Journal of UOEH
Online ISSN : 2187-2864
Print ISSN : 0387-821X
ISSN-L : 0387-821X
18 巻, 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 濱崎 隆志, 荒巻 和伸, 日田 官, 稲富 久人, 藤本 直浩, 岡村 知彦, 小津 堅輔, 杉田 篤生
    原稿種別: 原著
    1996 年18 巻4 号 p. 247-259
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    某化学工場において芳香族アミンに曝露した既往歴があり, 検査対象者となった者は438名である.この中で1949-1995年の47年間に88名が尿路上皮癌を発症し, 発症率は20.1%であった.この88名の職業性尿路上皮癌患者の芳香族アミンに対する曝露期間は平均7.40年(0.75-26.75年)で, 発症までの潜伏期間は平均26.79年(1.33-48.50年)であった.また, 発症年齢は平均52.59歳(24-79歳)であり, 近年発症者の高齢化が進んでいる.初発, 再発例を含めた尿路上皮癌発見のスクリーニング方法として尿細胞診が非常に有用であった.対象88名の発症から現在に至るまでの問題点として, 再発率が69.3%と高率であること, さらに他臓器癌の合併率が9.1%と高率にみられたことが明らかにされた.現在でもなお尿路上皮癌の新患, 再発患者が生じている.職業性尿路上皮癌患者, そして未発症の曝露既往者については今後さらに長期間の経過観察が必要であることを再確認した.
  • ― 形態計測学的研究 ―
    大西 晃生, 山本 辰紀, 赫 秋月, 韓 漫夫, 村井 由之, 池田 正人
    原稿種別: 原著
    1996 年18 巻4 号 p. 261-271
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    Brain-derived neurotrophic factor(BDNF)は, 末梢神経ではシュワン細胞および線維芽細胞で産生され, 末梢ニューロンの生存・維持, 発達および障害に伴う修復に重要な役割を果たすと判断される.本研究では, Sprague-Dawleyラットの坐骨神経に挫滅処置を加え, 組換えヒトBDNF 20 mg/kgを週3回, 4週間計12回の背部皮下投与を行った実験群(n=7)とBDNF溶解液のみを同様に投与した対照群(n=7)を対象とした.挫滅部位より遠位部で腓骨, 腓腹および脛骨神経ならびにヒラメ筋支配神経における再生神経線維を組織計測学的に評価し, BDNF投与により神経線維の再生が促進されるか否かを主として検討することを目的とした.両群間で, 体重の変化, 挫滅側の足指幅の改善度, 総有髄線維密度, 総有髄線維数, 有髄線維直径の最大値と中央値, 無髄線維密度および髄鞘と軸索に関する電子顕微鏡学的な組織計測学的パラメーターに有意差は認められなかった.一方, 有髄線維の軸索横断面積に対する髄鞘層数は実験群で対照群より有意に大きかったことより, BDNF投与によって髄鞘形成が促進されると推定された.しかし, 他の光学および電子顕微鏡学的な組織計測学的所見と合わせ検討すると, その臨床的意義は小さいと判断された.本研究の実験条件下では, BDNFが末梢神経線維の再生を促進させる作用は明らかでない.
  • 瀬戸 拓, 大和 浩, 中村 正, 保利 一, 田中 勇武
    原稿種別: 原著
    1996 年18 巻4 号 p. 273-279
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    喫煙対策が実施されていないある事務室において, 喫煙による空気環境汚染を評価することを目的に, 室内の8ヵ所における浮遊粉じん濃度と喫煙者近傍の3測定点で24時間の浮遊粉じん濃度を測定した.浮遊粉じん濃度は喫煙により明らかに上昇し, 喫煙者の周辺では事務所衛生基準規則に示された0.15 mg/m³を超えることが観察された.また, 喫煙によって発生した浮遊粉じんは拡散によって室内全体を汚染することが観察された.喫煙者と非喫煙者とが同席する事務室では, 喫煙場所を定めて適切な喫煙対策機器を設置し, 空間分煙を実施することが有効であると考えられた.
  • 唐崎 裕治
    原稿種別: 技報
    1996 年18 巻4 号 p. 281-285
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    血管病変の原因究明のためのin vitroでの実験に血管内皮細胞を大量に培養し供給していくことは大変重要である.ところが市販されている血管内皮細胞やその培養のための培養液は単価が高いため, 血管内皮細胞を十分に使用した実験を遂行するには予算的に困難なことが多い.私はヒト臍帯静脈血管内皮細胞を培養するための廉価な培養液を作り, 大量の血管内皮細胞を低コストで培養できることを可能にしたので紹介する.
  • ― 約20年間のIndex Medicusからみた文献数の変動 ―
    成松 勇人, 松岡 雅人, 伊規須 英輝
    原稿種別: 資料
    1996 年18 巻4 号 p. 287-301
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    我が国で生物学的モニタリングの対象とされる9物質, すなわち, 鉛, スチレン, トルエン, トリクロロエチレン, テトラクロロエチレン, ジメチルホルムアミド, 1,1,1-トリクロルエタン, キシレン, ヘキサンに関する文献数の変動を, 過去約20年間のIndex Medicusを用いて検討した.全期間を通して, 鉛関連論文が最も多く, 過去15年間については, トルエンがそれに次いでいる.これらの結果は, 今回の作業によって, 過去約20年間の9化学物質についての医学関係文献の主要情報(著者名, 論文名, 発表雑誌とその巻および頁, 発表年)のリストが作成できたことと合わせ, 今後のより詳細な検討の基礎になり得るものと思われる.
  • 鷲尾 昌一, 曽根 智史, 日野 義之
    原稿種別: 報告
    1996 年18 巻4 号 p. 303-305
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • リザード ソーダ
    原稿種別: 訂正
    1996 年18 巻4 号 p. 307-
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 1996 年18 巻4 号 p. 309-316
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
feedback
Top