日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
Online ISSN : 1349-3515
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日本ソフトウェア科学会第21回大会
選択された号の論文の90件中1~50を表示しています
  • 中田 景子, 伊藤 徹, Garrigue Jacques
    1A-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    プログラミング言語において、クラスとML-styleのモジュールは補完的な関係にある。前者は拡張性に優れ、後者は抽象化の扱いに優れている。本論では、相互参照のあるオブジェクト指向モジュールシステムを構築することで、両機構を併せ持つ言語の設計を提案する。本システムでは、モジュールとクラスが同一視されており言語の簡潔さが保たれている。モジュール間に循環的な依存関係が存在し得るため、このシステムの設計においては、安全性を静的に保証することは困難な問題となる。我々は、決定可能な型システムによりモジュールの定義が循環的に依存していないことを保証する。また、値呼び出しの意味論を定義し、型システムがこれに対して健全であることを示す。
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  • 藤田 憲悦
    1A-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    多相型ラムダ計算と存在型を持つラムダ計算の間には,ガロア対応さらには,ガロア埋め込みを形成する変換が存在することを示す.Mitchell-Plotkinより,抽象データ型は存在型を持つプログラムとして定式化できるので,多相型関数は抽象データ型により解釈可能であることが帰結される.
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  • 木村 大輔
    1A-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Dual CalculusとはPhilip Wadlerにより提案されたシーケント計算LKに対応した項計算体系であり,LKの双対性による双対なカット除去手続き戦略の計算的意味,特に名前呼び戦略,値呼び戦略との関連性の研究を目的とした体系である.
    一方,LKTはLKを自然な計算体系とみなすことができるようにLKの対称性を制限した体系である.
    本発表では,Dual Calculusのアイデアを用いて得られるLKTに対応する体系DCTを提案する.
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  • エイ ソー サンダ, 池田 満, 落水 浩一郎
    1B-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    ソフトウェア工学における主要な研究目標の一つである「複雑性の制御法」に関する技術をオントロジー工学を適用して分類する。SWEBOK, Principles of Software Engineering,ソフトウェア工学辞典に含まれている知識を対象とし、それらの知識をプロセス、アクティビティ、知識単位の3層からなる知識階層として整理する。
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  • 中島 震, 玉井 哲雄
    1B-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    横断的関心事を明示的に扱うアスペクト指向モデリングでは、抽象度の高いデザイン段階のアスペクトに対して紡ぎあわせを行う。アプリケーション固有の意味が関係するため、紡ぎあわせを自動化することが難しい。また、紡ぎあわせ前後でシステムが持つ性質を保存することを確認しなければならない。本稿では、役割に基づくアスペクト指向モデリングを基本とし、紡ぎあわせの系統的な方法を提案する。具体例としてアクセス制御アスペクトを用い、形式仕様言語Alloyを用いる方法を議論する。
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  • 日比野 秀章, 松沼 正浩, 光来 健一, 千葉 滋
    1B-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    我々は、アクセス集中時においても、安定してサービスを提供することができるWebサーバのアプリケーション(App)レベル・スケジューラを開発している。Webサーバは、様々な環境で稼動されており、サーバの性能はマシン性能やOSに大きく依存する。本発表では、アクセス集中時のWeb Appサーバの性能を測定することで、性能が実際にOSに大きく影響されることを示す。具体的には、複数のOS上でWeb Appサーバとしてよく知られるTomcatを動作させ、Tomcatに負荷の異なる複数のservletを処理させる実験を行った。実験の結果、OSの違いにより、servletの処理性能に無視できない大きな差が出ることを確認した。OSレベルスケジューラだけで安定したサービスを提供するのは困難であり、Appレベルスケジューラを用いて性能の改善を試みる余地があることが示された。
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  • 鷲崎 弘宜, 中川 知基, 斉藤 勇樹, 深澤 良彰
    1B-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    リモートコンポーネントを組み合わせて得られるコンポーネントベースシステムは、長期の運用を実現するために高い保守性を持つことが望ましい。保守性の判定法として、複雑度の測定がある。従来の測定法は、オブジェクト指向クラス集合、もしくは、一般的な抽象化によって得られる構造を測定対象とし、コンポーネントを単位とした保守作業の容易さを適切に反映しない。本稿では、リモートコンポーネントの特徴を考慮してコンポーネントベースシステムを段階的に抽象化し、得られる構造に対して要素間の関連に基づく複雑度を測定する手法を提案する。複数のEJBアプリケーションについて測定実験を行った結果、得られる複雑度が保守性を適切に反映することを確認した。
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  • 井上 公博, 結縁 祥治, 阿草 清滋
    1C-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では、リアルタイムプログラムの機能仕様書と、システムの動作遷移をモデル化した時間オートマトン記述から、コード生成向きのシステム設計仕様を新たに生成する手法を提案する。リアルタイム性を要するソフウェア開発において、時間制約など要求仕様が頻繁に変更されることによる開発工程の圧迫が問題となっている。ここで、システムの設計仕様から自動的にコードを生成することが可能であれば、ソフトウェア開発工程での作業負荷の軽減が期待できる。このコード生成向きシステム設計仕様を利用することにより、オブジェクト指向言語Javaのリアルタイム仕様拡張言語であるRTSJ(Real-Time Specification for Java)を対象としたスケルトンコードの自動生成を目指す。
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  • 加藤 大樹, 結縁 祥治, 阿草 清滋
    1C-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
     本稿では,拡張オートマトンに基づくWebアプリケーションコンポーネントの合成手法を提案する. 本手法では,動的なコンテンツを含むWebアプリケーションの振舞いを,URLリクエストによる状態遷移に基づく並行動作する拡張オートマトンとしてモデル化する.拡張オートマトンは変数による制約式を含むオートマトンであり,URL中のパラメタやフォームの入力を変数とするデータ非依存システムとみなして,有限的に表現できる. さらに,モデル検査ツールSPIN を用いて,Webオートマトンが制約式を満たすかどうか網羅的に検査する.最後に,WebオートマトンのStruts/Tilesフレームワークへの適用について例を示す.
