちつつ,ソフトウェア構成の観点から,どのように自然に実現されているかについて述べる.
  • 松本 翔太, 上田 和紀
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_18-4_35
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
    ハイブリッドシステムとは時間の経過に伴って状態が連続変化したり,状態や方程式系が離散変化したりする動的システムであり,物理学をはじめとした様々な分野への応用が可能である.HydLaはハイブリッドシステムの仕様を制約によって記述する宣言型言語であり,今回我々はHydLaの記号実行シミュレータとしてHyroseを開発した.Hyroseは公開されている唯一のHydLaの実装であり,パラメータを含むシステムのシミュレーションや,自動場合分けに基づく探索機能に加え,有界モデル検査機能を備えていることを特徴とする.本論文ではまずHyroseの基本設計や機能,実装に当たって明確化を要した事項などについて論じる.その後,記号実行の有用性を示す例として,システムの振る舞いがパラメータによって,定量的および定性的に変化する場合の解析例について論じる.
  • 齋藤 暢郎, 小出 洋, 近藤 秀樹
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_36-4_44
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
    近年,スマートフォンやタブレット端末を代表としてタッチデバイスの普及が進み,アプリケーション市場も拡大し続けている.市場に出回っているアプリケーションは,その操作方法としてボタン式のユーザインタフェイス(UI)を設置しているものが多くを占めている.タッチデバイスにおいてボタン式UIは視覚的に解りやすく,十分な大きさを取れば操作ミスのリスクも低いので人気の高い操作方法である.より多くの機能を呼び出したい場合にボタン式UIを用いる場合は,ボタン自体を小さく設計するか,ボタンを設置する領域を大きく設計する,或いはその両方が取られる.ボタンを設置する領域を大きく設計する場合,複数ページに渡りボタンを設置する方法を取る場合もあるが,いずれにせよ操作ミスの発生率の上昇,表示領域の縮小,操作の煩雑化といった事により,ユーザエクスペリエンス(UX)の低下が引き起こされる.iOS向けのブラウザアプリケーションLibingでは,そういった多彩な操作を実現することによる弊害を回避するため,一切ボタン式UIを用いずジェスチャによって操作を行うことで,多彩な操作と精度を保ちつつ,表示領域を最大に維持することに成功した.ジェスチャによる操作を採用する場合,ユーザがジェスチャに対応する操作を覚えなければならないという課題があるが,Libingではユーザがジェスチャを自由に設定できる実装を行い,これを克服した.
  • 杉山 竜太郎
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_45-4_50
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
  • 竹川 佳成, 寺田 努, 塚本 昌彦
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_51-4_60
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2014/03/03
    ジャーナル フリー
    近年,AR技術・VR技術・ロボット技術など科学技術の進展に伴い,テニス・ゴルフ・習字・楽器演奏・歌唱などの身体動作のスキル(本研究では技能と呼ぶ)の習得を補助する学習システムが多数提案されている.これらのシステムは習得したい技能の模範や学習者の誤りを提示することで,難度の高い技能を短時間で習得でき,学習効率の向上に寄与している.特に,動作直前あるいは動作中の模範の提示は,学習の敷居を下げ学習者に成功イメージを体験させられ,モチベーションの維持に重要である.しかし,システムをいつでもどこでも利用できるような状況ではないことがあるため,最終的にシステムの支援がなくとも技能を使えるようになっている必要がある.既存の学習システムの多くは,システムからの離脱についてはほとんど考慮してこなかった.そこで,本研究では,システム補助からの離脱を考慮した学習システムの構築をめざす.本論文では,既存の学習システムを分析し,離脱の方法や離脱の適用タイミングについて議論する.また,ピアノ演奏を対象に本論文で提唱している「システムからの離脱」というアプローチを実際に適用し,その有用性を検証した.
  • 桑原 寛明, 大森 隆行
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_61-4_66
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
    本論文では,細粒度な操作履歴を粗粒度な操作履歴に変換する手法を提案する.細粒度な履歴は,行われた操作やソースコードの変化の詳細を調査するには適している.しかし,履歴を再生してそのアウトラインを概観するには細かすぎるため不向きである.変換手法として,履歴のフィルタリング,テキスト編集操作の融合,操作のグループ化について述べる.これらの手法を活用することで,履歴の再生における再生単位を粗くして数を削減できる.
  • 蜂巣 吉成, 野呂 昌満, 沢田 篤史, 張 漢明, 吉田 敦
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_67-4_81
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
    高速軽量な処理のために,検証済XML文書への問い合わせをコンパイル方式で行うXQuery処理系の生成系を設計・実現した.生成系はXQuery質問式とDTDを入力とし,XML文書の構文解析と問い合わせ処理を行うlex,yaccプログラムを出力する.プログラム生成とコンパイルの手間が増えるが,問い合わせに必要なXML文書の情報のみをXML文書解析時に保存することができ,処理時間やメモリを削減できる.XML文書中の異なる箇所からのデータの突き合わせを行う結合処理はXML文書木に対して処理を行う必要があり,コンパイル方式の処理だけでは十分な高速化を行えない.本研究では結合処理を同値比較と大小比較に分類し,同値比較にはハッシュ法,大小比較には二分探索法を用いて高速化を行った.実現した生成系を用いて実験を行い,コンパイル方式の処理がメモリ使用量の削減と処理の高速化に有効であることを確認した.
  • 鯵坂 恒夫
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_85
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
  • 千代 英一郎, 宮田 康志, 横井 一仁, 西山 博泰
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_91-4_97
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/05
    ジャーナル フリー
    多くのRDFストアにおいて,RDFS推論を用いる検索は予め導出可能なトリプルを事前に生成しておく実体化方式によって実現されている.検索時に推論を行うオンデマンド方式は,データ量・ロード時間・柔軟性の点で優れているが,検索効率が低く,大規模なRDFグラフに対して安定して利用できる段階に至っていない.本論文では,入力クエリを,推論を用いずに同じ結果が得られるクエリに変換することでRDFS推論検索の効率を改善する方法を提案する.RDFS推論には再帰的な推論規則が含まれており,単純な規則展開による方法は適用できない.提案手法のポイントは,元のRDFグラフから縮約グラフとよぶ,RDFS推論に関して等価かつコンパクトなグラフを生成し,そこでの推論検索結果を用いて変換を行う点にある.提案手法を標準のベンチマークであるLUBMを用いて評価した結果,いくつかのパターンにおいて2桁以上の性能向上を確認した.
  • 夏 沛, 松下 誠, 吉田 則裕, 井上 克郎
    2013 年 30 巻 4 号 p. 4_98-4_104
    発行日: 2013/10/25
    公開日: 2013/12/05
    ジャーナル フリー
    Using existing source code as third-party code to build new software systems becomes very popular in these days. However, many existing code is keeping on updating during their life circle. Different versions of code, even out-dated, is reused by other software and spreading all over the world. This paper presents an empirical study on the reuse of out-dated third-party source code of several famous open source libraries. Given target source code, using repository mining techniques and file clone detection techniques, we identified the different versions of code in other user projects, and discovered the vulnerability information of the out-dated versions. We also investigated how user projects manage their code. The result shows that a large proportion of open source projects are reusing out-dated third-party code, and many of them are not well managed.
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