1998年の教育基本法改正により、看護専門学校の卒業生が4年制大学に編入学することが可能になった。本研究は、看護専門学校から看護大学に編入した学生のライフコースに焦点を当て、分析は、Glen H, ElderとJanet Z, Gieleを参考に4つの視点に基づきおこなった。編入生のライフコース選択の基本には、社会貢献、経済的自立、前向きな生き方という積極的な生き方があり、理想の看護師像に向かって進む過程において、医療や看護教育の大学教育化という社会的変動、家族との相互作用があり、これらを通して看護系大学への編入に挑戦していた。
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