1978年1月, 島根県大田市の肥育農場で相次いで艶死した肉牛の3頭と, 近隣の大社町の肥育農場で艶死した肉牛の1頭について細菌学的検査を行ない.4頭中3頭の主要臓器から
Haemophilus somnusを分離した.
分離菌はグラム陰性の小桿菌で, 多形性, 炭酸ガス要求性, 溶血性があり, 運動性を欠き, カタラーゼ陰性, オキシダーゼ陽性, X因子とV因子の要求性を欠き, 硝酸塩およびインドール陽性, 硫化水素およびゼラチン陰性などの性状を示した.
また, 薬剤に対する感受性は, ベンジルペニシリン, アンピシリン, セファロリジン, ノボビオシン, クロラムフェニコール, エリスロマイシン, オレアンドマイシン, コリスチンの8薬剤に高い感受性を示した.
分離菌を抗原として, 同居牛の血清凝集反応を行なった結果, 多くのものに高い凝集価を認めた.ウイルス学的検査の結果, IERV, PIV-3, AdV-7, BVDVなどの直接の関連性は認められなかった.
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