日本獣医師会雑誌
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27 巻, 12 号
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  • 籠田 勝基, 伊東 季春, 佐藤 和男
    1974 年27 巻12 号 p. 739-744
    発行日: 1974年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    家畜の寄生線虫類の広範囲駆虫薬Tetramisoleを牛に使用する場合の安全性を知るために, 延73頭のホルスタイン雄子牛を用い, 急性毒性試験を行なった.Tetramisoleはdlおよびl型の2種を用いた.dl型は常用量の2~6倍を経口的に, l型では, 常用量の1~8倍を筋肉内に, 1~4倍を経口的に, 2~8倍を皮下にそれぞれ投与して, 臨床症状, 局所反応, 心機能および血液性状などについて観察した.得られた結果は以下に要約される.
    1. Tetramisole投与により発現する臨床症状は, 流涎, 排糞回数の増加, 興ふん, 心悸亢進, 強直性歩様および躯幹筋の震せんなどである.
    2. 臨床症状は, dl型経口投与では, 常用量の3倍以上 (37.5mg/kg), l型筋注では2倍以上 (15mg/kg) でより強く発現したが, l型経口投与では, 4倍投与でも軽微であり, l型皮下注射ではほとんど全身反応を示さなかった.
    3. 筋肉注射による局所反応は, 出血および筋肉変性などであるが, 吸収は速かで, 1週後には, 注射局所はほとんど痕跡程度の変化を認めるのみであった.皮下注射では強い局所反応を示し, 皮膚は壊死脱落におちいった.
    4. 致死量は, l型筋注で60mg/kg前後であり, その他の投与では測定されなかった.
    5. 本剤投与により, 脈拍数は増加し, 心電図では, TP間隔の短縮とSTの上昇, T波の増高が認められ, これらの変化は臨床症状と平行していた.
    6. 血液検査所見は, 白血球数の一過性の増加と, これに伴う好中球の増加およびリンパ球の相対的減少が臨床症状と平行して認められた.肝および腎機能には著変が認められない.
    7. 毒性の発現は投与法により異なり, 経口投与より注筋でより強い.
    8. 以上の結果から, Tetramisoleを牛に使用する場合は, l型の経口投与が安全域広く, 最も推奨し得るものと結論される.
  • II. 岡山県北部山間地区の和牛における発生例について
    前田 勉, 津村 巌, 大竹 修, 高橋 充雄
    1974 年27 巻12 号 p. 749-753
    発行日: 1974年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    Chronic hematuria accompanied by cystic tumor was found to have been occurring to Japanese indigenous cattle in a restricted mountainous area about 300km2 in space of Okayama Prefecture since about 1870. At least 30 cases of it were confirmed clinically in the past 12 years. They were 10.3 years, on the average, of age and found mostly in May and November.
    Histopathological examination of severe cases revealed hemangioma, hemangioendothelioma, adenocarcimona, and transitional epithelial carcinoma in the urinary bladder. These tumors appeared. independently or in combination. They were accompanied by urocystitis. Hemorrhage was seen mainly in the tumorous region and also in other mucosal areas. In some acute severe cases, anemia occurred by cystic hemorrhage and was complicated with suppurative nephritis and piroplasmosis.
  • 柴内 大典, 劉 榮標, 福田 好博, 伊藤 隆治, 藤井 毅, 原 行雄, 阿武 雅夫, 橋本 元秀, 福田 昇, 山縣 純次
    1974 年27 巻12 号 p. 753-757
    発行日: 1974年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1970年5月から1973年4月までの3年間山口, 徳山および下関の3市における4ヵ所の家畜病院の療診犬合計650頭に対し, RMATによりL. ictero.とL. cani.の抗体分布を調査した結果, 次のごとき成績を得た
    1) 4ヵ所の2種血清型に対する陽性率は23.3%(山口市Y), 12.5%(山口市F), 3.1%(徳山市) および22.5%(下関市) のごとく著しく不同であった.
    2) 陽性犬の性別は雄22.1%, 雌9.0%で雄が雌に比べて2.5倍多かった.
    3) 病犬と健康犬の陽性率は前者が18.2%に対し, 後者が14.1%であった.
    4) 年齢別の陽性率分布は1才以下から4才までは上昇し, 3.1才~4才が最高で31.0%に達したが, 4.1才以上の陽性率は不同であった.
    5) 月別の陽性率は9月, 1月および4月が高く, 2月と5月が低く, とくに季節的消長は見られなかった。
    6) 調査犬648頭中Lのワクチン接種を受けたものはわずか10頭にすぎず, これらはいずれも抗体陰性であった.
    7) 陽性犬99頭中, L. ictero.と反応したもの15頭, L. cani.と反応したもの9頭, 両抗原と反応したもの75頭であった.また, 他にL. grippotyphosa. L. hebdomadis, L. pyrogenesなどを凝集するものも若干認められた.
  • 榊 馨
    1974 年27 巻12 号 p. 757-762
    発行日: 1974年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 中村 寛
    1974 年27 巻12 号 p. 768
    発行日: 1974年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 1974 年27 巻12 号 p. 784
    発行日: 1974年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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