Journal of UOEH
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21 巻, 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 蜂須賀 研二, 筒井 由香, 小林 昌之, 岩田 昇
    原稿種別: 原著
    1999 年21 巻3 号 p. 179-189
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    在宅高齢者の日常生活満足度に関連する項目とその要因構造を明らかにするために, 北九州市八幡西区に在住する高齢者の2%を無作為に抽出して調査用紙を郵送した. 対象者のうち722名(72.5%)から有効回答が得られ, 「健康」「社会保障や年金」「身の回り動作」が日常生活満足度に関与する最も重要な項目であった. 選択率が4.5%以上である25項目に対して斜交回転を伴う主成分分析を行い, 「健康と障害」「社会環境と活動性」「経済状況」「夫婦および家庭生活の精神的安定性」「社会的交流と友達付き合い」の5要因が抽出された. これらの要因は健康に関連する生活の質の主観的領域の基本的構成となるであろう.
  • 岡井 康二, 岡井(東) 紀代香
    原稿種別: 原著
    1999 年21 巻3 号 p. 191-198
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    食品用ラッピングシートの胚発生に対する毒性を検討するために, ニワトリ胚の卵殻外発生システムを用いて無添加ポリエチレン製および添加物含有ポリ塩化ビニル製ラッピングシートの胚発生に対する影響を比較した. 前者のラッピングシートは, 胚の平均生存日数(16.0±2.9日)および最長生存日数(21日)を示し, 後者のラッピングシートの結果(11.6±2.6日および17日)に比べて良好な成績を示した. さらにポリ塩化ビニル製ラッピングシートを110℃で30分間オートクレーブ処理すると無処理のポリ塩化ビニル製ラッピングシートに比べて胚の生存率の低下が観察された. 以上の結果はニワトリ胚の卵殻外発生システムがプラスチックフィルムの胚発生に対する毒性評価の方法として有効である事が示されるとともに, 食品の包装や調理に用いられるラッピングシートの使用上の問題点が示唆された.
  • 晏 穎, 戸高 奈苗, 山村 香織, 平野 英保, 後藤 貞夫, 加藤 貴彦, 東 監, 荒井 秋晴, 村田 義隆, 東 胤昭, R. L. ...
    原稿種別: 原著
    1999 年21 巻3 号 p. 199-208
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    発癌耐性・近交系DRHラットは, 呑竜ラットより3'-メチル-4-ジメチルアミノアゾベンゼン(3'-Me-DAB)存在下で選別・樹立された. 20代にも及ぶ近交交配の間3'-Me-DABに暴露されていたにもかかわらず正常に発育し, 1年以上飼育しても自然発生腫瘍は認められない. TGF-β1の活性化に関与するマンノース6-リン酸/インスリン様成長因子Ⅱ受容体(M6p/Igf2r)遺伝子の多型性を調べたところ, エクソン48においてDRHラットはCCC(プロリン)型を示し, 呑竜ラットではGCC(アラニン)型であった. 呑竜ラットは閉鎖的集団(クローズド・コロニー)であり, それより単離されたDRHにおける多型性の起源を調べるために, さらに多数の呑竜ラットを含む実験用ラットや野性ラットを用いてM6p/Igf2r遺伝子の多型性を調べた. これらのラットに共通してM6p/Igf2r遺伝子のエクソン48の同一部位に多型性が認められたので, この部位が化学発癌物質に対するホットスポットでない限りDRHにおける多型性は3'-Me-DABによるものではないと考えられる.
  • 安田 浩, 本田 咲子, 山元 修, 旭 正一
    原稿種別: 原著
    1999 年21 巻3 号 p. 209-216
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    フッ化水素による化学熱傷は産業現場でしばしば遭遇する疾患である. その治療には局所, 全身へのカルシウム剤投与が有効であるとされている. しかし局所において受傷していつまでに外用を開始すると効果的であるかを報告した文献はない. そこでラット背部にフッ化水素熱傷面を作成し, カルシウム外用剤を種々の時間後より外用を開始した. その結果受傷3時間までに外用を開始すると対照群に比べ熱傷による壊死面積の有意な縮小が得られた。
    カルシウム外用剤は本邦では市販されていないが, その作成は比較的容易であり, フッ化水素熱傷に対しできるだけ速やかに外用を開始すべきである.
