日本血管外科学会雑誌
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15 巻 , 2 号
選択された号の論文の80件中1~50を表示しています
原著
  • 小櫃 由樹生, 重松 宏, 内山 裕智, 岩橋 徹, 中本 壽宏, 渡部 芳子, 槇村 進, 小泉 信達, 川口 聡
    15 巻 (2006) 2 号 p. 55-58
    公開日: 2007/06/08
    ジャーナル フリー
    重複大動脈瘤に対する低侵襲治療を目的として, 従来の人工血管置換術と経カテーテル的人工血管内挿術 (EVG: endovascular grafting) を組み合わせたハイブリッド手術を施行し, その手技と成績について検討した. 1995年以降に手術を行った胸部大動脈瘤766例 (外科手術 : 253, EVG : 513) のうち, ハイブリッド手術を行った重複大動脈瘤14例 (真性瘤 : 10, 真性瘤+解離 : 3, 解離 : 1) を対象とした. 手術は胸部下行・腹部の6例を一期的に, 他の8例を分割手術で行った. EVGはステンレス鋼製Z stentをポリエステル人工血管で被覆したステントグラフトを作成し, これを大腿動脈より目的部位に内挿した. 一期的手術6例は腹部大動脈置換術を行い, ステントグラフトを大腿動脈より胸部下行大動脈に内挿した. 分割手術8例における置換部位は1例の重複を含めた全弓部6例, 胸腹部3例で, ステントグラフトの内挿部位は胸部下行および胸腹部であった. 初回手術から二期的手術までの期間は2週間~1.8年で, 8例中5例の二期的手術を1カ月以内に行い得た. 先行手術が全弓部置換術であった5例では二期的EVGの際にelephant trunkを中枢側landing zoneとして利用した. 一期的に腹部置換とEVGを行った1例をMRSA感染にて失ったが, 他の13例の術後経過は良好で, 観察期間中 (術後1カ月~88カ月, 平均42カ月) に吻合部合併症やendoleak, migrationによる瘤径の拡大などを認めなかった. 外科手術とEVGを組み合わせたハイブリッド手術は重複大動脈瘤に対する一期的あるいは早期の二期的手術の低侵襲化を可能にし, 有効な方法であった.
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  • 出口 順夫, 宮原 拓也, 浦部 豪, 高山 利夫, 永吉 実紀子, 赤木 大輔, 山本 晃太, 木村 秀生, 重松 邦広, 重松 宏, 宮 ...
    15 巻 (2006) 2 号 p. 59-63
    公開日: 2007/06/08
    ジャーナル フリー
    静脈血栓塞栓症 (VTE) は周術期における重大な合併症の一つであるがIVCフィルター (inferior Vena Cava filter) の周術期の予防効果については十分な検討がなされていない. 今回, 私たちは, 2003年1月1日より2005年12月31日まで当科に受診したVTE症例187例のうち, 術前に画像上VTEが確認され手術が施行された32症例 (IVCフィルター群 (F群, 永久型9, 一時型10, 計n=19), 非フィルター群 (NF群, n=13) を対象とし, 周術期合併症, 肺血栓塞栓の発生, および遠隔期の合併症を検討しIVCフィルターの肺塞栓予防効果について検討した. 平均年齢は58.5歳 (男7例, 女25例) で, 基礎疾患は, 婦人科疾患11, 一般外科疾患9, 整形外科疾患6, 泌尿器科疾患, 脳外科疾患, 形成外科疾患が各2であった. 術前D-dimer値と術前DVT分布より, 血栓の程度に差はないと考えられた. また, 手術時間, 出血量, 離床時期より両群間に手術侵襲は差がないと考えられた. 両群とも致死的合併症や抗凝固療法由来の合併症は発生しなかった. F群には, 挿入時PE1, 急性下大静脈閉塞1, 右房内migration1, 連結部破損1が発生していた. 遠隔期で, F群 (永久型) に肺梗塞1, IVC血栓閉塞2が認められた. 少数例の検討ではあるが, 術前からVTEを発症している症例について, IVCフィルターの有効性は認められなかった. 今後, エビデンスに基づいた厳密な適応の設定と, とくに一時型での製品の改善が必要と考えられた.
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抄録
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