日本血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-767X
Print ISSN : 0918-6778
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症例
  • 野中 謙太朗, 岡留 淳, 末松 延裕, 松本 俊一, 伊東 啓行
    2018 年 27 巻 6 号 p. 431-435
    発行日: 2018/11/10
    公開日: 2018/11/09
    ジャーナル フリー

    症例は37歳女性.12歳時にSLE・ループス腎炎の診断となり,17歳時より維持透析中であった.28歳時に最大短径約60 mmのAAAを指摘され,瘤の形状やアクセスの高度石灰化,右外腸骨動脈閉塞などのため,数施設でopen repairを勧められたが,本人の同意を得られず経過観察となっていた.今回瘤径が短径90 mm大にまで達したため,当科を紹介受診.EVARでの治療が可能と判断し,EVARおよび右外腸骨動脈血管内治療を施行した.術後造影CTでエンドリークのないことを確認し,経過良好で自宅退院となった.術後2年,現在に至るまでエンドリークは認めず,瘤も縮小傾向で,跛行症状の再燃も認めてない.今回SLE若年女性に発症した巨大な腹部大動脈瘤に対し,手技的工夫を加えたEVARにて治療を完遂し得た症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

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