日本獣医師会雑誌
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38 巻, 11 号
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  • 今泉 清
    1985 年38 巻11 号 p. 691-699
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 野村 紘一, 是枝 哲世, 鶴野 整傳
    1985 年38 巻11 号 p. 699-707
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    自然病例の犬子宮蓄膿症207例の子宮重量および形状について調査し, 次の結果を得た.
    1) 子宮内容排除後の子宮重量は体重10kg当たりに換算すると, 7.0g-977.8gの範囲にあり, 平均148.67±128.78gであった. 20g以上のものが96.9%を占め, 妊娠や分娩後を除いた生理状態の子宮より重いものが多かった.
    2) 子宮の外形は西洋なし形, ソーセージ形, 大分節形, 小分節形, 単球形, 連球形および混合形に大別することができた. これらの内ではソーセージ形, 大分節形および小分節形を示すものがそれぞれ79例 (38.2%), 50例 (24.2%) および25例 (12.1%) の順で多かった.
    3) 子宮内膜の形状は小室形成, 隔壁形成, 重弁状皺襞形成, 紐状皺襞形成および比較的内膜の平坦なものに分けることができた. また, 内膜の性状としては嚢胞状肥厚, 絨毛状肥厚, 浮腫状肥厚および潰瘍形成や出血, 偽膜形成などが認められた. さらに, 胎盤の遺残するものや腫瘍の存在するものもあった. これらの内では形状として, 内膜平坦なものが32.4%で最も多く, 性状としては嚢胞状肥厚を示すものが39.3%で最も多かった.
    これらの子宮蓄膿症の子宮の形態は, 発症時点における子宮の生理状態を基礎として発達し, これに発症からの経過期間や炎症の強さ, 子宮内での膿の移動性の有無や膿が頸管から排出されるか否かなどによって多種多様に修飾され形成されるものと考えられた.
  • 柵木 利昭, 井上 睦, 小島 隆, 平井 克哉, 島倉 省吾
    1985 年38 巻11 号 p. 708-712
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    セキセイインコのヒナに発生したフレンチモルトの52例が, 病理組織学的ならびに電顕的に検索された. 剖検上, 全例に飛翔翼羽および尾翼羽の脱落, 短縮等が認められた. 本例の主要な病理組織学的変化は, 羽上皮の変性壊死ならびに滲出性羽髄炎, 時に肉芽性羽髄炎であった. また, その特徴像の1つとして, 3例ではあるが羽上皮に核内封入体が形成され, 電顕的にこの封入体にパポバウイルス様粒子が確認された. しかしながら, 羽上皮核内封入体と滲出性羽髄炎ならびに肉芽性羽髄炎との間には因果関係は見出し難かった.したがって, パポバウイルスが羽病変を引き起こす1つの原因体であることは否定されないが, 今回の検索例をみるかぎり, フレンチモルトにはいくつかの羽毛疾患が含まれていると考えられる.
  • 中尾 敏彦, 杉橋 章義, 守野 繁, 森好 政晴, 河田 啓一郎
    1985 年38 巻11 号 p. 717-721
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    乳牛の人工授精後における乳汁中progesterone (P) 濃度と受胎との関係を調べた. 24頭54例の授精後におけるP値の変動型は, (1) 正常型: P値が速やかに増加し高値を持続するもの (59%), (2) 二峰型: P値が黄体期の中期に一過性に低下するもの (24%), (3) 低値型: P値が比較的低く推移するもの (11%), (4) 遅延型: P値の上昇が遅延するもの (6%), の4型に区分できた. 妊娠例では15例中14例 (93%) が正常型を示したのに対し, 非妊娠で19-26日に発情が再帰した29例では, 正常型は11例 (38%) に過ぎず, 二峰型が11例 (38%), 低値型が5例 (17%) および遅延型が2例 (7%) であった. また, 発情回帰までの日数およびP値から胎芽死が疑われた10例においては正常型が7例 (70%) であった. このように, 妊娠例では授精後の乳汁中P濃度の推移が正常型を示すものが多いのに対して, 非妊娠例では異常な型を示すものが多い傾向が認められた.
  • 前田 博之, 森千 恵子, 山田 英清, 湯浅 亮, 鮫島 邦彦
    1985 年38 巻11 号 p. 722-727
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    正常肉では屠殺後90分まで筋線維に著変がみられず, 屠殺後24時間で筋線維は萎縮し筋線維間に空隙の形成と筋内膜の網目構造が認められた.
