電子情報メディアが急速に伸び, 印刷業界に技術革新が進んでいる。また, 消費者の価値感の多様化にともない印刷物についても差別化要求が強くなってきている。去る2月25日, 神田の学士会館において, 色材協会関東支部主催, 紙パルプ技術協会, 高分子学会, 日本印刷学会, 日本化学会協賛のもとに, 『21世紀にむけて印刷インキの課題』と題して印刷関連の環境, 技術の現況と展望等に関しての講演会とパネル討論会がもたれた。
5名の講師により, それぞれ, 生活文化の流れとコミニュケーション, 出版印刷, 包装印刷, 軽印刷, 新聞印刷について講演があり, 引き続き夕食後, 渡辺鋼市郎 千葉大学工学部教授のコーディネーターにより, 参加者を含めた活発な自由討議が行われた。
抄録全体を表示