日本獣医師会雑誌
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35 巻, 7 号
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  • 畜産公害から利用への転換
    羽賀 清典
    1982 年35 巻7 号 p. 377-387
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 達行, 高橋 芳幸, 下平 乙夫
    1982 年35 巻7 号 p. 388-393
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛の子宮頸管経由による受精卵の移植で, 注入器によって細菌が子宮へ持ち込まれる頻度をみるために, 注入器に外筒をつけたものと, つけないものを使用し, 移植と同じ操作を行って, これらの器具に付着していた細菌の検出を行い, 次の結果を得た.
    1) 試験に供した牛51頭の膣前庭における細菌叢を調べた. 好気性培養ではStreptococcus, Bacillus, Pasteurella, Escherichiaが35例 (68.6%), 16例 (31.4%), 12例 (23.5%), 9例 (17.6%) の割合で検出され, 嫌気性培養では, Streptococcus, Pasteurellaが35例 (68.6%), 21例 (41.2%) の割合で検出された.細菌の検出されなかったものは, 好気性培養で7例 (13, 7%), 嫌気性培養では11例 (21.6%) であった.
    2) 外筒をつけなかった注入器からの菌検索は, 試験に供した21頭の好気性培養で, Streptococcus, Bacillus, Pasteureua, Escherichiaが12例 (57.1%), 9例 (42.9%), 6例 (28.6%), 6例 (28。6%) の割合で検出され, 嫌気性培養では, Streptococcus, Pasteurella, Escherichiaが, それぞれ10例 (47.6%), 8例 (38.1%), 6例 (28.6%) の割合で検出された. また, 細菌の検出されなかったものでは, 好気性培養で3例 (14.3%), 嫌気性培養で8例 (38.1%) であった.
    3) 外筒付注入器からの菌検索では, 試験に供した30頭の好気性培養でBacillus, Micrococcus, Corynebacterium, Streptoccusが5例 (16.7%), 4例 (13.3%), 2例 (6.7%), 1例 (3.0%) の割合で検出されたに過ぎず, 22例 (73.3%) が陰性であった. また, 嫌気性培養では, 29例 (96.7%) が陰性で, 検出されたものはわずかに1例 (3.3%) に過ぎなかった.
    4) Ureaplasmaを調べた10頭では, 膣前庭から全例101~104の範囲でUrcaplasmaが検出されたが, 外筒付注入器からは, 1例 (10%) が検出されたのみであった.
    5) 検出細菌の薬剤に対する感受性を調べたところ, 比較的広範囲に感受性のみられたクロラムフェニコールを除けば, 各抗生物質とも感受性にバラツキがみられた.
    以上の成績から, 本試験で使用した外筒は, 牛の受精卵移植における細菌汚染防止の最も有効な手段であると考えられた.
  • 山本 慎一郎, 土屋 博義, 井手口 秀夫, 岩崎 充祐, 谷川 幸敬, 岩崎 英昭, 宮本 敏朗, 浜岡 隆文, 湊 一
    1982 年35 巻7 号 p. 394-398
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    宮崎県下の一貫経営の養豚場で同腹の新生豚9頭のうち5頭が生後間もなく赤色血様便を排出し, 24時間以内の甚急性の経過で斃死する事例に遭遇し, 死亡豚のうちの3頭について病性鑑定を行った.
    1) 3例とも貧血が著明で, 肛門周囲に血様便が付着していた. 剖検では小腸とくに空腸が全域にわたって出血性腸炎を起こし, 粘膜面の充出血, 血様液の貯留がみられ, 腸壁は菲薄になっていた. 肝臓は脆弱となり, 腎臓の包膜下には針尖大の出血点が散在していた・病理組織学的検査では空腸の絨毛, 粘膜下織, 粘膜固有層に壊死, 出血, 気腫がみられた.
    2) 細菌学的検査では3例とも実質臓器のほぼ全例から少量と, 腸内容の定量培養により109~1010個/9のClostridium perfringensを分離した. 腸内容, 肝乳剤, 腹水をクロロホルムで処理し, マウスの尾静脈に接種したところ, 腸内容についてのみ24時間以内にマウスは死亡した. 分離したC. Perfringens 4株の毒素型別の結果, 2株がA型, 2株がC型であり, そのα-毒素値はいずれも3以上の強毒株であった.
