Journal of UOEH
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15 巻, 3 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • ―17-KS硫酸の意味するもの―
    西風 脩
    原稿種別: 講演
    1993 年15 巻3 号 p. 183-208
    発行日: 1993/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    H. Selyeはストレスをthe rate of wear and tearとした. 私たちは, 生物は無生物と異なり, エネルギー変換のもと, 摩耗(wear and tear)と修復(repair and recovery)の動的平衡においてその生を営むものとし, 生体適応能の把握は少なかれ摩耗と修復の両面よりもってすべきものとする考えのもとに, 17-OHCSを摩耗関連因子と捉え, 修復関連因子を他にもとめた. そのひとつが17-KS-Sである. 17-KS-S, 17-OHCS両者の同時測定は, ストレッサーによりもたらされた生体の歪み(適応の歪み)の把握を可能にし, 個々人の疾患の存在, 疾患に対する感受性に関る情報提供の客観的手法として有用であり, 特に今日の産業医学領域において, 医療関係者, 健康官理者に対し, 臨床検査に異常を認め得ない心理社会的ストレス下の生体におけるストレス原因の究明とその対応を提起する可能性が大きく, 本領域における本方法の適用が望まれる.
  • 井手 睦, 緒方 甫, 徳弘 昭博, 武智 秀夫
    原稿種別: 原著
    1993 年15 巻3 号 p. 209-215
    発行日: 1993/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    岡山県における脊髄損傷の発生状況を身体障害者福祉法による身体障害者手帳の公布をもとに調査した. 1988年4月から1989年3月までの1年間に人口192万人の岡山県内で発生した脊髄損傷は人口100万人あたり49.0人(外傷性は28.6人)と算出された. 年令・原因・麻痺のレベル・居住地の影響についても考察を加えた.
  • -サイコシンとペンタクロロフェノールの例についての考察-
    伊規須 英輝
    原稿種別: 総説
    1993 年15 巻3 号 p. 217-225
    発行日: 1993/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    サイコシン(psychosine)は, in vitroでは, 強力なcytochrome c oxidase活性抑制に加え, 溶血作用を示す. しかし, サイコシン分解酵素欠損のあるKrabbe病患者やモデル動物での溶血性貧血は知られていない. この"矛盾"の少なくとも一部は, 以下のようにアルブミンの作用で説明し得る. すなわち, 1)アルブミンは, 肝臓でのみ合成され, 一旦血中に放出されると他の細胞中に入らないが, 血液中には多量に存在する. 2)アルブミンはサイコシンに対し強い結合能力をもち, その効果を強力に抑制し得る. 従って, 3)たとえサイコシンが血液中に漏出しても, 血液中でサイコシンが「毒」性(溶血等)を発揮するのはきわめて困難と考えられる. 一方, 特に木材防腐用に広く用いられている人工化学物質のペンタクロロフェノール(pentachlorophenol, PCP)は, in vitroでミトコンドリアの機能障害, 形態学的変化, また溶血を引き起こす. しかし, これらもまた, アルブミンにより抑制され得る. 重篤なPCP中毒で溶血性貧血がほとんど起こらず, 乳児のPCP中毒で交換輸血が劇的効果を示したこともアルブミンの作用で説明し得る. このように, これらの「毒」物のin vitroとin vivoでの作用の差は, アルブミンの影響でかなり良く説明できる. これらのことはまた, ある種の中毒のモニタリング, さらには治療において, アルブミンに着目することが意義のある可能性を示唆している.
  • 池田 正春, 南里 宏樹, 姫野 悦郎
    原稿種別: 総説
    1993 年15 巻3 号 p. 227-236
    発行日: 1993/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    成人病予防に必要なことは今や早期発見, 早期治療(二次予防)でなく, さらに一歩進めて発病の原因を絶つことや体力づくりをすることにより発病を予防する(一次予防)ことにある. 厚生省, 労働省より健康増進政策が相次いで出され, 栄養, 運動, 休養のバランスのとれた健康的なライフスタイルの確立を目指しているが, この中でも運動を重視し, 健康づくりの大きな柱として位置づけている. この背景には運動不足, 相対的なエネルギー摂取過剰, 労働時間の短縮による余暇活用の問題また一般の人々の健康への関心の高まりなどがあげられ, 一方運動生理学の発展も大きく寄与している. しかし我が国では運動と健康や成人病の予防効果に関する科学的な報告などは乏しい状況にあり, 今後はこれらに関する研究を推進していく必要性がある. 本論では運動の健康に及ぼす効果を運動生理化学の面より述べ, 次いで高血圧の運動療法, 運動の降圧のメカニズムに言及し, 運動の生理的効果や成人病予防に対する効果について考察する.
  • 産業医科大学
    1993 年15 巻3 号 p. 237-249
    発行日: 1993/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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