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  • 山泉 貴之, 駒木 寛隆, 坂入 隆, 斉藤 隆
    1C-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Web アプリケーションではサーバから Web ページの処理に必要なレイアウトとデータをリクエストされるたびに送信するという処理方法を用いているものが多いが、これはサーバとの接続状況によってはユーザ体験(User experience)が低下する原因となる。そこで本論文では、JSP ファイルにカスタムタグを追加することにより、サーバ側で主な処理を行う Web アプリケーションと同様の手法で開発した Web アプリケーションから Dynamic HTML (DHTML) を用いたクライアント側の一つのページインスタンス上で処理を行うアプリケーション(単一ページ型 Web アプリケーション)を自動的に生成する手法を提案する。この手法により特別な概念やスキルを習得することなくユーザ体験が改善されたアプリケーションを開発できる。
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  • 平野 雄一
    1C-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    ソフトウェア開発の需要はますます高まるばかりだが、今日のソフトウェアの複雑さと相まって困難になってきており、このソフトウェア需要の増加に応えていくにはソフトウェア開発はより一層の効率化が必要である。ソフトウェアの開発をプログラムコードよりも一歩抽象的で人間にとって分かりやすい概念で行うことにより、開発の一層の効率化を行える可能性があり、また同時に不具合の発生率も低く抑えることが可能なはずである。本研究ではそれを実現する一手法として、プログラムの状態遷移表記(ObCLを用いた)から、プログラムコード生成を行った。状態遷移表記の「状態」に実機上での動作に関するコードを埋め込み、「遷移」に遷移条件を埋め込むことでプログラムコードを生成を行っており、問題領域を状態遷移上で分割し、状態の遷移に関する具体的なロジックを半自動的に生成することで開発の効率化を試みている。
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  • 小林 紀郎, Marin Mircea, 田仲 可昌, 漆原 秀子
    1D-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    We present a DNA sequence analyzing system for a cellular slime mold, Dictyostelium discoideum. The upstream sequences may include cis-elements which are involved in temporal and spatial regulation of transcription. Our goal is to identify the cis-elements with statistic methods. For this purpose, we have developed a distributed system. The system consists of an alignment program based on dynamic programming which estimates candidates of cis-elements on upstream sequences, and a statistical analyzer which checks if the candidate elements have a statistical property. The system supports SOAP and the components can be deployed on the web. In this paper, we mainly discuss the system design and its efficiency.
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  • Futamura Yoshihiko, Futamura Natsuhiko, Ng Jorge
    1D-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    When we sort a large data base where a key is a long string of characters, reducing the number of key comparisons is very important for a sorting method. In this paper, we show that the number of key comparisons of LOAS (Leaves Optimal Adaptive Sort) is much smaller than that of MERGESORT and QUICKSORT when the number of leaves of a given data is small. Here, the leaf of a sequence stands for an element in the sequence that does not have any smaller neighbor than it. Since LOAS is a merge-based sorting algorithm, it is very important to use an efficient merging algorithm. We propose LLCP merging method which drastically reduces the number of key accesses when a key is a long character string.
