テクノロジーとアートとの融合が新たに注目されている。その最先端にあるのがゲームやアニメなどのメディア作品。パソコン、インターネットなどデジタル技術の発達で大きく進化してきたが、さらに次にくるものが求められている。
世界初の高輝度青色発光ダイオードを開発した中村修二・カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授らが、次世代の光デバイス用に新しいタイプの窒化ガリウム系半導体を開発、またまた世界の注目を集めている。
年々深刻化する都市部のヒートアイランド現象。その対策として期待されるビルの屋上緑化に、「保水性が高く、軽量でコンパクト」と三拍子揃った特殊な土壌を用いた、手軽で効果的な技術が登場した。
京都大学グループと画像処理機器メーカーが開発中の世界最大級のスキャナー。大画面も一挙に高速でデジタル化できるうえ、絵具の推定も可能だ。美術品の保護、研究、普及に期待される画期的な装置とソフトを生み出したのは、異分野融合開発チームだった。
充実した内容で、世界的にも注目されているインターネット・サイト「JSTバーチャル科学館」。現在、40数点のコンテンツからなり、さまざまな科学の知識を正確に、わかりやすく、そして楽しく紹介している。この科学館の新コンテンツ「惑星の旅」が人気だという。