【目 的】 薬局の管理薬剤師を対象に、薬剤師の加熱式タバコ使用者に対する禁煙支援の実態およびその必要性について調査を行った。2017年に実施した調査結果と比較することで、加熱式タバコ使用者への禁煙支援の改善状況を確認し、今後の課題を明らかとした。【方 法】 首都圏の薬局の管理薬剤師300名を対象にアンケート調査を行った(調査期間:2020年10月~同年12月)。本研究は2017年調査と比較する横断研究である。【結 果】 回収率は50.0%(150名/300名)だった。2017年調査と比較して、薬局の禁煙環境が改善し、加熱式タバコ使用者に対する禁煙支援も改善されていた。加熱式タバコ使用者への禁煙支援の必要性を感じている薬剤師も前回調査よりも多かった。しかしながら、喫煙者への禁煙支援と比較して、加熱式タバコ使用者への禁煙支援の実施率は低かった。【結 論】 薬局薬剤師による加熱式タバコ使用者への禁煙支援は3年前と比べて改善したが、さらに実施率を高める必要がある。
同一喫煙所でCOVID-19流行前後の利用者数を測定した。流行前後で利用者数は変わらず、緊急事態宣言発出中でも十分な減少は見られなかった。喫煙室内は密接であり、喫煙所廃止を検討する必要があると考えられた。
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