熱帯農業
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51 巻, 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • (1) 陸稲NERICAの育成
    金田 忠吉
    2007 年 51 巻 1 号 p. 1-4
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • Nguyen Thi QUYNH, 古在 豊樹
    2007 年 51 巻 1 号 p. 5-11
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    コーヒー (Coffea arabusta) 培養植物体の茎頂から1, 3, 5番目の節位の茎を各2枚の葉が付いたまま単節で切り出し外植体とし, 1/2濃度のMS寒天無糖培地を用いて, 光独立栄養条件下で生育させた.培養室棚面上において, 光量子速密度PPFを120μmol m-2s-1, 明期時間を16時間とし, 明期/暗期の温度を28/22℃, 26/26℃及び22/16℃に設定した.培養室内CO2濃度は400-450μmol mol-1とした.培養開始45日目に生育調査を行なった.22/16℃では, 節位に関わらず, 外植体の生育が劣った.日平均気温が同じである26/26℃と28/22℃の試験区間に, 外植体の生育に差が見られた.節位が同じ外植体で比較したシュートの生体重と葉面積の増加は28/22℃で, 26/26℃より大であった.シュートの伸長は, 28/22℃で他の温度条件に比べて優位に大であった.節位が茎頂から離れるに従って, 葉面積の増加は小さかった.培養開始20日目の純光合成速度 (Pn) は, 28/22℃の第1節を用いた外植体で最大となり, 22/16℃の第5節のそれで最小だった.培養開始20日目と32日目のPnは, 28/22℃で26/26℃より大きな値を示した.
  • 舟川 晋也, 南 隆昭, 林 慶一, Sivapong NARUEBAL, Chairat NOICHANA, Tawatchai PANI ...
    2007 年 51 巻 1 号 p. 12-21
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    表面流去水の発生は通常土壌侵食過程と深く関連している.本研究では, タイ国北部・東北部の異なる傾斜畑3地点において, データロガーに接続した表面流去水計測ゲージを用いて表面流去発生条件を解析した.その結果ほとんどの場合において, 降雨強度と表層土壌の水分含量が表面流去水発生に対して正に寄与していた.また砂質土壌であるコンケン調査地の降雨強度は, 細粒質土壌である北部中山間地の2地点と比べて大きく, 表面流去は雨季を通して特に明瞭な季節性を持たずに発生した.このことは, 北部2地点において, 降雨強度あるいは表層土壌の毛管飽和が雨季後期に高まるのを反映して, この期間に表面流去がより頻繁に発生するようになるのと対照的である.これらの調査地では, 単位降水量あたりに発生する表面流去水の割合が, 調査プロットの傾斜の順に増大する.しかしながら単位表面流去水あたりの土壌侵食量は, 最も傾斜の小さいコンケンの砂質土壌において高く, このことは, 砂質土壌が粘土質土壌と比べてより侵食を受けやすいことを示している.このように表面流去あるいは土壌侵食発生の危険を助長するような条件は地域によって異なるため, 営農管理にはこれら地域ごとの条件を考慮に入れる必要がある.
  • Piyanath PAGAMAS, 縄田 栄治
    2007 年 51 巻 1 号 p. 22-29
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    種了発達初期の高温の影響を明らかにするために, 種子発達期に対照及び高温条件下 (それぞれ昼温/夜温, 29±2/24±2, 36±2/27±2℃) で栽培したトウガラシ (Capsicum annuum (L.) 品種Huay Si Thon及びししとう) 種子の発芽, 活力及び貯蔵物質組成を分析した.高温は両品種の果実生長を有意に抑制した.また, 両品種とも高温条件下で発達した種子の20%以上は平たく, 黒褐色をしており, 発芽しなかった.さらに, 品種にかかわらず, 高温は種子の新鮮重・乾物重の増加を抑制したが, 種子の大きさの低下はさほど顕著ではなかった.高温条件下で発達したHuay Si Thon及びししとう種子の発芽率は, 対照区に較べ, それぞれ28%及び25%低かった.同様に, 種子活力も強制老化処理後の発芽率及び発芽速度の低下に見られるように低下した.種子タンパク含量は両品種とも種子発達初期に高く, その後成熟期まで低下し続けた.高温による顕著なタンパク含量低下は見られなかった.高温により, Huay Si Thonで40%, ししとうで50%, 種子炭水化物含量が減少した.また, 種子脂質含量も, 品種にかかわらず, 高温により半分以下に低下した.以上のことから, 種子発達期の高温処理により, トウガラシの発芽率や種子活力は顕著に低下し, その低下は種子貯蔵物質, 特に炭水化物と脂質の蓄積の抑制によってもたらされていることが示唆された.
  • Parlindungan TAMBUNAN, 馬場 繁幸, 屋 宏典
    2007 年 51 巻 1 号 p. 30-34
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 阿部 進, Gbade O. OYEDIRAN, 増永 二之, 山本 定博, 本名 俊正, 若月 利之
    2007 年 51 巻 1 号 p. 35-39
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/03/19
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