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  • 伍 偉鴻, 二村 良彦
    1D-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    現在,実際的に高速とされている文字列専用ソーティングアルゴリズムとしてラディクスソートが知られている.しかし,Multikey Quicksort(MKQ)とBurstsort(Burst)がラディクスソートより高性能を持つと報告された.その要因はラディクスソートがソート過程中に大量なキャッシュミスを起こすからだと考えられる。本稿では,キャッシュミスを効率的に回避できるCRadixソートを提案する.長さ30,000,000の文字列ランダムデータでの性能評価では, MKQソート,CMKQソート(我々のテクニックで改良したMKQ),MSDラディクスソート,CRadixソートの5つの文字列専用アルゴリズムの中で,CRadixソートが最速で,Burstより2倍以上,MSDRより2.5倍以上,そしてMKQより6倍以上高速であることを示す.
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  • 大西 秀志, 田村 直之
    1D-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    従来,組合せ最適化問題に局所探索を適用するには,近傍関数の設計が必要であった.本論文では,問題の記述から近傍関数を自動生成する方法を提案する.提案手法の特徴は,問題の制約条件に含まれる論理的ORを利用することと,サブシステムとして既存の制約プログラミングシステムを利用することである.提案手法により,制約条件にORを含むどのような問題に対しても,近傍関数をプログラムすることなく局所探索を適用することが可能になる.評価実験によって,自動生成された近傍関数を用いた局所探索ソルバが,clp(FD)を含む既存の大域探索ソルバよりも良い解を早く発見し得ることが示された.
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  • 互野 恭智, 西山 裕之, 溝口 文雄
    2A-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    無線LAN環境の組織への導入率は年々上昇している.一方,グリットコンピューティングは効率的な情報処理を可能にするため,無線LAN環境におけるそれの実現は生産性向上の観点から有効である.しかしながら,無線LAN環境は不安定性を始め有線LANとは異なった特性を持つ.したがって,無線LAN環境の特性を考慮したスケジューリング方法が必要となる.本論では,無線LAN環境におけるグリッドコンピューティングにおいて効率的な情報処理を実現するためのコストベーススケジューリング法を提案する.さらに,実験を通じて提案手法の有効性を検証する.
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  • 大迫 勇哲, 山崎 航, 西山 裕之, 溝口 文雄
    2A-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    非均質な計算機で構成されたPCグリッドにおいて,ユーザは実行するアプリケーションにおけるタスクの特性や各計算機におけるタスクの処理時間等を考慮して計算機資源の選択を行う必要がある.しかしながら,ベンチマークソフト等で得られる各計算機の性能比と実際の処理時間から得られる性能比は合致しないことが多い.すなわち,性能値から未知の計算機資源における,タスク処理時間を予測することは難しく,本研究で対象とする非均質なグリッド上での資源選択において大きな問題となる.本研究では,タスクを処理する際に履歴情報を作成し,これを蓄積し共有することで各計算機におけるタスク処理時間をより正確に予測し,より適切な計算機資源の選択を行う方式を設計する.実際に,本方式を実装したグリッドシステム上で,分散アプリケーションである顔の老化シミュレータを実行し評価を行った.
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  • 浦野 信夫, 西山 裕之, 溝口 文雄
    2A-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    GRIDを構築するためのミドルウェアが多数存在する.しかし,その環境を使用するには各ミドルウェア固有の専門の知識を要し,またジョブの実行方式はそれぞれの仕様に依存する.本研究では,異なったミドルウェアによって構築された複数のGRIDを透過的に利用するためのインターフェースを提供する.さらに使用ポリシーをルールベースによって行うことにより,拡張性を確保すると共に,ロバストなシステムを実現する.そして本システムを使用し,創薬の分野で必要とされる医薬品候補化合物を探索する試みであるタンパク質と低分子化合物のドッキング解析を行うGRIDを利用可能にすることにより,有効性を示す.
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  • 横山 哲郎, 胡 振江, 武市 正人
    2B-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    We present an embedded domain specific language for specifyingprogram transformations. The language is implemented as a monadic combinatorlibrary in Haskell. The transformations are done at compile time using themechanism of Template Haskell. The library provides a modular way to structureabstract and intuitive transformation strategies by higher-order matching andmonadic programming.
