Journal of UOEH
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8 巻, 4 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • ―特に, 騒音下での使用について―
    三宅 晋司, 神代 雅晴
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 391-404
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    本研究では, 交通機関内などの騒音状況下でのヘッドホンによる音楽聴取が聴覚に及ぼす影響について検討した. 札幌市内の4つの交通機関内(国鉄, 地下鉄, 路面電車, バス)および街頭と地下街を歩行中の騒音を録音し, これらを防音室内にて再生した. その中で聴力正常な女子大学生に音楽をヘッドホンにて聴取させ, その際の聴取音圧(Most Comfortable Loudness)を測定した. 被験者は7名であり, そのうち2名(A群)は, あらかじめ用意した3種類の音楽(ロック, ポピュラー, ニューミュージック)を各2曲ずつ, 他の5名(B群)は各自が自由に選んだ2曲を聴取した. また, A群については, 各音楽種類毎に, 最も大きい聴取音圧の得られた騒音条件を選び, 同一条件で30分の音楽聴取を行い, 2分後の一過性難聴(TTS2)を測定した. さらに, 騒音および音楽の1/3オクターブバンドでの周波数特性, 音圧変動(変異係数)およびうるささ(noy)を求め, 聴取音圧との関連について検討した. 聴取音圧は街頭騒音下で最も大きいことが示された. 音楽種類間では, 聴取音圧に有意差は認められなかったが, 最も大きい聴取音圧はロックに対して見られた. TTSでは20dB近い値が一耳に認められ, 騒音状況下でのヘッドホンの使用の危険性が示唆された.
  • 中島 民治
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 405-410
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    中部九州人男性の大孔を局所解剖学的に, 観察および計測にもとづく研究を行った. 中部九州人男性の大孔形態のうち二重半円形の頻度が最も高く, この結果はドイツ人成人の頻度と差がなかった. 中部九州人男性の大孔の幅と指数は, 他人種と有意の差はないが, 長さは他の集団に比べて統計的に有意に短かった. 喜界島民の大孔長の平均値は, 日本人集団の中で最も長かった.
  • 中島 民治
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 411-414
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    過短頭型を示す北九州市在住の女子学生の頭部計測値を約30年前に計測された北部九州農村女性の頭部計測値と比較したところ, 頭最大幅および頭指数はいずれも, 北部九州在住の農村女性よりも有意差をもって大きかったが, 頭最大長は有意差を示さなかった. 北九州市在住の女子学生の頭指数は過短頭型, 87.0%であったが, 北部九州在住の農村女性は短頭型81.01%および81.10%であった. 北九州市在住の女子学生の頭指数の増加は, 現代人の短頭化現象の1例である.
  • 第二報 胃集検未受診の理由
    赤松 直樹, 井手 睦, 上田 陽一, 近藤 義政, 中村 昌太郎, 森 朋子, 荻本 逸郎, 吉村 健清
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 415-422
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    自記式調査票を用いて, 地域住民(福岡県M町)を対象に, 胃集検未受診の理由を調査した. 3年間全く胃の検査を受けなかった1159人のうち, 指示通り回答が得られた638人を解析した. ここでは, 未受診の理由を不要型・拒否型・困難型・その他の4つに大別した. 未受診の理由は男女とも困難型が最も高く, 次いで不要型, 拒否型の順であった. 60才未満もしくは有職者は, 困難型を理由にするものが最も多い. 一方, 高齢者では不要型の理由が多い. 拒否型は他の理由に比べ最も少なかったが, 各年齢階層とも女が男に比べ拒否型が多い. 以上のように未受診の理由は集団によって異なるので, 受診率向上のためにはそれぞれの集団によって異なった対策をたてるべきである.
  • 二階堂 義彦, 菊原 浩之, 吉田 真一, 水口 康雄, 田辺 忠夫
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 423-428
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    ヒトの肺炎の原因菌の一種であるLegionella pneumophilaは, 空調冷却塔(cooling tower)の水に生息することが知られている. 我々は昭和61年7月, 本学の冷却塔の水よりLegionelia属菌の分離を試みた. 12基より冷却水を採取し酸処理後, Legionelia属菌の選択培地であるWadowsky-Yee-Okuda(WYO)培地に塗布した結果3基より1,000-2,000 colony forming unit(CFU)/lのL.pneumophilaを検出した. 本邦における従来の報告と比較して, 冷却塔からの検出率は低かったが次亜塩素酸ナトリウムによる消毒中のcooling towerからも検出されている点が今後の問題点と考える.
