日本獣医師会雑誌
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38 巻, 9 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 牛を中心とした現状と将来展望 (その1)
    川村 清市
    1985 年38 巻9 号 p. 559-567
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 前出 吉光, 星野 卓郎, 稲葉 睦, 波岡 茂郎
    1985 年38 巻9 号 p. 568-571
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    尿結石症の予防として1日量3gのDL-メチオニンを3週間にわたり投与されていた猫が溶血症状を呈して死亡した. メチオニンによる中毒が疑われたため, 健康な猫3頭にDL-メチオニン (2g/日) を20日間, 経口投与して経過を観察した. 臨床的には食欲廃絶, チアノーゼや後躯蹌踉を示した. 血中のハインツ小体は投与終了後徐々に減少したが, それとともにヘマトクリット値が低下し, 投与終了後10日目には20~26%となった. 投与開始後15日目から全頭とも大型のハインツ小体を含有した赤血球が急増した. 18日目には血漿中のメチオニン濃度が9~13mM (対照, 29μM), 赤血球内のそれは約6mM (対照, 39μM) と著増し, さらにメトヘモグロビンが8~29%(対照, 2%) と増加した. 末梢血中では奇形赤血球や多染性赤血球が増加し, 塩基性斑点を有する赤血球も出現した. また好中球も増加し, 細胞質内にデーレ小体を含んでいた.以上の成績から, 猫に対するメチオニンの大量投与はメトヘモグロビンの増加と赤血球のハインツ小体形成をきたし, その結果, 溶血性貧血を起こすことが確認された.
  • 一条 茂, 納 敏, 谷山 弘行, 小野 威, 更科 孝夫
    1985 年38 巻9 号 p. 571-575
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1981~1982年にかけて発生した羊スクレイピーの日本における最初の発生例を報告したが, 1984年新たに北海道の2戸の農家の羊3頭 (サフォーク種, 雌, 3才) に本病の発生が確認された. 発病羊は全身性掻痒と脱毛をともない, うち2例では運動失調と全身痙攣などの中枢神経症状を示したが, いずれも食欲不振や削痩は認められなかった.
    発病例3頭はすべて発病後4.5~6カ月で殺処分された. 病理組織学的所見では, 中枢神経系, とくに中脳, 橋, 延髄の神経細胞の空胞形成と基質の海綿状態が全例に認められた.
    なお, 発病例はすべて北海道の本病の初発牧場から子羊の時期に導入されたものであり, いずれも1974年カナダから当牧場に輸入された雌羊の3代目の子孫であった.
  • 酒井 健夫, 早川 徹, 長尾 壮七, 小倉 喜八郎, 三浦 道三郎, 矢部 光広, 児玉 幸夫, 渡辺 文男
    1985 年38 巻9 号 p. 576-580
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    搾乳牛13頭を4群に分けて, 50%ブドウ糖注射液500mlを通常注射および点滴注射し, あるいは25%キシリトール注射液1,000mlを同様に注射して, 負荷後の内分泌応答について観察した.
    ブドウ糖の通常注射群は, 負荷直後に血糖は直前値の6.9倍に (T1/2=30分, k=2.2%/分), インスリンは5.6倍に増加し, いずれも120分後に回復した. 点滴注射群は, 負荷直後に血糖は直前値の2.0倍に, インスリンは4.4倍に増加し, いずれも45分後に回復した. 負荷後のグルカゴンは, 通常負荷, 点滴負荷ともに大きく変動しなかった.
    キシリトールの通常注射群は, 負荷直後に血中キシリトール濃度は最高値228mg/100ml (T1/2=11分, k=6.35%/分) に達し, 120分後に検出限界以下となった. 血糖は120分後に直前値の2.1倍, インスリンは15分後に16.8倍, グルカゴンは45分後に3.6倍にそれぞれ増加した. 点滴注射負荷群では, 血中キシリトールは負荷直後軽度の増加, 血糖も直前値の1.3倍にやや増加したが, グルカゴンは変動が小さく, インスリンも2.3倍の増加を示したにすぎなかった.
  • 前田 博之, 森 千恵子, 湯浅 亮, 横田 博
    1985 年38 巻9 号 p. 581-586
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    実験屠体各群にこおいて, 屠殺後90分のpHと肉眼所見とに関してきわめて特徴的な傾向がみられた. すなわち, 打額群のpHの平均値5.92±0.21を基準とすると, 実験I群は高く, 実験II群は低かった. そしてI群はDFD傾向, II群はPSE肉であり, ともに早い死後硬直が確認された.