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  • 浜名 誠
    2B-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    ΣモノイドとはFiore,Plotkin,Turiらによって提案された変数束縛と代入の機構を持つ言語の代数的モデルである。本論文では、このモデルから具体的な「言語」を構成する。これは数学的には、代数的な自由生成によってΣモノイドを構成することによる。結果として得られる言語は、自動証明システムやプログラム変換でよく用いられる高階抽象構文と呼ばれるものに類似した言語であるが、いくつかの点で拡張されており、また付随する代入操作を統一的に説明することが可能である。このことを示すために、同様の目的を持ついくつかの具体的な形式的体系とこの言語を比較して考察する。これにより、この言語が「メタ変数」と「明示的環境」とみなすことができる構文的要素を自然に持つことをみる。また、特にλ計算を文脈の「穴」で拡張した体系との興味深い一致を示す。
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  • 坂本 邦彦, 青戸 等人, 外山 芳人
    2B-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    関数型プログラムの効果的なプログラム変換法として融合変換が知られている.一方,帰納的定理の強力な自動証明法として書き換え帰納法がある.本論文では,定理自動証明法である書き換え帰納法をもちいてプログラムの融合変換が簡単に実現できることを示す.書き換え帰納法に基づく融合変換システムの特徴は,自動証明システムとプログラム変換システムが一体化しているため,プログラム変換に必要な補題を自動証明しながら変換を進めることが可能となることである.さらに,我々の実装はS式書き換えシステムに基づいているため,S式の表現力を生かした高階プログラムの融合変換も簡単に実現できる.ここでは,さまざまな例に対する変換実験を通して,我々の提案したプログラム変換法の有効性を明らかにする.
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  • 徳門 敦, 趙 建軍
    2C-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Points-to解析は,プログラムを静的に解析し,参照変数,またはフィールドとそれによって指し示されるオブジェクトのセットを決定する.AspectJは,オブジェクト指向言語であるJavaを拡張した言語であり,アスペクト指向プログラミングのモジュール機能“アスペクト”を利用することができる.本稿では,AspectJのpoints-to解析手法として,クラス-アスペクト間の関係情報の事前構築,およびその情報を参照する処理の追加によるJavaのpoints-to解析手法からの拡張を提案する.
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  • 立沢 秀晃
    2C-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では型付き関数型言語を基にしたアスペクト指向言語を提案する。アスペクト指向機構部分はJavaを基にしたアスペクト指向言語AspectJにならい、ポイントカット・アドバイス機構と型拡張機構を持つ。本稿ではそれらの機構の設計と、その際に見られた関数型言語特有の問題点および解決策について述べる。
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  • 山田 聖, 渡部 卓雄
    2C-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    オブジェクト指向言語における契約による設計(Design by Contract)では,各メソッドに対して,事前条件,事後条件という形で契約(仕様)を与え,プログラムを開発する.このような設計では,表明数が増加し更に個々の表明も複雑になり,仕様が大規模になるため,仕様の一貫性を保ち続けることが難しくなる.これに対処するため,本研究では,大規模な仕様の部分仕様をアスペクトと見なすことで,仕様を分割記述できる,アスペクト指向的モジュール化方式を提案する.また,モジュール記述から状態遷移モデルを抽出し,モデルチェックを行う方法について述べる.
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  • 網代 育大
    2D-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Java プログラムの「異常挙動」を検出することでソフトウェア障害の原因を特定するためのプロトタイプシステム Drms および Drv を開発した。Drms と Drv は、プログラム実行時のメソッド呼出しとフィールド変数の値の変化をそれぞれ解析し、通常の呼出し系列や通常の値から(大きく)外れた挙動をはずれ値として検出する。これにより、通常とは異なる挙動を示すメソッドや変数、あるいは挙動の原因となった入力や呼出し元のメソッドを障害の原因とみなすことができる。
    本稿では、両システムの動作を実例を用いて説明する。また、実稼働中のソフトウェアに対する本手法の適用や、異常と障害との関係について論じる。
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  • 孝壽 俊彦, 高田 眞吾, 土居 範久
    2D-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    プログラムの逆実行とは,実行中のプログラムの状態を,現時点よりも過去の時点での状態に巻戻す機能のことである.このような機能を提供するデバッガのことを,可逆デバッガと呼ぶ.本研究ではDynamic Translationを利用し,C言語で記述されたプログラムの逆実行を実現する手法を提案する.Dynamic Translationとは,プログラムを仮想マシン上で,コード変換を行いながら実行する手法である.これは従来の手法と比べて,次のような利点がある:(1)高速な実行が可能である,(2)メモリが許す限り,任意のコードを逆実行することができる,(3)柔軟性が非常に高い.以上のデバッガを実装し,有効性を確認した.
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  • 中川 孔人, 萩谷 昌巳, ポッター リチャード
    2D-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    対話的システムは、誤操作の修正手段としてユーザにUndo機能を提供するが、その適用範囲は各々のアプリケーションに限られる。SBUMLは、仮想計算機User-Mode Linuxを拡張し、Linuxの複数の計算状態を保存、再実行できるようにしたものである。SBUMLを用いて、オペレーティングシステムレベルにおける、より汎用的なUndo機能を実現することが可能である。通常のアプリケーションのそれと異なり、サーバのインストールのような、本来不可逆な操作をもUndoできる。このようなUndoに基づいて、使い勝手の良いバックアップ機能のみならず、様々な応用が考えられる。その一つとして我々は、GNUデバッガの拡張を提案し、いかにデバッグ効率を向上させるかについて述べる。
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  • 李 しん, 小川 瑞史
    3A-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Proxy certificate is introduced to ensure dynamic delegation andsingle-sign-on for grid computing. With delegation, proxy certificate path verification is needed foreach mutual authentication process. Apparently it is time-consuming, mechanically repeated. In particular, it is hard to keep a long proxy certificate path.In this paper, we propose Proxy Certificate Trust List (PCTL) that records the delegation trace and simplifies the certificate path verification. The mechanism of PCTL is based on the traditional Public Key Infrastructure (PKI), and the required modification on SSL/TLS protocol and Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) schema is kept minimum.