    3) 分離株の薬剤感受性試験の結果, ペニシリン, アミノベンジルペニシリン・バシトラシンに強い感受性を認め, ストレプトマイシン, カナマイシン, コリスチンには全く感受性が認められなかった.
  • 北川 博章, 佐藤 邦忠, 三宅 勝
    1982 年35 巻7 号 p. 398-401
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    昭和53年4月から昭和54年8月にかけて, 十勝ならびに釧路管内の農家に繋養されているホルスタイン種乳牛で, 過去に2回以上流産あるいはミイラ変性の経歴がある15頭に, 流死産警戒期の1ヵ月前より17α-OHPCを1回100~200mg, 7~10日間隔で投与した. その結果, 15頭中10頭が正常に分娩した. また, 試験牛の一部で乳汁中P値を測定したが, 正常に分娩した試験牛, 流産牛, ミイラ変性牛相互の間で有意な差は認められなかった.
  • 田村 豊, 宇田川 哲
    1982 年35 巻7 号 p. 402-405
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1979年にタイ国で飼育中のニワトリと牛の糞便から分離された合計199株の大腸菌の薬剤耐性を調べた. ニワトリ由来の96株中86株 (93%) は, 供試薬剤のいずれかに耐性を示した. 耐性型として, ストレプトマイシン, テトラサイクリン, サルファ剤の3剤耐性が最も多く, 耐性株中21株 (24%) は伝達性Rプラスミドを保有していた.
    ニワトリ由来株に比べ, 大部分の牛由来株はアンピシリン, クロラムフェニコール, カナマイシンおよびストレプトマイシンに対して感受性であった. 牛由来の103株中22株 (21%) がテトラサイクリンか, サルファ剤に耐性を示すに過ぎなかった.
  • 森 純一, 富塚 常夫, 劉 甦, 高橋 敏治
    1982 年35 巻7 号 p. 405-408
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    シェトランド・ポニー種の雄馬1頭を屠殺解剖し, 精巣, 精巣上体, 精管膨大部, 副生殖腺ならびに精子について観察を行い, 次のような結果を得た.
    1) 精巣重量は左側38.2, 右側31.09で, 左側の方が大きい値を示した. 左右重量の比率は左100に対して右81.1であった.
    2) 精巣は卵円形で割面の色調は暗灰色であった.
    3) 精巣上体重量は左右平均で10.29であり, 精巣重量の294%に相当した.
    4) 精管膨大部の大きさは左右平均で8.3×1.2×1.0cmであった.
    5) 精嚢腺, 前立腺, 尿道球腺の大ぎさは, 左右平均でそれぞれ4.9×3.1, 3.5×2.5×1.4, 2.5×1.8×0.7cmであった.
    6) 精子は精巣上体精子について観察したが, その大きさば頭長7.2土0.9, 頭幅3.9士0.1, 尾部長49.4士1。4, 全長56.6士1.3μ で, いずれも尾部に細胞質滴が認められた.
    これらの計測結果を普通馬でこれまでに報告されているものと比較すると, 精巣, 精巣上体, 精管膨大部, 副生殖腺はいずれも体格と同様に小さい値を示したが, 精子の大きさについては普通馬のそれと著しい差異が認められなかった.
  • 一条 茂, 木俣 俊治, 細川 暁, 金 徳煥, 小西 辰雄, 谷山 弘行, 小野 威, 石山 一明, 佐藤 一信, 山本 完, 東 光昭, ...
    1982 年35 巻7 号 p. 415-419
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    7才のホルスタイン種の1雌牛に発生した肥満細胞腫の臨床および臨床病理学的所見について検討した. 病牛の主な臨床症状は皮膚の結節性変化の多発で, とくに尾根部と外陰部では密発傾向を示した. その他に乳房リンパ節の腫大と, 直腸検査により骨盤腔内壁に大手拳大の腫瘤塊も触知された. 14ヵ月間の経過観察を通じ, 皮膚の結節は徐々に増数したが, 元気・食欲には著変がみられなかった.
    血液の検査所見では血漿プロトロンビン時間の延長を認め, 骨髄液にごは少数の肥満細胞の出現がみられた.組織学的には, 皮膚では真皮層を中心として皮下織, 筋肉にも肥満細胞の増殖をみ, 同様の病変が肝, 脾, 腎, 肺, 膵, 消化管, 全身リンパ節, 乳腺でも認められた.
  • 32. 犬伝染性肝炎ワクチン
    倉田 一明
    1982 年35 巻7 号 p. 419-422
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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