Journal of UOEH
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31 巻, 3 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 小林 英幸
    原稿種別: 資料
    2009 年31 巻3 号 p. 219-230
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    脳微小血管に発現しているアグリンのアイソフォームを解析した. ラット大脳皮質から調製した脳微小血管は, N-末が短い(SN)アグリンと, N-末が長い(LN)アグリンの両アイソフォームmRNAを発現しており, LNアグリンが主要アイソフォームであった. ラットLNアグリンのN-末をコードする遺伝子の塩基配列を決定し, N-末には疎水性のクラスターが存在し, 分泌のためのシグナル配列と考えられた. アグリンの細胞内局在化機構におけるN-末の機能を調べるために, N-末と緑色蛍光タンパク質(GFP)融合タンパク質の発現ベクターを作成した. LN-GFPとSN-GFPをHEK293細胞に発現させると, LN-GFPは細胞外に分泌されたが, SN-GFPは細胞外には分泌されずに細胞膜に留まっていた. これらの結果から, 脳微小血管に発現されているアグリンの主要アイソフォームは細胞外へ分泌されるLNアグリンであり, 基底膜のアグリンが脳微小血管とそれに接するアストロサイトに存在するタンパク質の局在を調節していることが示唆された.
  • 岡井 康二, 岡田 岳大, 岡井(東) 紀代香, 笠原 恵美子, 井上 正康, 山下 優毅
    原稿種別: 原著
    2009 年31 巻3 号 p. 231-242
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    日本産赤米, 黒米, 白米それぞれのぬか抽出液中に存在する免疫調節活性についてマウスの免疫細胞の培養システムを用いて分析した. これらのコメぬかのメタノール抽出液はコンカナバリンA(Con A)やリポポリサッカライド(LPS)によるマウス脾臓リンパ球の増殖反応を有意に抑制した. しかし, 同様のリンパ球の培養システムにおける炎症性サイトカインの産生に対する影響を調べたところ, 赤米ぬか抽出液は, Con Aによるインターフェロンγの誘導やLPSによるインターロイキン6の誘導を高めたが, 黒米や白米のぬか抽出液は逆にこれらの炎症性サイトカインの誘導を抑制した. さらにLPSによるマウスのマクロファージ由来の炎症性サイトカインの誘導に対する米ぬか抽出液の影響を調べたところ, 黒米や白米のぬか抽出液はLPSによるインターロイキン1α(IL-1α)や腫瘍壊死因子(TNF-α)の誘導に対する抑制作用を示したが, 赤米のぬか抽出液はIL-1αの誘導に対して促進作用を示した. 以上の実験結果は日本産米ぬかメタノール抽出液中に免疫細胞の増殖反応や機能(サイトカインの産生)に影響をあたえる免疫調節物質が存在することを強く示唆している.
  • 藤尾 智紀, 城山 康, 安井 史郎, 道辻 広美, 實森 千香子, 石原 敬康, 本迫 郷宏, 植村 理, 坂本 史彦, 宮上 浩史, 上 ...
    原稿種別: 原著
    2009 年31 巻3 号 p. 243-257
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    酸化コバルトの経時的変化の検討と, 曝露濃度と尿中コバルト濃度の相関関係を検討する目的で, 調査1として男性16名を対象に1クール間の勤務日作業前後と次クールの初日作業前と最終日作業後の尿中コバルト濃度を測定した. また調査2として別の男性16名を対象に曝露濃度と作業後の尿中コバルト濃度を測定した. 調査は5日間勤務の第1, 3, 5日目に行い保護具着用のない場合のみを検討した結果, 調査1での尿中コバルト濃度は作業前に比べ作業後は増加したが, 翌日には前値に復した. 調査2の22回分のデータがプロットでき, 曝露濃度が30μg/m³以下(n=20)ではr=0.76であったことから尿中コバルト濃度は過去の曝露に大きな影響を受けないことと曝露濃度と尿中コバルト濃度の間に強い相関関係があることから, 少なくとも低濃度下では当日の曝露指標として作業後の尿中コバルト濃度は有用であると考えられる.