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  • 小泉 芳, 小池 英樹, 安村 通晃
    3A-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    進化し続けているコンピュ?タウイルスの中で,ウイルス同士による補食関係が近年多く見られるようになった.本研究では、実際の被食ウイルスの観測数の説明の試みとして、天敵への防衛の概念を取り入れたワームの補食モデルを提案する.補食モデルには各ホストが従う状態遷移モデルと全体での個体数の変動を表す数理モデルがある. 捕食関係にあるウイルスのモデル化が従来研究で報告されているが, 何れも捕食ウイルスが被食ウイルスを絶滅させると報告されていた.しかし被食ウイルスであるW32.Blaster.Worm を観測した結果,補食ウイルスであるW32.Welchia.Worm に絶滅させられずに存在し続けていることが解った.これは従来モデルでは適切に説明できない. 提案モデルを用いることで被食ウイルスの観測数を適切に説明できる.
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  • 佐藤 聖規, 松井 藤五郎, 大和田 勇人
    3A-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
     ADSLなどのITインフラの普及に伴い,E-Commerce(電子商取引)が急速に普及している.しかし,現在用いられているE-Commerceの顧客認証方式は,ユーザIDとパスワードを用いており,顧客はユーザIDとパスワードは顧客自身で管理しなければならない.そのため顧客に負担を要してしまう. なりすましの虚偽の注文の被害にあう可能性もある.また,その性質上受注システムをインターネット上に設置するため,運用者の運用コストは高い. そこで本研究ではE-MailとFaxの送信を行うことで顧客認証を行い,さらにECサイトと販売管理システムを分割し,PPP通信によってインターネットから切り離された閉鎖空間を用いて,安全にデータの通信を行うシステムを提案する.
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  • 西山 裕之, 溝口 文雄
    3A-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究ではネットワークから流れ込む通信の情報と計算機のプロセスレベルの振舞いの双方を監視し,互いの情報を一つの画面で表示可能な視覚化システムを設計する.本システムは単体だけでなく複数台の計算機間の通信状況も視覚化可能であるため,不正侵入における経路追跡を可能にする.また,不正侵入により生成されたプロセス情報を表示することにより不正侵入後の振舞いを確認することができる.本研究では,実際の不正侵入ツールを用いて,LAN内における通信および振舞いの状況に対する実装実験を行った.これにより,不正侵入ツールにより生成されたプロセス等を明確にするとともに,それらのプロセスを排除することで,LAN内から不正侵入を一掃することに成功した.
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  • 藤野 卓而
    3B-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    _I_.システムの特徴
    今回のシステムの特徴を、以下に挙げたいと思います。
    (1)今のコンピュータデータの処理には、以下の処理が含まれています。
    _丸1_算術演算
    _丸2_挿入処理
    _丸3_削除処理
    _丸4_置換え処理
    _丸5_検索処理
    _丸6_抽出処理
    _丸7_結合処理
    (2)全ての処理を式で表しています。
    (3)上記の演算は算術演算と同じレベルです。_丸2_から_丸7_の演算は列演算群と呼びます。
    (4)これに対して、各種のデータ(数量データ、文字データ等)には、データ固有の演算処理があります。
    (5) この列演算のために、幾つかの新しい演算子を演算式に組み込んでいます。
    (γ,ζ,ρ,χ,φなど)
    φは数学の集合理論で、空集合を表す記号です。
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  • 中島 求, 加藤 紀夫, 上田 和紀, 水野 謙
    3B-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    LMNtalは階層的グラフ構造の書換えに基づく並行言語モデルである.LMNtalではグラフ内のリンク構造や階層化された膜構造を動的に変化させることによって,分散処理をはじめとする多様な計算を統一的かつ簡潔に記述することができる.LMNtalにおいて分散処理を実現するためには,膜と物理的な計算機をマッピングすればよいことが知られている.しかし,そのような膜を単位とする分散処理の正しく効率的な実装方法は知られていない.本発表では,膜構造を用いたLMNtal向けの効率よく協調動作する分散処理メカニズムについて説明する.我々は,本方式に基づくLMNtalの分散処理系を,Java版LMNtal逐次処理系の分散拡張によって実装した.これにより,LMNtalが分散処理を簡潔に記述できることを実証した.