    通常屠殺材料のpH値はばらつきが大であった. ところが早期温体硬直群を総合的に検討する過程で, 実験群のデーターを参考にすると, 屠殺後90分という時点のpH値で, A: 6.0以上, B: 6.0~5.6, C: 5.6以下の3亜群に区分できることが判明した. そして, C亜群はPSE肉, A亜群はDFD肉であることが認められた. 通常屠体のpHは5.69±0.24であった.
    内臓摘出直後の打額群肉温40, 0℃を基準にすると, 実験I群は+1.3℃, 実験II群は+1.4℃で, この上昇は興奮や筋運動の指標となり, 屠体における異化代謝速度の増大を予測させる. 通常屠体は+0.4℃, 早期温体硬直のA亜群は+0.1℃, B亜群は-0.1℃, C亜群は+1.3℃であった.
  • 桜井 健一, 渡辺 文男, 松岡 俊和, 栗原 富男, 飯島 雄三, 浜岡 隆文, 金子 保之, 門倉 武雄
    1985 年38 巻9 号 p. 587-590
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1983年7月から9月までに, 一酪農家の成牛7頭が急死し, そのうちの3頭について病性鑑定を実施した.
    剖検所見は, 脾臓の割面泥状, 空腸に暗赤色・泥状内容物が, 病理組織所見は, 第四胃から大腸にわたる水腫性変化, 小腸の細胞浸潤等が認められた. 細菌検査では, 3頭の十二指腸, 空腸内容物から有毒株のC.perfringens A型菌が105~109/mlと分離され, 腸管内容物にも毒素が証明された. また, 飼料 (DCP給与率179.7%), 牛床の敷料, 同居牛の糞便からも本菌が分離された.
    以上の成績から, 本症例は, C.Perfringens A型菌による壊死性腸炎と診断され, 異常な高蛋白飼料給与とその菌汚染が原因ではないかと考えられた.
  • 志村 亀夫, 伊藤 進午
    1985 年38 巻9 号 p. 590-594
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ザルコシスチスの分離を主たる目的として, 20頭の外見上健康な成ヤギを検査した. 5頭のヤギの筋肉からブラデイゾイト様原虫が検出され, ヤギの筋肉を食べさせた17頭のネコのうち8頭からトキソプラズマ様オーシストが排出された (G-1~G-8株). しかし, これらのヤギの筋肉を食べさせたネコおよびイヌのいずれからもスポロシストは排出されなかった.
    8株のトキソプラズマ様オーシストのマウスに対する病原性は, G-1およびG-6株で強く, 他の6株では弱かった. G-1~G-7の7株はマウス間での感染が成立し, 血清反応でもトキソプラズマ陽性であった. そこでToxoplasma gondiiと同定した.G-8株は他の株とは異なり, 105個オーシスト経口投与で発死が見られたが, 104個以下ではマウスは生き残り, 全例, 脳内シスト, 血清反応とも陰性で, マウス間の感染も成立しなかった.
    2頭の子ヤギにG-5株オーシスト106個を投与したところ, 発熱, 下痢, 呼吸困難およびパラサイテミアが認められた. 1頭は11日目に斃死し, 検査した全臓器よりトキソプラズマが回収された. 他の1頭は59日目に殺処分し, 大多数の臓器からトキソプラズマが回収された.
    以上, ヤギにおけるトキソプラズマの不顕性感染が高率であることが, 今回の検査で再確認された.
  • 山口 啓郎, 一条 茂, 納 敏
    1985 年38 巻9 号 p. 594-597
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    高度の蛋白尿, 低蛋白血症および浮腫を主徴としたネフローゼ症候群と思われる中半血種馬 (13才, 雌) の1例について, 568日間にわたる長期の経過観察後に剖検を行い, 本例がこれまで報告の少ない慢性膜性糸球体腎炎であることを明らかにした.しかし, 腎炎の誘発原因については不明であった.
  • 8. 抗炎症薬の薬理 (その1)
    柴田 浩
    1985 年38 巻9 号 p. 598-601
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • とくに魚類防疫士の誕生を機会に
    伊澤 久夫, 池本 卯典
    1985 年38 巻9 号 p. 602-604
    発行日: 1985/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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