熱帯農業
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8 巻, 4 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 第II報貯蔵温度および貯蔵日数がひま種子並びに油の品質に及ぼす影響*
    西川 五郎, 上田 堯夫
    1965 年 8 巻 4 号 p. 185-190
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • II.ビルマの茶樹の形態について
    松下 智
    1965 年 8 巻 4 号 p. 190-193
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    ビルマ北部から採取した乾燥標本, 種子の発芽歩合および種子発芽したものについて葉の形態的調査を行ない, その結果からシャン型茶樹の分布について推察した.
    カチン州タンプレより採取した茶葉には, 葉長14cm・葉脈10対内外のものが多く, 同州の西部になるにつれ葉は大形化し, アッサム型に近づくようである.同州の東部や南部になるにつれ, 小形化しており, 南北シャン州においては中国型が多い.
    葉長の変異に比し, 側脈および鋸歯, 葉巾等には変異が少なく, 葉の大きなものにはそれらががいして多いようである.
    発芽個体については, シャン州より採取せるものには, アントキアンを含むものが多く, さらに葉の大小, 毛茸の有無等の変異が多いが, タンプレ地域より採取したものは変異が少なく, 純粋なシャン型を表わしている.以上の結果シャン型については, ビルマ北部のカチン州タンプレ近辺を中心に中国型, 西にアッサム型, 南にこの両者が混在して, 分布していると思われるが, これの確認は今後の調査検討にまつものである.
  • 山本 信一
    1965 年 8 巻 4 号 p. 193-201
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    筆者は, 1962年7月から1カ年, 単身軽装備で西アフリカのナイジェリア連邦東部州にあつて, 同国の稲作を指導した.その結果, 土壌改良と用水管理が最も重要であるとし, 上記英文の稲作改善勧告書を作成提出した。
  • (1) 分布, 立地条件について
    三木 末武, 長束 一喜
    1965 年 8 巻 4 号 p. 201-207
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    1.ハマオモトは, 日本では黒潮の流れる暖地の海浜に分布し, 万葉植物の一つで古くから知られ, 今日では単に天然記念物として大切に保存されている.
    2.ハマオモトは, 同属中花に芳香があるのと, 草丈甚だ大なるを特異点とする.
    3.ハマオモトの有毒成分は, アルカロイドの一種リコリソであるが, わが国では薬用的利用はほとんど知られていない.
    4.生態学上よりみてハマオモトの種子は比重の重い胚の部を下にして浮き, 黒潮で海浜にたどりつくものである.その分布はあたかもココヤシに似る.千葉県房総半島の仁右衛門島 (地図では波太島) が最北限の一つとして知られる.この分布限界は年平均気温15℃の等温線と, 年最低平均気温-3.5℃の線とほぼ一致し, 特に後者の等温線によく一致するとのことである.
    5.ハマオモトとその原種との生育に適する立地条件は共通と考えられる.
  • 束野 宗利
    1965 年 8 巻 4 号 p. 208-213
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 松岡 匡一, 野田 博
    1965 年 8 巻 4 号 p. 213-217
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 寺田 慎一
    1965 年 8 巻 4 号 p. 217-221
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    パラグァイ国の小麦栽培は一般に不安定であり反当り収量は少ない.これは主として気象的に不利な条件にあるためのようである.すなわち小麦作期間の気温が概して高過ぎること, また早播きすると出穂開花前後に霜害を受け, またおそ播きすると登熟期に高温と強い風雨に出会いそれぞれ被害を受け減収をきたすようである.著者はこのような不利な気象的条件にありながらも比較的安定した作柄を確保し得る播種時期を見出すために本試験を行なつたのであるが, その構想はこの地方の慣行播種期間よりさらにその巾を拡げて小麦を播種し, その生育状態および収量の導き出された試験年次の気象条件と累年の気象条件とを比較対照し本成績が累年の気象条件にもあてはまるか否かを吟味し, あるいはまたこれが累年気象に適合し特に気象的災害からのがれ得るように播種時期を考察選定しようとしたものである.すなわち播種期を4月5日よりおおよそ10日置きに6月15日まで8回に播種して, その生育収量を調査した.収量においては播種期の最も早い4月5日播きが最も少く, これより播種期がおくれるにつれて次第に増加し, 5月25日播きが最高となり, それより播種がおそくなると逆に減収してくるが, その程度は比較的少なかつた.この早播きをした程収量の少いのは冬期の凍霜害によるもので, この寒害は4月5日から4月25日播きまで見られている.一方6月以降のおそ播きの減収程度の比較的少ないのは春の気温上昇が甚だ緩慢であつて長期間に亘つて高温になりえず, また大きな風雨のような災害がなく比較的登熟が順調に進んだことによるものである.試験年次の気象と例年のそれとを比較してみると前者の冬期は特に寒さがきびしかつたのであるが, 当地方では例年とも降霜は5月から8月まで見舞い, また7月が最も寒いことには変りがないのであるから, この期間に最も寒害を受けやすい出穂開花期が出会うような播種は常に危険性があると考えなければならない.しかしてこれに相当する播種期は4月25日頃までである.また試験年次の春は比較的気温上昇が緩慢で長期間に亘つて高温になれなかつた, かつまた大風雨もなく順調であつたが例年ではこのような状態は一般に考えられないことで, 10月中下旬頃から急に高温となり風雨も多くなる機会が多いので, この時期に成熟期には入るような播種も危険性が多いと考えられる.以上から当地方においては比較的安全な播種期間は5月の1ヵ月であろうと考察する.しかしこれにしても大陸的気象下にあるので天候の異変もあることなので2~3回に分けて播種し, 思わざる被害を分散することが必要である.
  • Henry Y. NAKASONE, 諸見里 秀宰
    1965 年 8 巻 4 号 p. 222-227
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 島袋 俊一, 田盛 正雄
    1965 年 8 巻 4 号 p. 228-232
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 広瀬 又三郎
    1965 年 8 巻 4 号 p. 232-236
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 8 巻 4 号 p. 237-256
    発行日: 1965/06/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 8 巻 4 号 p. 259a
    発行日: 1965年
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 8 巻 4 号 p. 259b
    発行日: 1965年
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
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