脳卒中
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3 巻 , 2 号
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  • 大根田 玄寿
    1981 年 3 巻 2 号 p. 73-78
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 佐々木 直亮
    1981 年 3 巻 2 号 p. 79-81
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    昭和29年以来, わが国とくに東北地方住民を対象に, 脳卒中について疫学的接近を試み, その自然史の一部を明らかにしたことについて報告する.
  • 小町 喜男, 嶋本 喬, 飯田 稔, 小西 正光
    1981 年 3 巻 2 号 p. 82-85
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    わが国の脳卒中は漸次減少傾向をみせている.病型別および5歳階級別にみた年齢別の死亡率では, 脳出血は45歳以上の各年齢階層に死亡率の減少が明確に認められる.脳梗塞は60歳以上の各年齢階層に死亡率の増加がみられる.このようなわが国の脳卒中の病型変化が, 近年の生活環境の変化といかなる関係にあるかを明らかにすることは, 今後のわが国の脳卒中対策を考える上で重要である.しかし, このことを十分に行うためには, 以前からわが国に多発した脳卒中の発生要因を分析し, わが国の脳卒中の原点ともいうべきものを明らかにしておく必要がある.この原点を明確に把握した上で, 近年の生活環境の都市化が, 脳卒中の発症にいかなる影響を与えたかを検討する必要がある.
  • 森 皎祐, 古見 耕一
    1981 年 3 巻 2 号 p. 86-89
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    長年, 国民死因のトップを占め続けていた脳血管疾患が漸く, その座を悪性新生物にゆずろうとしている.その背後に, 長年の疫学調査による各種リスクファクターの抽出とそれに立脚した適確な予防対策の果した役割が大きいことは衆目のみとめるところである.
    わが国の脳卒中疫学的調査としては, 久山町研究, 大阪成人病センターによる地域, 職域別研究など大規模な調査がよく知られているが, 地域特性を重視した比較的小集団の研究も地道な成果を納めて来た.さて, これまでの疫学調査は多発地域を中心に行われる傾向が強かったが, われわれはむしろ, 発症, 死亡の少い地域の調査を通じ, 共通する発症阻止因子を抽出し, 予防に役立てようとの観点から一連の研究を行って来た.本論文の第一部では, それらの成績についてのべる.
    次に, 疾病の危険因子には, 時代とともに変遷して行く部分がある.その一つは生活環境などの変化に追随するものであり, 他は臨床医学の進歩に伴い, 新たに加って来るものである.われわれは, 近年登場し, 注目を集めている若干の生化学的物質について, 脳卒中危険因子としての意義を臨床的に評価検討して来た.第二部では, これら臨床研究の結果を中心に報告する.
    基礎調査の結果, 脳卒中死亡率が低いとみられた二町村の調査を通じ, 共通する発症阻止因子の抽出をこころみた.両地区の高血圧者の頻度は低率とはいえず, 血圧レベルのみから脳血管障害の少い事実は説明できないことが先ず明らかとなった.そこで, 両地区の対象を正常血圧, 境界域高血圧, 高血圧の三群に層別し, 高血圧以外の諸因子について検討した結果, 血清総コレステロール, 総蛋白, ビタミンEなどの値がとくに佐敷町の高血圧群で正常血圧群より有意に高く, 桧原村でも同様の傾向がみられた.これらの物質はすでに, 脳卒中発症に対し阻止的に働くことが, 直接, 間接に証明されているが, 今回の調査の結果, 高血圧があっても, これら物質の値が高いグループでは脳血管障害の発症が抑制されるという, 重要な可能性が示唆された.すなわち, これらは高血圧の血管障害作用に何らかの抑制をかけているという意味で発症阻止因子とよんでよいだろう。そのほか, 栄養素バランスのよいこと, 塩分摂取量, 飲酒量が少いことなどが注目されるが, 阻止因子と断定するにはなお追跡が必要と思われる.
