福岡県O町において, 町主催の骨密度測定に参加し, かつ体力測定を希望した女性34名(平均年齢62.9±5.2歳)を対象に, 起居, 歩行, 手腕動作, 縄ぬけ動作の4項目から構成される生活体力の測定を行い, その生活習慣および骨密度の関連について検討した. その結果, 生活体力は肥満傾向のもので低く, 運動頻度の多いものおよび日常生活における楽しみ, 特に活動的な楽しみの項目の多い者で高いということが示された. また, 骨密度は生活体力の高いもので高い傾向を認めた. 生活体力の測定は, 特別の練習を必要としない, 疲労度が少なく安全性が高い, 日常生活動作と対応しているために, 測定結果をもとにした生活指導が容易であるなどといった特徴があり, 地域公衆衛生活動の実践にあたって有用な方法であると考えられる.
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