  • 越智 光宏, 牧野 健一郎, 和田 太, 佐伯 覚, 蜂須賀 研二
    原稿種別: 技報
    2009 年31 巻3 号 p. 259-263
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    懸垂機構付きの部分免荷歩行器(Body Weight Supported(BWS) walker)を開発した. BWS walkerはアルミ製の軽量フレーム, キャスター4個, ハーネス, ウィンチを用いた懸垂機構からなり, 1人の療法士でハーネスの装着, ウィンチによる懸垂, 歩行器を操作しながら歩行訓練を行うことができ, 重度の歩行障害をもつ患者に安全に歩行訓練を行うことができ, かつ訓練を担当する療法士の負担が少ない. この歩行器による歩行訓練では, 介助をすることよりも起立歩行の評価や指導に, より集中することができる. 既存の部分免荷システムに比べ簡便かつ安価であり, 扱いやすい点が優れている. 重度から中等度の歩行障害患者に広く適応があると考えている.
  • 八谷 百合子, 泉 博之, 大貝 晴俊, 森 晃爾
    原稿種別: 原著
    2009 年31 巻3 号 p. 265-279
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    近年, 人とコンピュータとの親和性は向上し続けている. 反面, 長時間の連続使用が可能になり精神的疲労が新たな問題となりつつある. 本研究は, 精神的疲労の評価方法を一般化することを目的として, 生理指標の解析手法として生体信号から独立成分分析(Independent Component Analysis: ICA)を用いて疲労の状態をより明確に示す信号を抽出する方法を検討した. 10名の男子大学生にVDT作業を模擬した計算作業課題を30分間負荷し, その後30分間安静にさせ, 作業成績, 疲労感, 複数の生体信号を測定し, 得られた生体信号からICAにより独立成分を抽出した結果, 主観的疲労感と相関を示し, 作業負荷・負担, 疲労, ストレスなどに関連すると考えられた. 一般的な疲労の特徴との関連についてはICAに投入する生体信号などについてさらなる検討が必要である.
  • -2001年と2008年調査の比較-
    中村 早人, 一瀬 豊日, 松本 哲朗, 戸倉 新樹
    原稿種別: 報告
    2009 年31 巻3 号 p. 281-291
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    産業医科大学の卒業生について, 産業医業務の現状と従事する産業医などの意識を把握する目的から, 調査票によるアンケート調査を2001年7月と2008年7月に行った. 産業医科大学卒業生で企業に所属する産業医および労働衛生機関に所属する医師などに対して, 調査票を送付して回答を依頼した. 調査内容は産業医などの経歴や活動内容, 業務に対する考え方などであった. 集計を行い下記の推移を得た. 1. 現在の処遇として給与や権限に関しての不満はそれぞれ29.2%から24.7%および29.9%から19.7%と減少していた. 2. 企業から期待された業務としては, 健康診断の実施とその事後措置の割合が74.7%から51.5%に低下し, メンタルヘルス対応や過労死などの会社の安全配慮義務への対応の割合がそれぞれ54.5%から85.6%および22.1%から32.4%に増加していた. 3. 産業医として勤務して感じたギャップについて, 業務自体が社内で評価されていない割合が32.5%から23.1%と低くなっている傾向が認められた. 2008年の調査から, 産業医科大学卒業生産業医の置かれている状況は7年前と比較した場合, 会社から期待される業務内容の変化がみられ, 給与や権限面での処遇および産業医業務を行う上での不満感などは改善がみられた.
  • -急性期病棟と療養病棟の比較-
    矢田 浩紀, 安部 博史, 大森 久光, 石田 康, 加藤 貴彦
    原稿種別: 報告
    2009 年31 巻3 号 p. 293-303
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    精神科の看護者のストレス要因を明らかにし, 精神科急性期病棟と精神療養病棟の看護者のストレスの質と量の違いを比較することを目的とした. 調査には, 職業性ストレス簡易調査票と精神科看護師の特有のストレス項目およびストレスに暴露される時間量に関する質問票について精神科の看護師・准看護師36名(A病院精神科急性期病棟11名とB病院精神科療養病棟25名)から回答を得た. 各下位尺度で因子分析を行い, 因子得点と項目得点にて2要因分散分析を行った結果, 職業性ストレス簡易調査票における「仕事のストレス要因」の下位尺度「雰囲気」の因子得点と「精神科におけるストレス要因」における全因子「看護における知識と技術」「実際のケア」「暴力への恐れ」「仕事の方向性」の因子得点は, 急性期病棟より療養病棟の看護者の方が有意に高くストレスが高かった.
  • 山下 慶子, 花宮 舞, 青木 隆敏
    原稿種別: 報告
    2009 年31 巻3 号 p. 305-307
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 産業医科大学
    原稿種別: プログラム
    2009 年31 巻3 号 p. 309-310
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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