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  • 花井 亮, 湯淺 太一, 岡田 慧, 稲葉 雅幸
    3B-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    ヒューマノイドをはじめとする実時間ロボットの行動ソフトウェアは,複雑化を続け,開発効率の向上が望まれている.そこで,我々は,このようなソフトウェア開発にLispを用いることで,Lispが備える対話的環境,メモリ自動管理機能等を利用した,より生産性の高い開発環境の実現を目指している.そのためには,実時間性,並列性,非同期性といった特徴を有するロボットソフトウェアに適したごみ集めが必要となる.
    本発表では,ロボットソフトウェア開発のために設計されたLisp処理系,EusLispに対して,我々が実装を行った実時間ごみ集めの概要を述べる.特に,ごみ集め処理に伴うアプリケーションプログラムの一度の停止時間の削減,飢餓状態を回避しつつ,プログラムの実行効率を高くするためのごみ集めの進め方を重点的に説明する.
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  • 加藤 紀夫, 水野 謙, 上田 和紀
    3B-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    LMNtalは無方向リンクと膜機能を特徴とする並行言語モデルであるが、諸機能の相互作用を考慮した操作的意味論の設計は、多くの議論と多角的検討を要する作業であった。本発表ではLMNtalの最新機能を紹介するとともに、意味論の設計過程で直面したいくつかの問題点について考察する。
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  • 中島 一, 亀山 幸義
    3C-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では,時間オートマトンの到達可能性解析を行なうために,実際には発火しない状態遷移を除去する手法について述べる.従来の到達可能性解析は,時間オートマトンをゾーングラフに変換しモデル検査するものだった.本手法では,遷移の発火条件の充足可能性を判定するアルゴリズムを提案する.発火条件の必要条件となるクロックの大小関係を抽出し,これを調べることで遷移の実行可能性を判定する.このアルゴリズムを用いて実行不可能な遷移を取り除き,ゾーングラフによらない到達可能性解析を行う.ゾーングラフを用いないことで,従来法よりもコストのかからない到達可能性解析を目指す.
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  • 石垣 一, 松井 藤五郎, 大和田 勇人
    3C-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Javaサーバサイドプログラムは,Webアプリケーション開発においてWebとの親和性と,オブジェクト指向言語の側面が評価され広く普及した.しかしながら,プログラムはWebサーバに配置されて始めて動作するため,プログラムの動作検証には多大な労力が必要である.本論文は,この問題に対して,Javaサーバサイドプログラムの動作検証を支援する事を目的とし,WEBアプリケーションにおけるコンポーネントとセッションの状態遷移検証手法を提案する.本手法では,プログラムを静的に解析し,時相論理を用いてモデル化及び検証を行う.最後に,提案手法に基づいた検証システムを実装し,正しく検証できることを確認した.
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  • 関戸 達彦, 萩原 茂樹, 米崎 直樹
    3C-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、プログラムの動作の意味を、そのソースコードから時相論理式として抽象化し、それを用いてデッドロックが起きることがない等の動作仕様をプログラムが満たしているかを効率的に判定する自動的な方法を提案する。特に、並行プログラムに焦点を当て、その部分的意味を論理式で表現する手続きを与えた。この手続きはプログラムの同期に関係する記述や、条件分岐の記述などの処理に関わるものの中で特に動作に影響を与える記述を境界として、コードレベルでプログラムを領域分解し、その領域間のスレッドの動きに注目することでプログラムの動作に関する意味を論理式に変換するものである。この論理式から仕様を記述した論理式が推論できるかどうかによってプログラムの正しさが検証される。
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  • 島川 昌也, 萩原 茂樹, 米崎 直樹
    3C-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    実行時検証は、実行時にシステムが満たすべき性質を満たしているかを、そこまでの実行系列より動的に検証する手法である。このような検証は、システムをモデル化したものを静的に検証するよりも少ない計算コストで行うことができ、テストや実際の運用時の情報収集に有効である。本論文では、ユーザにより記述された動作仕様を実行系列が満たしているかを調べる実行時検証手続きを与える。仕様を記述する言語として、線形時間論理に自然数時間を付与した簡単な実時間論理を扱う。これらの論理は無限の状態列をモデルとするが、実行時検証においては検証する実行系列は有限であるので、有限の解釈を与え、それを基に検証を行う。本手続きでは、実行前において仕様と等価な時間オートマトンのような構成物を作らず、実行系列を得るごとに動的に必要な部分の構成を変化させて検証を行う。
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  • 林 恒俊
    3D-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    HyperPageは、かってのHyperCardを近代化した、ユーザ指向オーサリングプログラムである。HyperPageの文書はHyperPageの集合であり、一定順に並べられる。
    いくつかのページをPage classにまとめることができる。Page class はページを継承して 機能を追加することができる。Page classから個別のデータを格納したPage instanceを生成する。
    Pageには、frame、pane、control等のオブジェクトが配置される。
    これらのページのデータはXMLによって、記述される。
