日本獣医師会雑誌
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42 巻, 9 号
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  • 茅根 士郎
    1989 年42 巻9 号 p. 597-607
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 木村 透, 飯田 九州男
    1989 年42 巻9 号 p. 609-614
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    Microsporum canisおに自然感染した18頭のビーグル犬について, 局所的感染群, 全身的感染群および再感染群の3群に分け, 血液および血液化学検査を行い, また健康犬を対照として比較検討した.
    血液学的には, 各群にほとんど差異を見なかった. 血液化学値も3つの感染群は正常範囲内であった.
    電気泳動法による血清たんぱく分画については, 感染群はβ1-, β2-およびγ-グロブリンの増加を示した. また, Albumin/Globulin (A/G) 比は変化していた. これらの変化は, 皮膚病変の程度や病変部位の大きさに依存するように思われた.
  • 納 敏, 一条 茂, 竹田 孝夫, 渡辺 賢明, 徳本 勝弘, 高橋 英二
    1989 年42 巻9 号 p. 615-619
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    北海道十勝堀力で発生した3例の重種の子馬白筋症について臨床病理学的観察を行った. 3例とも生後1日以内に発病し, おもな臨床症状は起立困難, 哺乳困難および著しい心悸亢進と呼吸速迫であり, いずれも1~2日間の経過で死亡した. 病理学的検査では全身の骨格筋および舌と横隔膜における著しい筋線維の変性が認められたが, 心筋には異常が見られなかった. 発病子馬の血清酵素活性値 (GOT, CPK, LDH) はいずれも激増し, 血清セレニウム (Se) は65ppb以下の著しい低値であったが, 血清トコフェロール (Toc) は正常値を示した. しかし, 臓器中のSeとToc濃度は著しい低値であった. 母馬の血清SeとToc値も発病子馬と同様の所見を示し, さらに給与飼料中のSe含量はすべて50ppbDM以下の欠乏値であり, α-Toc含量も大半が3mg/100gDM以下の著しい低下であった.
    以上の成績から, 重種の子馬白筋症の原因も, 母馬に対するSeとTocの給与不足によるものと判断された.
  • 植松 和史, 渡辺 史郎, 望戸 正則, 野田 雅博, 三浦 潔, 阿川 啓雄, 井上 文秀, 山中 敬三
    1989 年42 巻9 号 p. 621-625
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    広島県下の一酪農家において, 1988年1月から5月の間に4例の流産が続発し, 1例の流産胎児および悪露について病性鑑定を実施した. Actinomyces pyogenesが流産胎児の肺, 脳, 脊髄, 胸水, 各消化管内容および悪露から純培養状に分離され, A. pyogenesによる流産と診断された. 流産胎児は自己融解が強く, 組織学的な検査は不能であった. 流産牛と同居牛について血清学的検査を実施したところ, 流産牛のA. pyogenesプロテアーゼ抗体価は流産時64倍と高く, 1ヵ月後には128倍に上昇した. 同居牛30頭中22頭 (73.3%) に本菌の抗体が認められた. また, 抗体価8倍以上の牛は9頭 (30.0%) 認められた.
  • 中内 潔
    1989 年42 巻9 号 p. 627-629
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    茨城県下の豚における消化管内線虫の寄生状況を明らかにする目的で県内産の豚1, 012頭について糞便検査および虫体の形態学的観察を行った.
    その結果, 消化管内線虫卵は132頭に認められ, 虫卵陽性率は13.0%, 平均虫卵数は85.8であった. 寄生率は, 繁殖豚で56.2%(59/105), 肥育豚で8.0%(73/907) であり, 明らかに繁殖豚の方が高かった.
    今回の検査では, 豚腸結節虫, 豚回虫および豚鞭虫の3種類の線虫が検出された. 寄生虫の種類別では豚腸結節虫の寄生率が最も高く, 繁殖豚で50.5%を示した. しかし, 肥育豚では2.2%であり, 用途別豚の間で明らかな差が認められた. その他の線虫は6%以下の寄生率であった.
    このことから, 繁殖豚の駆虫は消化管内線虫を減らすために重要であることが示唆された.
  • 中島 和子, 田林 宏一, 大内 紀章, 森 尚之, 花尾 貞明, 藤原 三男
    1989 年42 巻9 号 p. 631-635
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1987年9月~10月に亘って, 岡山県下の1地区の3ブロイラー農場で脊椎すべり症が発生した. 発生は特定鶏種にかぎられ, 20~25日齢頃から臨床症状が出現し, そのピークは約40日齢で, 発症率は3.6~4.4%であった.
    おもな臨床症状は跛行, 犬座様姿勢, 対麻痺で, この症状は出荷まで続いて認められた. X線学的には, 第6胸椎椎体の背前方への傾斜あるいは脱臼, 第5胸椎椎体の後端下方への伸長を認めた. 病理学的には, 第6胸椎を中心とした脊椎の位置異常による脊椎の変形および脊髄の圧迫障害を示した. 障害された脊髄組織では軸索の膨化を伴う脱髄, 軟化, 神経細胞の腫大・減数あるいは消失が認められた. 発生の原因として, 遺伝的素因の係りが強く疑われた.
  • 石川 義久, 鮫島 都郷, 布谷 鉄夫, 本橋 常正, 野村 吉利
    1989 年42 巻9 号 p. 637-643
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    狂犬病細胞培養不活化ワクチンの開発を目的として, RCEH株をVero細胞に長期培養後, 同細胞継代第4代からHmLu細胞で継代し, 21~23代で限界希釈継代を行いRC・HL株を作出した. 本株はRCEH株より, CRFK, ESK, VeroおよびHmLu細胞での感染性と増殖性が良く, 哺乳マウスとハムスターには病原性が高かったが, 成熟したマウス, モルモット, ウサギおよびイヌには病原性を示さなかった. RC・HL株はHmLu細胞で37℃より32~34℃において, またmoiが高いほど高いウイルス価が得られた. 本株の不活化ウイルスの免疫力価が最高値に達する時期は, 感染価が最高値に達する時期より1~2日遅れた. ウイルス回収率および除蛋白率を指標としてRC・HL株ウイルスの精製を試みたところ, 10%ポリエチレングリコール (PEG) 法は, 限外濾過法より良好な精製を示した. 精製ウイルスは, 0.01Mバイナリーエチレンイミンおよび0.0125%β-プロピオラクトン (BPL) により30時間以内に不活化されたが, 0.075%ホルマリンは, 不活化に7日を要した. 免疫力価の4℃における保存性は, BPL不活化ウイルスが最も安定であった.
  • 伊藤 直之, 伊藤 さや子
    1989 年42 巻9 号 p. 645-648
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    Babesia gibsoniの自然感染犬における赤血球内寄生形態を明かにするため, 発症犬26例についてその末梢血液を用いて検索した.
    その結果, 単一寄生状態の原虫が感染赤血球の85.0~100.0%に認められ, 形態学的細分では, 約半数が環状型であった. しかし, 棒状・細枝状型や点状型およびその他の型も全例で観察された. さらに, 原虫の重複寄生状態も22例で認められ, 感染赤血球に対する割合は, 1.0~15.0%であった. 形態学的細分では, 単一寄生の状態で観察された形態のほかに, 花弁状型や網状型が少数ではあるが認められた.
    以上のことから, Babesia gibsoniの赤血球内寄生状態や形態には多様性のあることが明かとなった.
  • 1989 年42 巻9 号 p. 678
    発行日: 1989年
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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