  • 成定 宏之, 中村 克己, 大成 宣弘, 村上 稔, 堀野 研二, 川波 哲, 佐藤 徹, 中野 努, 中田 肇
    原稿種別: 原著
    1999 年21 巻3 号 p. 217-226
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    通常の造影剤量にて門脈系血管の評価を必要とした場合に, dynamic MRIに引き続いて, 造影MR portographyを行うことは, 造影剤量及び薬価から不適切とされていた. 今回, 通常の造影dynamic MRIの直後に許容できるGd 0.05mmol/kgを追加投与し造影MR portographyを行うことの妥当性を検討した. 結果, 肝外門脈枝では脾静脈において不良の判定が20.7%であった以外は良好な描出であった. 肝内門脈枝では右葉枝で前後区域枝まで描出されたものが96.7%, 左葉枝でもumbilical portionまで描出されたものが82.0%であり良好な描出が得られた. 区域枝では, 肝左葉は幾分描出が劣っていたが, 肝右葉に関しては良好な描出が得られた. 血管造影(digital subtraction angiography, 以下DSA)との比較においても, 全例が同等と判定された門脈本幹を筆頭に同等な描出を示すものが多く, この方法は妥当かつ有用であると考えられる.
  • 大西 晃生, 山本 辰紀, 末永 章人
    原稿種別: 症例報告
    1999 年21 巻3 号 p. 227-234
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    左橈骨神経麻痺を初発症状とし, その後相次いで右, 左の下垂足を発症した多巣性単神経障害の41歳男性例を報告する. 神経学的所見, peripheral myelin protein (PMP)22の遺伝子検査所見, 腓腹神経の組織学的所見より遺伝性圧脆弱性ニューロパチー(以下本症)と診断された. 遺伝子検査により同一家系内には無症状の2名の保因者が見出された. 常染色体優性遺伝の本症は遺伝子診断によって確定診断が可能になった疾患であり, 比較的稀である. 本報告では, 1)橈骨神経麻痺で初発する症例は少ないこと, 2)無症候性の保因者が存在する可能性があるので, 本症の有病率の算定には十分な家系調査が重要であること, 3)保因者は本症を発症する可能性があるので, 過度の神経束の伸展, 圧迫が生じるような運動・作業を避けるように保因者を指導することが望ましいこと, などに注目した.
  • 沼田 哲也, 安部 治彦, 中島 康秀, 山元 修, 合志 清隆
    原稿種別: 症例報告
    1999 年21 巻3 号 p. 235-240
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    プロカインアミド投与開始後早期に血小板減少を伴う播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation;以下DIC)様所見と皮疹を発症し, さらに同剤再投与により同様の皮疹の再発を認めたプロカインアミドによる薬疹の一症例を経験した. 症例は70歳, 男性. 持続性心室頻拍に対しプロカインアミド(1500mg/日)経口投与10日後に, 発熱を伴う皮疹が全身に出現し, 血液検査所見は血小板減少及びDIC様所見を呈したが, プロカインアミド内服中止により皮疹及び血液検査所見は速やかに回復した. その後心室頻拍再発に対しプロカインアミドを再投与したが, 投与開始2日後に前回同様の皮疹が出現した. プロカインアミド内服中止により皮疹は速やかに回復した. プロカインアミドによるDIC様所見の合併の報告はこれまでにないが, 本剤投与により重篤な血液障害を惹起する可能性があり, 血液検査を含めた慎重な経過観察が必要である.
  • 浦野 元, 唐崎 裕治, 白幡 聡
    原稿種別: 総説
    1999 年21 巻3 号 p. 241-251
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    血液凝固系は酵素反応の連鎖による増幅反応系であり, カスケードのモデルが広く知られている. 近年, 各反応の生化学的解析や凝固系に関連する新しい因子の発見同定により, このモデルが見直されつつある. その一つは外因系と内因系との区別をせず, 外因系に始まる血液凝固がトロンビンによるⅪ因子活性化を介して持続し, この間TAFI(thrombin activatable fibrinolysis inhibitor)により線溶系が抑制されることで止血が達成されるというものである. 本稿では血液凝固系に関連する新しい知見を紹介し, 血液凝固系の現時点での理解を概説した.
  • 永田 直幹
    原稿種別: 報告
    1999 年21 巻3 号 p. 253-255
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 浦本 秀隆, 矢野 公一
    原稿種別: 報告
    1999 年21 巻3 号 p. 257-259
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • ―木粉発生装置および電動式膝関節屈伸模型肢―
    田中 迪則
    原稿種別: 報告
    1999 年21 巻3 号 p. 261-263
    発行日: 1999/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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