熱帯農業
Online ISSN : 2185-0259
Print ISSN : 0021-5260
ISSN-L : 0021-5260
8 巻, 3 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 高瀬 経道, 野本 俊雄, 御子柴 晴夫
    1965 年 8 巻 3 号 p. 121-125
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 片山 忠夫
    1965 年 8 巻 3 号 p. 126-131
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 後藤 正夫
    1965 年 8 巻 3 号 p. 132-134
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • ケムラー G.
    1965 年 8 巻 3 号 p. 135-139
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    F.A.O.の作物統計によると濠州の稲作は世界第1の収量を示しha当り籾6t (玄米約5t) に達し, 日本の平均の5割増となつている.今春たまたまこの地帯を旅行し, その概況を知る機会を得た.主産地はニュー・サウス・ウェールス州の南部で南緯35℃ (京都は北緯35℃) 平均気温23.6℃, 土壌は軽砂土から重粘土まで種々である.
    この地方の水稲栽培の歴史は浅く40年で, 米国カリフォルニアからカロロ種の種子をもつてきたのが始まりで, 今日栽培面積約2万haに達し, 1農家の平均栽培面積は約20ha (全耕作面積は240ha) である.
    灌漑水はマルンビッジーおよびマルレイ河より人工導入による.雨量は極めて少なく, 1農家の栽培面積は20-30ha以下に厳重に制限されている.牧草との輪作で稲作は6~7年に1回行なう.
    栽培は直播で耕起, 作土の均平をはかり, 1枚が広いので後に小畦をつくる.肥料は元肥に0~40kg/haといくらかの燐酸を施すのみで加里はやらない.9~10月に乾いた土に種子をまき, 少量の水を導入し発芽をはかり, 9~10cm・2~3葉になると灌漑し, 水深は12~22cmまでにする.生育期間の灌水, 給水量は, 1.5~2万m3/ha, 穂数はm2当り300~470, 1穂当り70完全粒, 1m2当り2.1~3.3万粒, 千粒重 (籾) はカロロ11種で約34g, したがつてha当り玄米5.7~9tに当る.
    主要品種名および1963年の収量はヤンコ農試の記録では,
    品種品籾重 (long ton/acre) 玄米 (t/ha)
    早生カロロ3.77 7.57
    カロロ11 4.21 8.45
    晩生カロロ4.27 8.58
    カルローズ4.20 8.44
    ウオンパット3.85 7.73
    ブルー・ボンネット50 2.70 5.62
    カロロ11は水稲の3/4を占め, 短粒種, カルローズは中生種で新種.現在では長粒のブルー・ボンネット50が増えつつあり, 晩生で収量は低いが価格が高い.
    イモチ病, ゴマハガレ病, 螟虫など被害がなく, 鳥害がわずかあるだけで, 粗収入は米価が約日本の1/3で, 日本の3万5千円に比し1万4千円と低く, 生産費を差引いた純収入でも日本の13, 745円より少ない8, 400円となるが, この低位は経営面積の差が補つて余りある.
    耕作は機械化され収穫物運搬以外は全部1人で行ない, 反当りの延力が1時間6分という驚くべき省力になつている.
  • 会田 嘉一郎
    1965 年 8 巻 3 号 p. 139-150
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 寺田 慎一
    1965 年 8 巻 3 号 p. 151-154
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    1962年アルトパラナ指導農場において同年4月採集した油桐の種子を7月下旬から約20日間置きに11月下旬まで6回にわたつて, また覆土は深浅によつて3段階とし1株3粒ずつ播種し, その発芽, 苗立および生育の状況から判断して播種の適期を見出そうとした.半旬別平均最高気温をみると7月下旬から9月上旬頃までは25℃以下であつたが, 次第に気温は昇つて10月上旬は26~27℃, 11月以降は30℃を越えている.土壌水分は7月下旬から11月中旬頃までは豊富のようにそれ以降はやや乏しく12月に入つて甚だしく乾燥した.1月下旬以降は比較的降雨に恵まれている.試験の結果は次のようである.
    1.7月下旬から播種を始めたが播種から所定期間における発芽率は播種期の早い程低く, また所定の発芽率に達するまでの期間は播種期の早いほど長い.これは播種期の早いほど地温が低いからであろう.
    2.覆土1cmの場合は覆土5~10cmの場合に比較して発芽当初の発芽率は高い傾向にあるが, 長期にわたると格段に低下する.これは地温は高くなるが土壌水分は不均一でまれに水分に恵まれたものが発芽し, その他は概して水分が少なく不発芽に終るためと思われる.
    3.圃場において9月5日の播種で最高気温の平均が25~26以上で土壌水分はそれほど不足しない条件下では播種から約20日で発芽する.
    4.苗立率 (播種総粒数に対する苗立個体数の割合) は大体発芽率と相並行している.また苗立株率 (総株数に対する苗立株数の割合) は各覆土とも播種期のおくれるにつれて減少している.しかし覆土5~10cmの場合は1cmの場合に比較して各播種期とも苗立株率が高く, また7月25日から9月5日までの播種では播種期のおくれからくる低減の程度は少なく, 95~100%の数値を示し欠株甚だ少ない.
    5.苗の生育すなわち樹高, 樹の太さ, 節数等は覆土の深浅にかかわらずほとんど相等しく播種期のおくれにつれて劣つてくる.しかし7月下旬から9月初旬までの播種期ではその生育の逓減度は少なく, 9月下旬以降の播種から急に低下する.樹の生育が劣り充実を欠くと寒害にかかりやすい.
    6.苗立株率が高く欠株が少ないことと, 生育が良好であることから7月下旬から9月初旬までの播種を適期と判定した.覆土1cmでは欠株が多くなるので覆土は5~10cmとすべきであり1株3粒播きが安全である.
  • 渡辺 竜雄
    1965 年 8 巻 3 号 p. 154-156
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 石井 善一
    1965 年 8 巻 3 号 p. 157-161
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 高井 泉
    1965 年 8 巻 3 号 p. 162-166
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 寺神戸 曠
    1965 年 8 巻 3 号 p. 167-170
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 田島 重雄
    1965 年 8 巻 3 号 p. 171-176
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 福田 仁志
    1965 年 8 巻 3 号 p. 176-180
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 岩田 喜雄
    1965 年 8 巻 3 号 p. 180-182
    発行日: 1965/03/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 8 巻 3 号 p. 183
    発行日: 1965年
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
feedback
Top