動物の循環器
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27 巻, 1 号
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  • 菅野 茂
    1994 年 27 巻 1 号 p. 1-3
    発行日: 1994年
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
  • 高尾 篤良
    1994 年 27 巻 1 号 p. 4-8
    発行日: 1994年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
  • 陰山 敏昭, 武藤 眞, 若尾 義人, 岡本 卓二, 御子柴 りほ, 中山 智宏, 渡辺 俊文, 鈴木 立雄, 高橋 貢
    1994 年 27 巻 1 号 p. 9-18
    発行日: 1994年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    超音波パルスドプラ法におけるサンプルボリュームの設定位置の相違による血流波形の変化を知る目的で, 正常犬31頭を用い, 薬物による鎮静は行わず, 僧帽弁と三尖弁の弁輪部および弁口部 (それぞれ2ヵ所), 大動脈弁, 肺動脈弁付近 (それぞれ3ヵ所) にサンプルボリュームを設定し血流を計測した。その結果, 同一弁付近においてもサンプルボリュームの位置が異なるとpeak速度等に有意な差が認められることが明らかとなった。また, 心拍数の変化と駆出時間には強い相関が認められた。したがって, 超音波パルスドプラ法による血流測定に際しては, サンプルボリュームの設定位置および心拍数を明確にする必要性があることが示唆された。
  • I.マウスおよびラット
    内山 陽介, 桑原 正貴, 局 博一, 菅野 茂
    1994 年 27 巻 1 号 p. 19-32
    発行日: 1994年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    実験動物として汎用されている小型げっ歯類のうち, 今回はマウスおよびラットを対象として, 出生直後 (0日齢) から成熟期 (90日齢) に至る発育過程における心拍数および心電図波形の変化を比較検討した。
    1) 心拍数の推移
    マウスおよびラットのいずれも出生直後から21日, 30日齢までは漸増し,それ以降はやや減少傾向を示して推移した。
    2) 興奮伝導時間の推移
    PR間隔およびQT間隔は21日齢ないし30日齢頃までは加齢にともなって短縮する傾向を示し, その後はほぼ一定に推移した。QRS持続時間は加齢によるごく軽微な延長を示すに留まった。また, RR間隔とPR, QT間隔との問には有意な正の相関関係が認められた。
    3) 振幅の変化
    P, R, S, Tのいずれの棘波の振幅についても出生後, 加齢にともなって増高し, 21日齢前後に最高値に達した後は徐々に減高する傾向を示した。
    4) 平均QRS電気軸の推移
    両動物種とも生後の発育に従って右軸方向から左軸方向に偏位する傾向を示した。
    5) ST-T部分の変化
    両動物種においても新生仔期には明瞭なST-segmentが認められたが,成長にともなって次第に消失した。マウスでは14日齢で完全に消失し, ラットでは, 21日齢前後にST-segmentが不明瞭になったが, ST-junctionの形で引続き残存する個体も観察された。
  • 大宮 功久, 關根 隆義, 小暮 一雄
    1994 年 27 巻 1 号 p. 33-36
    発行日: 1994年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    症例は,短毛雑種猫,雌,5歳。咳・呼吸速迫を主訴に来院。右4肋間胸骨縁に最強点を有す全収縮期性雑音を聴取。X線上,心拡大,肺血流増加を認めた。心電図上,不完全右脚ブロックパターンを伴う両心室肥大が認められた。超音波検査により,三尖弁直下の膜様部に6mmの欠損孔を認め,膜性部心室中隔欠損症と診断した。
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