日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
41 巻, 7 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 亀谷 勉
    1988 年41 巻7 号 p. 467-477
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 柿野 淳, 志村 統, 利部 征夫, 伊藤 隆, 佐藤 政善, 牧 富男
    1988 年41 巻7 号 p. 478-481
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1985年4月から8月にかけて秋田県下の一養豚場で哺乳豚の下痢が集団発生した. この期間に出生した子豚435頭 (3~20日齢) 中350頭が白色~灰色. 泥状の一過性の下痢を呈し, 死亡・淘汰率は平常時の3%前後から8.6~16.8%に上昇した.
    下痢の見られた子豚のうち2頭を鑑定殺し, 病理, 最近, ウィルス学的検査を実施した.
    剖検では, 小腸全域にわたって軽度のカタール性病変が認められたが, 他の臓器には著変はなかった. 病理組織学的には, 回腸の粘膜上皮細胞の活性化と各種発育期のコクシジウムの寄生および粘膜固有層に軽度の好酸球浸潤が認められた. 細菌およびウィルス検査では病原性のあるものは検出されなかった.
    また, 同居していた下痢発生子豚4頭を加えた6頭の糞便について寄生虫検査を実施したところ, 2頭でIsosporasuisのオーシストが認められた. これらのことから, 今回発症の下痢には, Isosprasuisが関連しているものと推察された.
  • 高瀬 勝晤, 江口 美樹朗, 日笠 喜朗, 小笠原 成郎
    1988 年41 巻7 号 p. 482-486
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    キシラジン投与後鎮静に対するトラゾリンの拮抗効果とその投与量について, 猫45頭を用い検討した. キシラジン標準量 (2mg/kg) 筋注後の鎮静, 徐脈および体温下降はトラゾリン1~3mg/kgの静注または3~7mg/kgの筋注で拮抗され, その効果はトラゾリンの投与量にほぼ比例した. キシラジン過剰投与 (5mg/kg) 後の鎮静, 徐脈および体温下降もトラゾリン5mg/kgの静注または10mg/kgの筋注で十分に拮抗された. トラゾリン投与の副作用は, 投与量の多い例で不安状態, 立毛および眼結膜の充血が観察された. 猫におけるキシラジン投与後の鎮静, 徐脈および体温下降に対する拮抗薬としてトラゾリンは臨床的に応用可能であり, その投与量は静注で1~3mg/kg, 筋注で3-5mg/kgが適当と推考される.
  • 播谷 久美子, 石黒 信良, 佐川 輝男, 五島 精知, 谷山 光司
    1988 年41 巻7 号 p. 491-496
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    犬レプトスピラ病不活化ワクチン (米国フロム社製) の, 規定量 (犬1頭分), 1/10量および1/100量をイヌに接種後, Leptospira interrogans serovar icterohaemrrhagie (Li) あるいはLeptospira interrogans serovar canicola (Lc) の強毒株で攻撃し, ワクチンの防御効果を検討した.また, ハムスターとモルモットを用いイヌと同様の試験を行い, その結果をイヌのそれと比較した. ワクチンの規定量ならびに1/10量を接種したイヌでは, いずれのレプトスピラ強毒株で攻撃した場合にも発症防御が完全に成立したが, 1/100量では若干の発症例が認められた.いっぽう,
    ワクチン未接種の対照群では, 攻撃後4~6日に全例が死亡した.
    ハムスターとモルモットを比較した結果, 後者よりも前者の方が, ワクチン接種後の凝集価および攻撃株に対する感受性がいずれも高く, イヌに近い傾向を示した.このことから, ハムスターは犬レプトスピラ病不活化ワクチンの検定用動物として適していると思われた.
  • 源 宣之, 湯城 正恵, 杉山 誠, 金城 俊夫, 高田 純一
    1988 年41 巻7 号 p. 497-501
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    DNAおよびRNA型動物ウィルスに対するグルタールアルデヒド (GA) の不活化効果を塩素剤およびヨウ素剤での成績と比較検討した. GAのロタウイルスに対する不活化効果は感作温度の上昇によって強まったが, 22℃と37℃との間では大きな差を認めなかった. また, その効果は蛋白質の存在によって強い影響を受けなかった. GAは用いたすべてのウィルスに対して塩素剤やヨウ素剤と同等またはそれ以上の効果を示し, なかでもロタウイルスを他の2剤より速やかに不活化した. また, 希釈したGAの不活化能は室温解放放置しても75日間にわたり維持された.
