日本獣医師会雑誌
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30 巻, 11 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 発情と排卵を中心として (II)
    筒井 敏彦
    1977 年 30 巻 11 号 p. 577-583
    発行日: 1977/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • I. 脂肪壊死症の疫学的観察について
    島田 保昭, 森永 弘文
    1977 年 30 巻 11 号 p. 584-588
    発行日: 1977/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    A total of 208 cattle were affected with adiponecrosis and condemned in the northern part of Hyogo Prefecture during a 7-year period beginning with 1968. The disease became prevalent suddenly in 1973-4974, when it was the cause of condemnation for about 25% of all the dead and condemned cattle. A peak of prevalence was seen at 7-8 years, as well as at 12 years, of age.
    Adiponecrosis showed rapid progress and intractable. The interval between the initial examination and the condemnation was 37.8 days on the average. Inappetence and constipation always occurred and were followed by hemorrhagic diarrhea, which led to emaciation. Lack of locomotion and excessive feeding with concentrates were presumed to have induced adiponecrosis.
  • I. 健康犬におけるパターン
    岡本 康孝, 長谷川 篤彦
    1977 年 30 巻 11 号 p. 588-594
    発行日: 1977/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    犬の心エコー図を行なった結果, 丁寧に剃毛した第4~5肋間部位の胸骨の側縁よりビームを入射させ, 僧帽弁前尖のエコー像が検出でき, またそのビーム方向を前後左右に移行させることにより, 他の心臓各部のエコー像も検出することができた. 僧帽弁前尖は二峰性 (M型) の特徴的なエコー像を示し, 後尖は前尖と対称的に動く振幅のやや少ないエコー像 (W型) を示した. 大動脈弁のエコ-像は, 心周期に一致して動く大動脈の前・後壁両老のエコー像間に, 収縮期には2本に分離して長方形をなし, 拡張期には一致して1本の線として認められた. また, 房・室壁も心周期に一致して規則的に変化するエコー像として認められた. しかし, 三尖弁, 肺動脈弁のエコー像の検出は今回検出した健康犬では困難であった.
    また, これら心臓各部のエコー像を確認するため, 人の正常パターンとの比較, Mモードスキャンによる周囲構造物との解剖学的関連性の検討ならびに, 超音波断層法による同一ビーム方向でのMモードエコー像と断層像との比較検討を行なった. その結果, 心臓各部のエコー像として検出された像はそれぞれ各構造物からのものであることを確認した.
    心エコー図により得た右心室壁, 心室中隔, 左心室壁, 左心房壁, 大動脈壁の厚さの計測値は, 剖検時の実測値に近似の値を示した.
    これらのことから, 心エコー図は犬においても心臓の収縮動態および形状変化の程度を, 非観血的に, 繰り返し, 容易に検査できる方法で, 従来の検査法とは別の角度から, 詳細な所見が得られる方法と思われた.
  • 吉田 紀彦, 宮本 猛, 福所 金松, 関根 尚武, 田島 正典
    1977 年 30 巻 11 号 p. 599-603
    発行日: 1977/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    セキセイインコの急性致死性疾患が1975年初頭に全国的に流行し, 著者らは東京都および埼玉県での発生例について原因ウイルスの検索を行なった. その主要な症状は, 食欲廃絶, 立毛, 嗜眠であった. 発病鳥に肉眼病変はみられなかったが, 組織学的には肝臓と脾臓に多核巨細胞の形成と壊死巣の多発が認められた.
    発病セキセイインコの肝臓および脾臓のプール乳剤を初代CKに接種することにより, 細胞融合を伴うCPEを示すウイルスが分離され, TI株と命名された. TI株を健康なセキセイインコに接種すると野外発病例のそれから区別できない症状と病変を引き起こし, その肝臓から同一性状のウイルスが回収された.
    このウイルスは, RNA型でエーテル, クロロホルム感受性, 熱 (50℃30分) および酸 (pH3.0) には安定であり, HA活性およびNDase活性をもっていた. 部分精製ウイルス試料の電顕観察によって直径200~500nmの外被をもつウイルス粒子ならびにその内部に巾約18nmのニュークレオカプシッドがみられ, 感染CEFの切片では出芽による増殖様式が証明された. これらの諸性状からTI株はパラミクソウイルス群に属するものと同定された.
    本ウイルスは, HIおよび中和反応で既知の5種のパラミクソウイルス抗血清とは交差せず, 中山らがセキセイインコの類似疾患から分離したパラミクソウイルスKur直tachi株抗血清とのみ交差した.
  • マレック病ウイルス感染細胞に出現する膜抗原
    見上 彪
    1977 年 30 巻 11 号 p. 603-606
    発行日: 1977/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 中村 寛
    1977 年 30 巻 11 号 p. 621-623
    発行日: 1977/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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