  • 上田 陽一, 河南 洋, 山下 博
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 429-435
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    ウレタン・α-クロラロース麻酔下のラットを用いて, 視床下部室傍核(PVN)バゾプレッシン(AVP)分泌ニューロンの神経活動に及ぼす胃の機械的拡張の効果を調べた. 下垂体後葉に投射する神経分泌ニューロンのうち, 相動性自発放電パターンによって同定したAVP分泌ニューロンの約半数は, 胃の拡張によって, その神経活動が抑制された. 左頚部迷走神経幹を切断すると, この抑制反応が完全に消失した. また, 腹腔内に留置したバルーンの拡張によっては変化が見られなかった. これとは対照的に, 非相動性自発放電パターンを示すもの(主にオキシトシン分泌ニューロンと考えられる)の大部分は, 胃の拡張によって影響を受けなかった. これらの結果は, 胃の機械的受容器からの感覚情報がPVNのAVP分泌ニューロンの活動を選択的に抑制することを示し, 胃からの求心性情報が飲水後のAVP放出の早期の抑制に関与していることを示唆している.
  • 渡辺 秀幸, 中田 肇, 吉松 博
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 437-442
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    悪性胸腺腫6例のCT所見を良性胸腺腫8例を対照に分析し, 両者の鑑別に対するコンピュータ断層(CT)の有用性を検討した. 1)悪性胸腺腫6例中3例が扁平な形態を示したのに対して良性胸腺腫はすべて円形ないし卵円形であった. 2)腫瘍の辺縁は悪性胸腺腫6例中4例が不整で周辺への浸潤の所見を示したが, 良性ではすべて平滑な辺縁を認めた. 3)胸腔内転移の所見は悪性胸腺腫の2例にみられた. 4)腫瘍のCT値は両者で重なり合い差を認めなかった. 5)CTにより腫瘍の形態, 辺縁の状態, 周辺の浸潤や胸腔内転移の有無を観察することによって胸腺腫の良悪性の鑑別は大多数で可能である.
  • 山田 誠二
    原稿種別: 原著
    1986 年8 巻4 号 p. 443-447
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    胃酸分泌の生物検定法として, ラットの胃内容を潅流し, 胃内潅流液のpH変化を連続測定し, pHの低下面積値をもって酸分泌機能を検定する方法がある. 著者はプロトン変化を連続的に記録できる検出器を製作し, プロトン変化を指標とする検出法と従来のpH変化を指標とする検出法を比較検討した. 酸性領域ではプロトン変化で検定した方が大きな面積変化となり, ペンタガストリンに対する用量・反応曲線でもプロトン変化でみる検定法の勾配が大きく, 酸分泌反応が敏感に評価された. 逆対数増幅器を利用するこの方法は, ガストリンの生物検定法として利用できる.
  • 山岸 稔, 梶原 康巨, 中村 弓美, 福崎 隆一, 井上 尚英, 小堀 一二
    原稿種別: 症例報告
    1986 年8 巻4 号 p. 449-455
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    父親の過失によって水銀暴露をうけ義母は死亡したが, 幸いにも急性中毒症状は現われなかった14才と11才の姉妹について, 暴露より9カ月後に入院させ精査した. 全身状態は良好で理学的所見なく, 神経学的・運動機能検査で視野狭窄・聴力障害・知覚障害などの異常を認めず, また末梢血, 血液生化学, 腎・肝機能検査でも異常は認めなかった. しかし全血中総水銀量はすでに有意の高値を示さなかったが, まだ尿中, 頭髪中, 臓器(腎)などの水銀値は高く, なお体内にかなりの水銀量が残存していることがうかがわれ, 今後しばらく観察が必要と思われた.
  • 山田 誠二
    原稿種別: 総説
    1986 年8 巻4 号 p. 457-469
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    アメリカ国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は, 1990年にむけての労働安全衛生に関する国家目標に沿って, 10大職業性疾病・傷害(職業性肺疾患, 筋・骨格系障害, 職業癌(肺以外), 切断・骨折・眼障害・裂傷・外傷死, 心血管障害, 生殖障害, 中毒性神経障害, 騒音性難聴, 皮膚障害, 精神障害)を掲げた. これらの疾病・障害に対するNIOSHの取り組みを紹介し, 産業医学, 労働生理学の現状とトピックスについて検討した.
  • 伊藤 幸郎
    原稿種別: 報告
    1986 年8 巻4 号 p. 471-474
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 松岡 成明
    原稿種別: 報告
    1986 年8 巻4 号 p. 475-481
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 大西 晃生
    原稿種別: 報告
    1986 年8 巻4 号 p. 483-486
    発行日: 1986/12/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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