乳房炎療法の効果のあがらない大きい原因としては, 病巣部に薬物の浸透拡散が十分でないことを第一にとりあげねばならない点を論議した. そこで薬物の浸透拡散を助長するいろいろの方法も選択採用せねばならないが, これとともに, あるいは, これにもまして重要なことは, 知らないうちに乳房炎を慢性化することのないように, 乳房炎に関する知識の普及向上であり, 畜主の指導啓蒙であることを強調したい.
この仕事の遂行に当り御協力を賜わった新潟県中頸城郡明治村農業共済組合診療所布施, 太田両技師, ならびに薬品を提供された田村製薬および日本全薬工業, 三共KKに感謝する.
抄録全体を表示