    本報告では、HyperPageの基本概念について述べる。
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  • 八畑 陽平, 渡辺 喜道
    3D-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    組織における財務情報を記述したXBRL文書は,XML文書であり,財務データを記述したインスタンス文書と財務諸表の様式を定義したタクソノミから構成される。組織では,基本的なタクソノミを表現したXBRL文書を拡張・修正して,その組織専用のタクソノミを構築することが一般的である。そのため,基本となるタクソノミが改訂された場合には,その改訂に応じて組織専用のタクソノミの修正も必要となる。しかし,タクソノミの修正・再構築は人手に依存する要素が多く,非常に手間のかかる作業となる。そこで,本研究では組織用に拡張・修正されたタクソノミを生成する際に用いた基本となるタクソノミに施した変更処理を検出し,それを再利用し,改訂に対応した新しいタクソノミを半自動的に再構築する方法を提案する。変更処理を検出することにより,タクソノミの拡張箇所と修正箇所が抽出でき,XBRL文書の再構築が比較的容易に実現可能となる。
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  • 西岡 真吾, 中野 圭介, 胡 振江, 武市 正人
    3D-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    PSD (Programmable Structured Documents) は構造化文書を計算可能なプログラムとして捉えることで安全な文書処理を実現する機構である. その計算の実行(評価)は文書を保持するエディタ等のプロセスとは別の外部評価器により行われるため, 評価される文書をプロセス間で授受する効率的な手段が必要となる. By-Need DOM は外部評価器が他のプロセスが保持している文書へ効率的にアクセスするための汎用の手段を与える. By-Need DOM では, 外部評価器で文書の評価が進行し文書の一部が必要となる都度その部分のみを転送するため, 実際に転送される文書量は最小限になる. 文書の部分の指定には XPath のサブセットが使用されるため, 文書データをDOM 等により保持するサーバとの親和性は高く実装も容易である. また, By-Need DOM ではPSD の外部評価器で必要となる必要最小限のアクセスメソッドのみを実装しており, シンプルであるためその移植性は高い.
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  • 林 康史, 胡 振江, 武市 正人, 和家 伸明, 原 雅文, 大島 教雄
    3D-4
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    PSD (Programmable Structured Document) is a framework in which structured documents are edited efficiently and safely by evaluating embedded expressions in themselves. The PSD processing system we are currently developing requires an external evaluator to get the DOM data of documents held in the editor. In this work, a method to prune DOM trees is proposed to improve the performance of document manipulations by avoiding unnecessary data communication between the editor and the external evaluator. Based on information about references given by the user, it generates a pruned DOM tree, eliminating unnecessary parts for the evaluation from the original DOM tree. The mechanism of tree pruning is explained and its efficiency is evaluated using examples.
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  • 前田 直人, 登内 敏夫
    4A-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    ポリシ管理技術は自律的な分散システム管理を実現する手段として期待されている.実際のシステムへの本技術への適用を考えると,効率と安全性が重要な課題となる.そこで,本稿では,安全かつ効率的なポリシ処理を実現するフレームワークを提案する.全てのポリシを並行に処理するポリシ処理方法の場合,効率は良いが,ポリシ記述者は並行に処理されても安全なようにポリシを記述する必要があり,記述者に対する負担が大きい.一方,全てのポリシを逐次処理をするポリシ処理方法の場合,並行処理に伴う問題を考慮する必要がないため,ポリシ記述者の負担は軽減されるが,性能の点で問題がある.本稿で提案するフレームワークでは,同じ対象に対して副作用を持ったアクセスを行なう可能性のあるポリシの集合を検出し,そのようなポリシの集合に含まれる組合わせ以外の組み合わせとなるポリシの集合を並行に実行することで,効率と安全性の両方を実現する.
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  • 松田 一孝, 西岡 真吾, 胡 振江, 武市 正人
    4A-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    文書群同士,単語群同士,または文書群と単語群間の類似性を計算する手法として,連想計算による検索エンジンGETAが実現されている.ここでは,連想計算により文書群と単語群の間から最も類似度の高いn個の要素を得る問題を対象とする.
    連想計算の並列分散化は,ある確率以上で正しい結果を返す確率的な連想計算関数についてGETA上で既に行なわれているが,データである文書群と単語群のなす行列を,行か列の一方向にしか分割することができない.
