Journal of UOEH
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27 巻, 3 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 魚住 武則, 玉川 聡, 橋本 朋子, 辻 貞俊
    原稿種別: 原著
    2005 年27 巻3 号 p. 227-236
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    低酸素脳症後に動作性ミオクローヌスを生じた患者における律動性EMG-EEG活動をポリグラフ記録および経頭蓋的磁気刺激法を用いて検討した. 随意運動時に律動性EMG活動が認められ, それに先行して対側の中心部から同じ周波数(約50Hz)の律動性EEG活動が記録された. Clonazepam, carbamazepam, primidoneによる治療により動作性ミオクローヌスは軽減し, それとともに律動性EEG-EMG活動も消失した. 皮質におけるhyperoscillationが動作性ミオクローヌスの発現に関与していることが推測された.
  • デレック スミス, ピーター レガット
    原稿種別: 短報
    2005 年27 巻3 号 p. 237-242
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    我々はオーストラリアにおける医学生の針刺事故(NSI)の現状についてある医学校の4学年を対象に調査を行った. 調査は匿名の自己報告によって行い, 254名の解答(回収率97.3%)が得られた. その内35名の学生(13.8%)が事故を報告し, 総計41回のNSI事故があった. 性別では, NSIを報告した71.4%が女子学生で, 28.6%が男子学生であった. NAIの頻度は学年間で優位(P=0.0106)な変化が認められ, 1年生では7.3%に対し, 3年生では26.8%であった. 41回のNSIの内, 29.2%はガラス器具, 24.4%は注射針, 22.0%が手術器具, 24.4%がそれ以外の用具によるものであった. 原因器具の割合も学年により変化が見られた. 全体として, この研究はNSIがオーストラリアにおける医学教育上, 重要な問題である事を示している. そして, NSIを少なくする為の方策が, 世界中の医学教育に重要な問題として残されている. 将来NSIを予防する為に, オーストラリアおよび他の国々の医学生のおかれている立場も考慮しなければならない.
  • 唐崎 裕治, 柏崎 浩
    原稿種別: 短報
    2005 年27 巻3 号 p. 243-248
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    Peroxisome proliferator activated receptor γ(PPAR γ)は核内に存在する受容体で転写因子でもあり, 脂肪細胞の分化, 脂肪細胞特異的遺伝子の発現, 脂質代謝およびインスリン感受性受容体などとして機能している. PPAR γ にはアイソフォームPPAR γ1 とPPAR γ2 が存在する. PPAR γ2 にはN末端から12番目のアミノ酸がProからAlaの変異型が存在しており, PPAR γ2 の転写因子としての機能に変化が生じると指摘されている. そして, 肥満や糖尿病などの発症の頻度との関連性が議論されており, β3アドレナリン受容体遺伝子の仲間として倹約遺伝子の一つにあげられている. 本研究では南米アンデス地域の海抜4000m以上の高地に住むnativeボリビア人および300m以下の低地nativeボリビア人のPPAR γ2 のPro12Ala遺伝子多型性を測定し, 長期にわたって異なる生活スタイルを取ってきた両ボリビア原住民の遺伝子型の比較と肥満との関連性の考察, また他民族の遺伝子型との比較を行った. その結果, ボリビア高地および低地住民の間でPPAR γ2 のPro12Alaの遺伝子型に統計的に大きな有意差は見られたが, 肥満指数(BMI)と遺伝子型との関連性は高地, 低地の住民とも見られなかった. したがって長期にわたる生活週間の差が, ボリビア高地, 低地住民のこの遺伝子型の差に反映されたかもしれないが, PPAR γ2 が肥満関連遺伝子であるとの説は今回の研究結果からは否定的なものであった. 他民族との比較では, ボリビア人のPro12Alaの変異頻度は高く特異的であった.