    われわれは脳卒中準備状態の性格をもつ, 脳動脈硬化症を一端に, 陳旧性脳卒中を他端とする疾病スペクトルの中で, HDL・コレステロールなど最近注目されている物質がいかなる段階的変化を示して行くかを追跡し, その結果に基いて, これら物質の卒中危険因子としての意義を検討した.先ず, 脳動脈硬化症および, この状態をへて発症したとみられる穿通枝系梗塞例では, HDL・コレステロールの低下はなく, HDL以外のリポ蛋白コレステロールの増加によるatherogenic indexの上昇がみられた.すなわち, 穿通枝系梗塞の発症危険因子としては, このindexの上昇の方が意義が大といえる.一方, 皮質枝系梗塞は予めHDL・コレステロールが低い個体から発症する可能性が強く, 発症危険因子として, HDL・コレステロール低殖の意義がより大きいと思われる.次に, 動脈硬化のなり立ちと関連して諸家の注日を集めている過酸化脂質は各段階症例で有意の上昇を示し, 危険因子の一つに加えうる物質とみなされる.しかし, HDL・コレステロールと関連したα1リポ蛋白やLCAT活性はむしろ発症後における変動が著明で, 発症危険因子としての意義は低いと思われる.
  • 池田 正男
    1981 年 3 巻 2 号 p. 90-92
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 家森 幸男, 奈良 安雄, 木原 正博, 堀江 良一
    1981 年 3 巻 2 号 p. 93-96
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    脳卒中を自然発症するモデル動物 (脳卒中易発症SHR, stroke-prone SHR SHRSP, 1974) が高血圧自然発症ラット (spontaneously hypertensiv erats; SHR, 1963) より選択交配により確立されて以来, 実験病理学の新分野が開けつつある.すなわち, 人工的モデルでは不可能な, 自然に惹起される脳卒中の成因のみならず予知や予防の実験的研究が可能となったからである.高血圧性脳血管障害のモデルSHRSPに対し, 脳血栓を多発する血栓自然発症ラット (spontaneous thrombogenic rats; STR, 1978) や短期間の高脂肪食負荷で高脂血症と共に腸間膜動脈や脳底部動脈に脂肪沈着を来たす動脈硬化のモデル (arteriolipidosis-prone rats; ALR, 1976) も確立され, 脳出血, 脳血栓症, 脳動脈硬化症についての分析的研究も可能となつた (図1).
  • 尾前 照雄
    1981 年 3 巻 2 号 p. 97-99
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    脳卒中の予防には, 高血圧の管理, 治療が最も重要であるが, このことは心血管病ないし加齢現象 (aging process) とも深くかかわる問題である.近年, 脳出血のみならず脳硬塞も減少しつつあるのが世界の趨勢であるが, そのなかで高血圧の管理を如何に位置づけるかを中心に述べた.
    日本人の脳卒中とくに脳出血死は近年減少してきたことを述べた.脳卒中予防の出発点は高一血圧の予防と管理にあるが, その実行には尚多くの努力と工夫を要する.食生活をふくむ生活の調整と高血圧治療の継続がその基本である.ことにその数の多い軽症高血圧の管理上の問題点は昨今予防医学上の最重要課題の一つである.また, 高齢者に多い収縮期性高血圧のとり扱いについては明確な結論が出ていない.同時に脳虚血を招来する因子を明確にし, その除去につとむべきことに言及した.
  • 後藤 文男
    1981 年 3 巻 2 号 p. 100-102
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    脳血管障害急性期には広汎な脳循環代謝障害と共に多彩な自律神経症状を示すが, 演者らは脳循環の調節に神経性因子が重要な役割を果すことを明らかにすると共に, 脳卒中急性期には自律神経機能異常を中核とする病態生理学的悪循環が形成されている可能性を指摘し, 第5回日本脳卒中学総会特別講演において発表した.
    そこで今回は, 本症における自律神経機能を系統的に時間的経過を含めて検討し, これらとCT所見の推移を対比すると共に, 各種臨床所見および脳循環のautoregulationと自律神経機能の関係についても解明を試みた.
    以上, 脳血管障害患者においては, 自律神経機能異常と脳病変, 臨床所見脳循環 autoregulation 障害との間に密接な関係の存在することを明らかにした.これらの成績は, 前回特別講演で推論した自律神経機能異常を中核とする病態生理学的悪循環の一環を解明したものと考えられる.
  • 田崎 義昭
    1981 年 3 巻 2 号 p. 103-105
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    脳卒中の診断はCTの普及により正確なものになりつつある.しかし, 突発する本症患者に当面する実地医にとって最も重要なのはベッドサイドでの診断である.このことについては, すでに第20回日本医学会総会において述べたことがあるが, その後も更に検討を加えたので, ここにその問題点をとりあげることにした.