  • 和田 好洋, 百溪 英一, 吉野 知男, 石川 義春
    1988 年41 巻7 号 p. 502-505
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    播種性血管内凝固症候群 (DIC) の病理組織学的診断において, 腎臓のフィブリン血栓の存在が重要であることが知られているが, 正常牛の腎臓におけるフィブリン血栓の検索の報告は見られない。
    著者らは, 臨床的に正常であった21頭のホルスタイン牛の腎臓について, フィブリン血栓の検索を実施した結果, 全例の糸球体および間質の血管にフィブリン血栓を認め, とくに髄質の直細血管内には高頻度に認められた.
  • 奥 祐三郎, 中沢 正年, 岡本 宗裕, 神谷 正男, 大林 正士, 南 繁, 田中 実, 石橋 泰
    1988 年41 巻7 号 p. 506-509
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    消化管内線虫に自然感染したホルスタイン育成牛に, イベルメクチンを200μg/kg1回頸部皮下注射し (投与群49頭, 無処置群28頭), その駆虫効果を糞便検査により調べた.Ostertagia, Oesophagostomum, MecistocirrusおよびTrichurisの虫卵減少率は99%以上で, イベルメクチンの優れた駆虫効果が示された. しかし, Nematodirusに対しては他の消化管内線虫に対するほどの駆虫効果は認められなかった. なお, イベルメクチン投与により, 一過性の疼痛を示す例 (49例中9例) があったが, その他にはとくに問題とすべき副作用は認められなかった.
  • 沼本 孝治, 中島 弘美, 橋本 夏美, 日原 宏, 石野 清之, 門田 耕一
    1988 年41 巻7 号 p. 510-513
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鶏リンパ性白血病 (LL) の腫瘍細胞における細胞質内免疫グロブリン (CIg) の有無および種類をアビジン・ビオチン・コンプレックス法を用いで調べた. LLウイルスF-1A (A75) 株を3日齢以内の2系統 (15IおよびBK系) の雛に接種しでLLを発症した17例を供試鶏とした. 非腫瘍性細胞の存在による誤認を避けるために, 肝臓を検索材料とした. 肝臓にはいずれも腫瘍細胞の結節性増殖が認められた. これらのうち3例にには少数のCIgM陽性細胞が, 12例ににはCIgMとCIgGの両方が観察された. 残りの2例ににはさらにCIgAを含む3種類の免疫グロブリンが存在しでいた. これら陽性細胞の大部分は大型であったが, 時ににはより小型の細胞も認められた. 今回のわれわれの得た成績により, LLはリンパ濾胞と密接な関連があり, LLの腫瘍細胞においで重鎖のクラススイッチが起こることが示唆された.
  • 山崎 洋, 御領 政信, 梅村 孝司, 太田 宏一, 福井 徳磨
    1988 年41 巻7 号 p. 514-516
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    突然起立不能および視力消失を示した3ヵ月齢の黒毛和種子牛についで, 既知ウイルスにご対する中和試験, 細菌学的検査ならびに病理学的検査が実施された. ウイルス中和価測定および細菌分離により有意な結果は得られなかったが, 組織学的に中枢神経の著しい海綿状態が認められた. 空胞は灰白質・白質移行部に好発し, 星状膠細胞の腫大および髄鞘内水腫の結果と考えられた. 遺伝性中枢神経水腫をはじめいくつかの類似疾患が子牛で報告されでいるが, その異同についでは明確でない. したがっで, 本例は中枢神経の海綿状変性と診断された.
  • 杉原 聡介, 其田 三夫, 高橋 清志, 黒沢 隆
    1988 年41 巻7 号 p. 521-524
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    正常牛5例および病牛13例に対し, 経皮的腎生検を行い, 牛体への影響について検討し, 以下の成績が得られた.
    1) 供試牛18例で術後にみられた肉眼的血尿は平均約90分で, また顕微鏡的血尿は平均約180分で消失した.
    2) 採取組織片の大きさは, 長さ約5~20mm, 幅約1~1.5mmで, 多少の破壊や縮みを示すものもあったが, 診断に支障をきたすほどではなかった. 事実, 腎臓疾患群の牛で間質性腎炎およびアミロイドーシスが確認された.
    3) 生検後1~10日後に剖検した13例すべてにおいて, 腎臓の包膜と周囲組織との間に約5~100mlの血液を含有した血腫が認められた.
    4) 生検後の一般臨床観察および血液学的検査において, 上記の一過性血尿を除いてとくに異常は認められなかった.
  • 山崎 仁之, 荻野 博明, 早坂 成郎, 入来 理, 清宮 幸男, 柴谷 増博, 糸井 浩, 今村 一也, 渡辺 理, 須田 敏, 新城 建 ...
    1988 年41 巻7 号 p. 525-532
    発行日: 1988/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
feedback
Top