巻号一覧
42 巻, 3+4 号
選択された号の論文の3件中1～3を表示しています
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短報
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野尻 紋美, 西戸 達郎, 堀中 修, 秋吉 秀保, 清水 純一郎, 大橋 文人, 山口 力2012 年 42 巻 3+4 号 p. 35-38
発行日: 2012年
公開日: 2012/10/17
ジャーナル フリー9ヵ月間継続する両後肢の跛行の精査を求めて13ヵ月齢、避妊雌、アメリカンドメスティックショートヘアーが来院した。一般身体検査、X線検査によって両側膝関節における離断性骨軟骨症と仮診断し、関節切開術によって確定診断と外科的治療を行った。関節切開術では左右膝関節に遊離軟骨片と軟骨性フラップを認め、これらの切除および病変部軟骨下骨の掻爬を行った。術後、異常な歩様は速やかに改善し、跛行は完全に消失した。術後3年の時点で膝関節可動域は正常に回復し、良好に経過している。
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上島 信之, 三品 美夏, 渡邊 俊文2012 年 42 巻 3+4 号 p. 39-43
発行日: 2012年
公開日: 2012/10/17
ジャーナル フリー13歳齢、雄のミニチュアダックスフンドが排尿困難を主訴に来院した。各種画像検査により前立腺の炎症または腫瘍が疑われた。組織採材目的の経腹壁膀胱内視鏡検査で尿道前立腺部を塞ぐ繊維状の異物が確認された。異物を開腹手術にて摘出し症状は消失した。この異物は、既往歴である会陰ヘルニア整復手術時に使用された綿花が尿道前立腺部に迷入したものと考えられた。
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大久保 雄作, 三品 美夏, 渡邊 俊文2012 年 42 巻 3+4 号 p. 45-49
発行日: 2012年
公開日: 2012/10/17
ジャーナル フリー慢性の発咳と呼気時の頚部腹側の膨隆を主訴に来院した、11歳齢、雄のペキニーズに対して画像診断を行った結果、動的頚部肺ヘルニアと診断した。胸骨頭筋を利用した手術法とポリプロピレンメッシュを利用した手術法を用いて、2度にわたる外科的整復を試みた。その結果、肺ヘルニアの完全整復には至らなかったものの、術後補助的なコルセットを装着し、肺の突出を抑えることで良好な結果が得られた。
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