  • 亀山 正邦
    1981 年 3 巻 2 号 p. 106-108
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    脳硬塞の成因は,.血管, 血液性状, および血行動態の3つの面から綜合的に, 検討されることが重要である.また, 脳血管の特殊な分布形式と構造とについても, 同時に考慮される必要がある.ことに, 脳動脈系を皮質枝系と穿通枝系とに分けて検討することは, それぞれの領域の硬塞が成因を異にしている面からも重要である.以下の成績は, 浴風会病院, 東京都養育院付属病院, および京都大学老年科・神経内科における研究によるものである.剖検ないしCTによって, 診断の確実な硬塞例つみをとりあげた.
  • 沓沢 尚之, 鈴木 一夫
    1981 年 3 巻 2 号 p. 109-112
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 関本 博, 中西 正人, 中田 勲, 島田 修史, 中野 利美
    1981 年 3 巻 2 号 p. 113-119
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 荒木 五郎
    1981 年 3 巻 2 号 p. 120-122
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 平井 俊策, 森松 光紀
    1981 年 3 巻 2 号 p. 123-125
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 善太郎, 安井 信之
    1981 年 3 巻 2 号 p. 126-129
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    視床出血の臨床経過は, 視床の位置する解剖学的特徴に加え, 血腫局在及び大きさ, 進展方向は勿論のこと, 水頭症の有無, 脳室内血腫量, 血腫周囲浮腫の範囲及方向等によって決定される.続発する障害を取り除く事により生命及機能予後の改善が可能と考え, 我々は重症例に対しては手術も含めて積極的な治療を行って来た.今回は, 現在迄の我々の経験をもとに視床出血につき概説した.
  • 鈴木 二郎, 吉本 高志, 溝井 和夫, 香川 茂樹
    1981 年 3 巻 2 号 p. 130-132
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    最近の実験では, mannitolには遊離基の捕捉作用物質 (fyee radical scavenger) の作用を持つことが確かめられつつあり, また, FCは高い酸素運搬能があり直径0.1μ前後の微細粒子であることに着目し実験を行った.
    MmnitolおよびFCの単独投与に比し, 両者の併用投与は, 脳硬塞に伴うEEGの回復, 脳腫脹の抑制および出血性硬塞の抑制に明らかに有効であった.MannitolとFCの併用投与は, 実際の臨床例においても脳硬塞の新しい治療方法となる可能性が大きいものと考える.
  • 喜多村 孝一, 加川 瑞夫, 三浦 直久, 中原 明, 谷藤 誠司
    1981 年 3 巻 2 号 p. 133-135
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 川渕 純一, 貫井 英明
    1981 年 3 巻 2 号 p. 136-138
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    われわれが経験した102例のAVM症例において臨床所見および脳循環動態所見を検討し, その結果にもとついてAVMの治療方針を述べた.
  • 半田 肇, 橋本 信夫, 永田 泉, 挾間 章忠
    1981 年 3 巻 2 号 p. 139-141
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 佐野 圭司, 浅野 孝雄, 佐々木 富男
    1981 年 3 巻 2 号 p. 142-145
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2010/01/22
    ジャーナル フリー
  • 水上 公宏
    1981 年 3 巻 2 号 p. 146-149
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2010/01/22
    ジャーナル フリー
  • 田中 健蔵, 黒住 武史
    1981 年 3 巻 2 号 p. 150-152
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
  • 矢島 権八
    1981 年 3 巻 2 号 p. 153-155
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    脳卒中発生の血管病理組織学的解明の試みは, 内外共に多数にのぼり, わが国でも, 松岡らや大根田らの研究を頂点として, 多くの研究報告があり, 内外から高い評価を与えられているものも少くない.しかし, この分野の研究のみでは, 脳卒中の真の解明はいまのところ不可能で, 脳循環に関連した他分野の研究の飛躍的発展をまたなくてはならない現状にある.本講演では, このような演者の考えを根底において, 脳卒中剖検例にみられる難解な各種所見を供覧し, それらに対する率直な演者の解釈を述べ, このような現状の打破が強く望まれていることを伝え度い.
  • 1981 年 3 巻 2 号 p. 156-221
    発行日: 1981/06/25
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
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