本稿の目的は,制約論理プログラミングシステムに関して,概観を与えることにある.制約論理プログラミングは,新しいプログラミング・パラダイムとして,近年,注目を集めているものであり,問題のとらえかた,記述方法において,従来のパラダイムとは一線を画すると共に,論理プログラミングという土台の上に展開されていることで,問題解決における新しい展開を期待させるものである. 本稿においては,論理プログラミングの初歩的知識を前提として,制約論理プログラミングについて,実際の処理系を簡単に紹介しながら解説を行う.
整数の集合Zに対して,加算を持つ整数の理論(Z,+,-,=,<,0,1)をプレスブルガー(Presburger)算術と呼び,古くからその判定問題が決定可能であることが知られている.本稿では,プレスブルガー算術とその判定問題の解法の概略,並びに判定に要する計算量などについて説明する.また,プログラムやシステム開発におけるプレスブルガー算術の利用,特に,プログラムの正しさの証明にプレスブルガー算術がどのように利用可能か,について具体例を交えて説明する.
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