  • 合志 清隆, ロバート ウォン, 東 敏昭, 加藤 貴彦, 眞野 喜洋
    原稿種別: 総説
    2005 年27 巻3 号 p. 249-261
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    減圧障害(DCI)は環境圧の低下に伴うすべての病理学的変化を含んだ一般用語として用いられている. このDCIは減圧症(DCS)と肺胞破裂による動脈ガス塞栓症(AGE)の2つの病態を含んでいる. さらに, DCSは関節や筋肉痛あるいは皮膚発赤を示すType Ⅰと呼吸循環器系や中枢神経系の傷害であるType Ⅱに分けられる. 症候学的な分類では, 脳と脊髄の傷害はそれぞれAGEとDCSとに分けられてきた. しかし, AGEないしDCSの脳の画像所見は脳血管の境界領域ないし終末枝領域の脳梗塞としてみられる. AGEとDCSにおける脳傷害は神経学的にも神経放射線学的にも差異はない. 神経学的な見地からは, これらの2つを異なった病態に分けることに無理があると判断される. また, 脳のDCIの治療は確立されてはいるが, この疾患に対して標準的な治療であるUS Navy Table 6が通常の高気圧酸素治療よりも有効であるとした報告がない. また, DCIの予防の指針である本邦の高気圧作業安全衛生規則や関連法で, 減圧表や健康診断などの項に問題があると考えられる. 例えば, 前者では90mまでの空気潜水の容認, 減圧での純酸素使用の禁止, さらに混合ガス使用の制限などであり, 後者では呼吸循環器系と中枢神経系の健診項目に不備がある.
  • 藤野 ユリ子, 室屋 和子, 佐藤 一美
    原稿種別: 報告
    2005 年27 巻3 号 p. 263-272
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 看護大学生の学生生活や対人関係に関する認識と社会的スキルの関係や影響する要因を明らかにすることである. 看護大学4年生72名を対象とし, 社会的スキルと学生生活および実習・講義・対人関係に対する認識調査を質問紙により行った. その結果, 学生生活において対人関係で苦労した時, 一人で対処する方法のみを持つ学生よりも, 複数の対処法を持つ学生の方が社会的スキルは高かった. また, アルバイト経験・クラブの複数所属・大学祭での対人関係の困難を経験した学生の方が社会的スキルを高めており, 対人関係において経験が多いことが社会的スキルを高めていることがわかった. また, 対人関係における苦手意識や実習での困難な対人関係が社会的スキルにおいて負の影響要因であったため, 実習で学生が感じる対人関係の困難状況を克服することや対人関係における苦手意識軽減のために教員が意図的に働きかけることの重要性が示唆された.
  • 小嶋 純
    原稿種別: 短報
    2005 年27 巻3 号 p. 273-278
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    作業者の動作に起因する乱れ気流が側方吸引式フードの排気効果におよぼす影響を模型およびトレーサーガスの濃度測定により検証した. 作業動作の再現として作業者前後方向に往復運動をする実物大前腕模型を作製し, 擬似作業者と見なした等身大のトルソー(上半身胴体だけの人形)およびトレーサーガス(アセトン蒸気)発生源を二種類のフードの開口部前面に配置して有機溶剤作業を模した. 濃度測定値はダミー作業者の呼吸域およびフード周辺とした. 測定の結果, 前腕動作の影響により, 吸引風速が規定の制御風速であっても曝露の可能性を生じることなどが判明した.
  • ―K市の保育施設へのアンケート調査より―
    河内 しのぶ, 濵田 裕子, 福澤 雪子
    原稿種別: 調査報告
    2005 年27 巻3 号 p. 279-293
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    地域における支援の一環としての示唆を得ることを意図し, K市における「統合保育」(障害児保育の一形態)の現状を明らかにするため, 保育所・保育園148施設にアンケート調査を行った. 有効回答は116施設から得られた. 障害児を受け入れたことがある施設は104施設(89.7%), 無い施設は12施設(10.3%)であった. 受け入れ経験のある施設が, 調査対象期間(2年6ヶ月)に受け入れた障害児の人数は275人であり, 障害の種類は, 障害の重複を含めて, 精神発達遅滞が最も多く, 次いで自閉症, 肢体不自由・脳性麻痺が多かった. 今後の課題として, 多様な障害児の個々の特徴に合わせた保育と発達段階を考慮した保育の実現には, 現場の保育士の努力に頼るだけではなく, 療育の専門家の現場への配置や療育の経験者の養成・確保が望まれる. また, 専門機関との連携をさらに密にし, 施設による受け入れ状況の差を無くすことで受け入れ体制のさらなる充実を図ることが必要であることが示唆された.
  • 馬 崇恵
    原稿種別: 報告
    2005 年27 巻3 号 p. 295-299
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    乳癌は成人女性の悪性腫瘍の中でも発生率の高い病気の一つである. 確定診断されると根治術を主に化学療法と放射線療法を併用し治療する. 私たちの病院では1990年から今までの15年間に乳癌の患者を30名治療し, 良好な成績を修めている. 本稿では手術前後の看護について報告する.
  • 産業医科大学
    原稿種別: 報告
    2005 年27 巻3 号 p. 301-302
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 産業医科大学
    原稿種別: 報告
    2005 年27 巻3 号 p. 303-304
    発行日: 2005/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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