日本水処理生物学会誌
Online ISSN : 1881-0438
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52 巻, 2 号
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報文
  • 清水 和哉, 内海 真生, 岡野 邦宏, 板山 朋聡, 岩見 徳雄, 間世田 英明, 木平 浩之, 李 潔明, 稲森 悠平, 張 振亜, 杉 ...
    原稿種別: 報文
    2016 年 52 巻 2 号 p. 35-43
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/03/10
    ジャーナル フリー
    有毒物質産生藍藻類によるブルームは、世界的な公衆衛生上の問題となっている。藍藻類捕食原生動物や微小動物が高密度に生物学的浄水処理装置内の生物膜に存在する際には、有毒物質産生藍藻類は効果的に除去される。本論文において、鞭毛虫Monas guttulaの担体としてセラミックを用いることにより、M. guttulaの効果的な増殖と有毒物質産生藍藻類Microcystis aeruginosaの効果的な減少を確認した。さらに、セラミック担体をM. guttulaの生息場所とさせた連続処理実験において、Microcystis aeruginosa細胞およびmicrocystin-LRをそれぞれ平均94%と平均75%で除去を達成した。以上から、セラミック担体を用いた生物処理法は、効率的に環境水濃度レベルのMicrocystis細胞密度とmicrocystin-LRの同時除去を行うことができた。
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