日本水処理生物学会誌
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23 巻, 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • “BOD除去および窒素除去”
    上原 義昭, 佐藤 重和
    1987 年 23 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 1987/06/30
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
    生し尿嫌気性消化脱離液の低希釈処理における上向流式酸素活性汚泥法の適用性に関する基礎実験を行いよい成績を得た。5倍気釈処理実験では, BOD容積負荷1.59kg/m3・日, BOD除去率92%, 処理水BOD26mg/lを得た。また, BOD-SS負荷0.072kg/sskg・日で硝化率77%, 脱窒率97%が十分期待できた。更に, 2倍希釈処理実験では, BOD容積負荷2.37kg/m3・日, BOD除去率80%, 処理水BOD105mg/lを得た。これは処理水を公共下水道排除にするに十分満足するものである。
  • 上原 義昭, 佐藤 重和
    1987 年 23 巻 1 号 p. 12-26
    発行日: 1987/06/30
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
    生活系排水, 各種の排水処理への上向流式酸素活性汚泥法の適用のため, 今回, 散気管の細孔径, 長さ, 水深, 設置の方法, 散気筒の径, 供給酸素濃度など基礎的設計要素について検討を行った。その結果, 酸素溶解効率の高い条件は, 散気筒を細く, 水深を深く, 更に散気管の細孔径は300~500μ, 長さは100~150mmの条件で横型にすると酸素の溶解効率の高い供給ができることがわかった。また, 生活系排水処理のその後の調査知見や生物相の調査知見についても報告する。
  • 福島 博, 小林 艶子, 大塚 晴江
    1987 年 23 巻 1 号 p. 27-33
    発行日: 1987/06/30
    公開日: 2010/12/09
    ジャーナル フリー
    クスコ (ペルー) で1986年8月に採取した308個体を研究に用いた。
    ケイ殻の両端部は突出するが, その程度は種々である。背縁は強く湾出する。腹縁中央部は弱く湾出するか, ほぼ真直かが多いが, 一部の個体 (8.7%) は弱く湾入する。このような形質は従来の記録にないが, 図示している研究者が希にある。
    背側の中心域に遊離点のある個体が少数 (8.4%) 観察されたが, このような形質を記した記載がないし, また, 図も見当らない。
    腹側中心域の遊離点のない個体は43.7%, 1個ある個体は55.3%, 2個ある個体は1.0%である。多くの研究者は腹側に1または2つの遊離点の存在を記している。
    中心域を構成する横条線で, 目立って短いものが存在することは記録されてないが, 今回の試料では7.8%の個体で観察される。
    ケイ殻長16.0~31.0μm, モード24.0~25.5μm, 幅7~8.5μm, モード7.5μmで, 従来の記録中に入っている。横条線密度 (本数/10μm) は中央部背側9~14本, モード10本, 腹側9~14本, モード11本, 両端部背側10~14本, モード12本, 腹側10~15本, モード12本で従来の記録より大きい値も小さい値も観察された。
  • 福島 博, 小林 艶子, 大塚 晴江
    1987 年 23 巻 1 号 p. 34-41
    発行日: 1987/06/30
    公開日: 2010/12/09
    ジャーナル フリー
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