    PSE肉では, 屠殺後90分ですでに著しい筋線維の萎縮と筋内膜の剥離・断裂縁 (網目構造の崩壊) が認められた. DFD肉では, 屠殺後24時間でも筋線維の配列にほとんど変化がみられなかった. 筋原線維において, 正常肉のサルコメアは弛緩状態であった. PSE肉では収縮像が増大していたが, DFD肉では収縮傾向であった. 筋原線維の蛋白質組成を示すSDSゲル電気泳動像において, 正常肉ではみられない2本のバンドが, PSE肉では屠殺後10分で現れ, 90分で明瞭に認められた. これらのバンドはDFD肉となった硬直A亜群では認められなかったが, 実験I群で観察された. アクチンとミオシンの結合能 (収縮能力) を示すMg-ATP aseおよび肉製品の結着性を示す加熱ゲル強度は, PSE肉でそれぞれ低下していた. いっぽう, DFD肉となった硬直A亜群ではそれらの低下は認められなかったが, 実験I群では低下していた. PSE肉および実験I群におけるこれらのミオシンの変性現象は, 長時間の筋肉運動による肉温の上昇のためと思われる
  • 後藤 一一
    1985 年38 巻11 号 p. 728-733
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1982年1-2月の間に, 北海道十勝管内の集団哺育育成牧場から屠畜場に搬入された外見上健康な生後10-120日齢の乳用雄子牛50例についで, Haemophilus somnusの分離とその抗体価測定を試み, 次の結果が得られた.
    1) 肺の肉眼病変を程度により, 病変が肺全体におよぶ重度 (+++) からまったく病変の認められない (-) までの4つに区分し, 病変と細菌検出との関連を調べた結果, +++-++の病変例27例中12例からH.smnusが, また9例からPasteurella multocidaその他の細菌が分離された. Ureaplasmaは27例中20例から検出された. 病変のない例および軽度の病変例からはH.somnus, その他の細菌 (Ureaplasma) は分離されなかった.
    2) H.somnus, Ureaplasmaは日齢の若いものから多く検出された.
    3) 抗血清による分離株12例のH.somnusのスライド凝集試験の結果, 7例が凝集反応陽性であった. また, 5例中3例は陰性で, 他の2例は疑陽性を示した.
    4) 屠畜場に搬入された外見上健康な子牛について, H.somnus試験管凝集反応による抗体検査の結果, 病変例では30例中29例とほぼ全例に抗体の保有を認めた. この陽性GM値は52.0であった. これに対し, 病変の認められなかった群では20例中わずか3例が抗体を保有し, そのGM陽性値は25.0であった.
  • 茅根 士郎, 渡辺 喜八郎, 大高 崇, 板垣 匡, 板垣 博
    1985 年38 巻11 号 p. 733-737
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    双口吸虫の発育史の研究の一環として, 双口吸虫の濃厚汚染地区である福島県耶麻郡熱塩加納村および大沼郡三島町において昭和55年6月~56年7月の期間, 計4回にわたって自然感染貝の調査を実施した. その結果, 大沼郡三島町内の一酪農家の所有水田から採集したヒラマキミズマイマイ (Gyraulus chinensis) 70個体中31個 (44.3%) に双口吸虫のレジアとセルカリアの寄生が認められた. 感染貝から得られたメタセルカリアを2頭の山羊に感染させた結果, 2頭とも感染が成立し, prepatent periodは56日, 虫体回収率 (感染後52日) は37.6%であった. 剖検によって得られた双口吸虫を組織学的に精査した結果, Orthocoelium streptocoelium (FISCHOEDER, 1901) Yamaguti (1971) と同定された.このことから, 福島県においてもO.streptocoeliumが分布することが明らかになり, 本種の中間宿主がヒラマキミズマイマイであることが確認された.
  • 清水 信美, 林 和史, 竹内 康郎
    1985 年38 巻11 号 p. 738-740
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    5才のホルスタイン種の雌牛に認められた肺の腺癌を光顕的および電顕的に観察した. 腫瘍は肺と付属リンパ節に認められた. 組織学的には, 大部分が肉腫様の組織からなり, その中に腺管構造が散在していた. 腺管を形成している細胞は立方形ないし柱状の上皮細胞で, 線毛や微絨毛を持っていた. 肉腫様の組織は紡錘形の細胞からなり, 接着斑や線毛が認められた. これらの所見は腫瘍細胞が気管支の線毛細胞由来であることを示していた.
  • 病理学的検査の機器
    高橋 令治
    1985 年38 巻11 号 p. 740-744
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 本間 惣太, 播谷 亮, 成田 實, 森脇 正, 佐藤 真澄, 谷口 稔明, 門田 耕一, 石野 清之, 末吉 益雄, 富沢 勝, 勝屋 茂 ...
    1985 年38 巻11 号 p. 744-753
    発行日: 1985/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 1985 年38 巻11 号 p. 764
    発行日: 1985年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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