埼玉県内のK血液処理施設で処理された食用と畜血液 (豚) の衛生状態を調査し, 以下の成績を得た.
1) K血液処理施設に搬入された原料血液からは, 平均で一般生菌数2.8×104/m
l, 低温細菌数1.5×10
4/m
l, 大腸菌群数4.2/m
l, 黄色ブドウ球菌数4.6/m
l, 耐熱性菌数1.9/m
lが検出され, ウェルシュ菌およびサルモネラは検出されなかった.
2) 豚の血液は, 4℃ で48時間保管した場合, 細菌数の増加はみられなかった.
3) K血液処理施設で生産された製品の「豚プラズマ」からは, 平均で一般生菌数1.9×104/m
l, 低温細菌数1.1×10
3/m
l, 大腸菌群数3.2/m
l, 黄色ブドウ球菌数2.1/m
l, 耐熱性菌数1.11m
lが検出され, ウェルシュ菌は検出されなかった. サルモネラは48例中1例から検出された. また, 抗菌性物質は検出されなかった.
4) 製品「豚プラズマ」の汚染は, 夏季に高く冬季に低かった.
5) 製品の製造工程における各細菌数は, 経時的に大差はなかった.
6) 製品「豚プラズマ」は, -20℃ で保存すると, 経時的に細菌数の減少がみられた.
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