動物の循環器
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18 巻, 18 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 木全 心一
    1985 年 18 巻 18 号 p. 1-6
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
  • 方法と応用
    萩尾 光美
    1985 年 18 巻 18 号 p. 7-21
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
  • 成牛の正常パターンについて
    山我 義則, 戸尾 祺明彦
    1985 年 18 巻 18 号 p. 22-27
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
  • 腹部臓器の正常像について
    小山 秀一, 金沢 益司, 小口 昌宏, 内野 富弥, 本好 茂一
    1985 年 18 巻 18 号 p. 28-34
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
  • 宮沢 智恵, 佐藤 貞之, 関谷 宗一郎, 堤 健, 長田 洋文
    1985 年 18 巻 18 号 p. 35-42
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    To examine vectorcardiography of left ventricular hypertrophy (LVH) in a spontaneously hypertensive rat (SHR), vectorcardiogram (VCG) was recorded from ten 30-week-old SHRs and ten age-matched Wistar rats (WR) by applying McFee-Parungao lead system for the dog.
    Arterial blood pressure (BP) was 113.25±11.83mmHg in WR and 188.43±19.17 mmHg in SHR. VCG was recorded by McFee-Parungao lead system in restrained ventral position after being anesthetized with urethan-chloralose. VCG was measured on the following parameters; orientation, magnitude and time of maximum QRS vector (Max QRSv), orientation and magnitude of maximum T vector (Max Tv), QRS-T angle and ratio of T/QRS.
    VCG in SHR was characterized by superior, posterior and leftward shift of QRS loop, prolongation of time of Max QRSv, and an increase of QRS-T angle in all planes. These observations of VCG in SHR were very similar to those of LVH due to pressure overloading in humans.
  • 特に生後90日までの波形の変化について
    久保 智, 小野 隆久, 紺谷 学, 竹内 徳彦, 寺内 幸夫, 吉田 仁夫
    1985 年 18 巻 18 号 p. 43-49
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    生後90日までの心電図の変化を17頭のビーグル種仔犬を用い追跡した。
    17頭の仔犬は心疾患をもたない親から正常に生まれたものである。
    心電図記録は標準肢誘導(I・II・III),増高単極肢導誘(aVR,aVL,aVF)で行なった。
    17頭中2頭に異常が認められたため以下の結果から省いた。
    1)心拍数は生後30~40日まで200回/分前後を示し,その後緩徐に下降し,90日後で150回/分前後になった。
    2)P波のvoltageは90日まで変化はみられず,T波は40日にかけてやや増加し,以後90日まで減少する傾向がみられた。
    3)IIIにおけるR/S比は生後間もなくは1より小さく25日後では2以上に増加した。
    4)各誘導法におけるQRS群が成犬の波形を示す日齢は2週間前後であった。
    5)生後間もない平均電気軸は右頭側(+133.5゜~-160.8゜,av.-136.5゜)を示し,90日経過時においては左尾側(+19.8°~+101.4゜,av.+52.9゜)へ移動した。
  • 岡田 大志, 栗田 徹, 小山 秀一, 左向 敏紀, 内野 富弥, 本好 茂一, 可世木 蔵人
    1985 年 18 巻 18 号 p. 50-57
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    右室肥大牛7例,左室肥大牛2例,正常育成牛11例及び搾乳牛24例を用いて,心電図の平均電気軸とQRS群の波形の変化を検討し,以下の結果を得た。
    1)ウシの平均電気軸の算出には,標準肢誘導は適当ではなく,菅野らの提唱する胸部双極誘導法(矢状面)とCV6RU-CV6LU-CV6LLを誘導点とする胸部双極誘導法(横断面)によって得られた平均電気軸とベクトル心電図の半面積ベクトルが相関した。
    2)右室肥大牛は,AB誘導のQRS群の陰性電位の増高,横断面の平均電気軸の右方変位,CV6LL及びCV6LU誘導で陰性電位の増高,CV6RL誘導で極性不定の電位の増高,CV6RU誘導で陽性電位の増高が観察された。
    3)左室肥大牛は,AB誘導のQRS群の陽性電位の増高,矢状面及び横断面の平均電気軸の尾上方及び左方変位,CV6LL及びCV6LU誘導の陽性電位の増高,CV6RL及びCV6RU誘導の極性不定の電位の増高が観察された。
    4)右室または左室肥大により,AB誘導のQRS持続時間は延長しなかった。
    5)泌乳などにより心負荷が起こるとの推測は,平均電気軸では証明されなかった。
  • 村上 隆之, 萩尾 光美, 那須 哲夫, 斎藤 勇夫
    1985 年 18 巻 18 号 p. 58-64
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/03/05
    ジャーナル フリー
    ウシの奇形心108例中15例(13.9%)に両大血管右室起始(DORV)が認められ,その出現率はこれまでに報告されているヒトや他の動物より著しく高かった。
    著者らの観察例に過去の他の報告例を加えたウシのDORVを心室中隔欠損(VSD)の有無およびVSDの位置によって分類し,ヒトの場合と比較した。ウシでは大動脈下VSDを伴なうDORVがヒトの場合と同様に最も多かった。しかし,VSDを伴なわないDORVと両大血管から離れた位置にVSDが存在するDORVはヒトの場合よりもウシのほうが多かった。
  • 山我 義則, 渋井 郁夫, 安田 準, 戸尾 祺明彦, 佐藤 博
    1985 年 18 巻 18 号 p. 65-75
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/03/05
    ジャーナル フリー
    僧帽弁閉鎖不全症および慢性肝障害の馬1例を超音波学的に観察した。心エコー図所見として,僧帽弁の肥厚・逸脱・B-B'step,心4腔の拡張,心室壁運動亢進を認めた。さらにコントラスト心エコー法により三尖弁閉鎖不全併発を,Mモード心音・心エコー法により第III音開始点に一致するcheck pointを心室壁に認めた。
    腹部超音波検査では肝臓のうっ血腫大,辺縁鈍化,肝静脈拡張,血様腹水像を認めた。また“肝内性胆管細胞性線維腺腫症”による線維化巣の所見として肝表面の波状像,肝実質コエーレベルの高度上昇を観察し,ヒストグラム解析も試みた。
  • 竹村 直行, 高澤 浩輔, 志村 正美, 小山 秀一, 左向 敏紀, 内野 富弥, 本好 茂一, 可世木 蔵人
    1985 年 18 巻 18 号 p. 76-83
    発行日: 1985年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    12頭の乳牛を用いて各種投与方法によって硫酸キニジンを経口及び静脈内注射で投与した。血漿中キニジン濃度はCRAMERらの方法,各種臓器中キニジン濃度はKELSEYらの方法を一部変更し測定した。そして各臓器中のキニジン濃度から投与方法を検討し,以下の結果を得た。
    1)各種投与方法のうち,漸減法が最も安全で効果的であった。
    2)心筋中キニジン濃度と死亡時血漿中キニジン濃度との間に相関(r=0.768)が見られた。血漿中キニジン濃度から心筋中キニジン濃度を推定する事は可能と思われた。
    3)キニジンは脳内へも分布し,さらに直接的な作用によりcinchonismの発現に関与しているものと考えられた。
    4)キニジンは胎盤を通過し胎仔にも分布することが確認された。
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