    本研究では分割をデータ並列の視点から階層的に捉え,確率的な連想計算関数の再定式化を行なう.これにより行と列との両方向にデータを自由に分割できるようになる.また,データ並列の枠組を実現した並列スケルトンを用いて実装を行い,その有効性を評価する.
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  • 明石 良樹, 松崎 公紀, 岩崎 英哉, 筧 一彦, 胡 振江
    4A-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    並列プログラムを作成する難しさを緩和するため,頻繁に用いられる並列処理のパターンをあらかじめ実装しておき,そのパターンの組み合わせでプログラムを作成する「スケルトン並列プログラミング」が考案されている.プログラマは並列スケルトンと呼ばれる関数を組み合わせることによって,並列プログラムを容易に記述することができるようになる.しかし,並列スケルトンで書かれたプログラムは,必ずしも実行効率が良くないという問題点がある.本研究では,BMFという計算モデルに基づいた並列スケルトンライブラリをC++上に実装した.その上で,融合変換と呼ばれる,複数の関数呼び出しを単一の関数呼び出しに融合する手法を適用し,並列スケルトンで書かれたプログラムを最適化する機構を実現した.本発表では,並列スケルトンライブラリの実装を提案し,最適化の効果について報告する.
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  • 古川 陽, 柴山 悦哉
    4B-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    ローカルポリシーに違反するアプリケーションの実行を抑止する機構が数多く提案されているが、動的検出によるものは問題箇所で場当たり的に実行を突然アボートするなど、利用者の観点からは不便なものが多い。本稿では問題のある機能を自動的に無効にした上でアプリケーションの機能を限定して実行できる機構を提案する。モジュール化されたアプリケーションにおいて、ポリシーに違反するモジュールを静的プログラム解析により検出して自動的に切り離したり、コード埋め込みによる動的解析で実行時に該当機能が呼び出されないようにする。また、GUIアプリケーションでは、ウィジットツリーの解析により、切り離されたモジュールを呼び出しているメニューアイテムやボタンを無効にするなど、利用者が禁止された機能を選択できないようなコード変換を行う。今回、統合環境Eclipseにおいて、本機能を実装した。
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  • 櫻井 孝平, 増原 英彦, 松浦 佐江子, 古宮 誠一
    4B-2
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では連想アスペクトと呼ぶ言語機構の評価を行う. 連想アスペクトはAspectJのようなアスペクト指向プログラミング言語を拡張し, オブジェクトのグループにアスペクトのインスタンスを関連づける機構として提案されている. 連想アスペクトはオブジェクト間の協調動作のような関心事をモジュール化するのに有用であると予想されるが, 実際のアプリケーション記述でそれを確かめた例はまだない. そこで本研究では, オブジェクト指向言語で記述された複数のアプリケーションを連携させて 1つのシステムを構築する際に連想アスペクトを利用し,その有用性を他のプログラミング手法と比較する. 具体的にはテキストエディタ, コンパイラ, 開発プロジェクト管理システムを連携させて統合開発環境を構築する例を用いる.
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  • 佐藤 芳樹, 千葉 滋
    4B-3
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    Java におけるクラスの動的進化を実現するために、コンポーネント間のバージョンバリアをあらかじめ指定した兄弟クラスローダの間でだけ緩められるクラスローダ (NCL : Negligent Class Loader) を提案する。バージョンバリアとは、あるバージョンのクラスのインスタンスを別バージョンのクラスの変数へ代入させない仕組みである。Java では同じ名前でも別のクラスローダでロードされたクラスは異なるクラスとして認識され、本稿では、そのようなクラスを異なるバージョンと表現する。バージョンバリアが緩められることで、古いアプリケーションは進化のために新クラスローダによりロードされた別バージョンクラスのインスタンスを受け取れる。また、バージョンの異なるクラスのインスタンスがどちらのバージョンのクラスとしても安全にアクセスされるように、NCL は一方のバージョンがもう一方のバージョンに互換するようにクラスをロードする。
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  • 大山 恵弘, 加藤 和彦, 米澤 明憲
    4C-1
    公開日: 2005/02/01
    会議録・要旨集 フリー
    本論文では、仮想計算環境を提供するシステム(仮想環境システム)とアプリケーションの協調により仮想化処理を最適化する仕組みを提案する。具体的には最適化のためにプログラマがアプリケーション中に記述する関数呼び出しのAPI を提案する。そのAPI を通じてプログラマは自分が持つ知識を仮想環境システムに伝える。一方、仮想環境システムは伝えられた知識を用いて自身の処理を最適化する。そのAPI は多くの関数から成るが、本論文では、仮想化処理や安全性検査の投機実行を支援するための関数と将来アクセスされる可能性が高い資源の情報を伝える関数に焦点を絞って述べる。
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