Haemophilus paragallinarum の野外分離株22株と対照株2株の計24株を用いて, 新キノロン系合成抗菌剤のオフロキサシンと既存の15薬剤に対する感受性を比較検討した.
その結果を, MIC
90 (90%の株が発育を阻止される薬剤濃度) の値によって, 感受性が高かった薬剤から順に示せば, 以下のとおりであった.
本菌は供試薬剤中でオフロキサシン (OFLX) に対して最も高い感受性を示し, MIC
90は0.1μg/m
lであった. これに次いで本菌が高い感受性を示したのは, チアンフェニコール (TP), オキソリン酸 (OXA), アンピシリン (ABPC), クロラムフェニコール (CP), トリメトプリム (TMP) の5剤で, MIC
90は0.39~0.78μg/m
lであった. さらに本菌は, ドキシサイクリン (DOXY), オキシテトラサイクリン (OTC), スルファジメトキシンとトリメトプリムの20: 1合剤 (ST) チアムリン (TML), タイロシン (TS) の5剤に対する感受性も比軽的高く, MIC
90が1.56~6.25μg/m
lであった. また, カナマイシン (KM), スペチノマイシン (SPCM) に対する本菌の感受性は中等度で, MIC
90はともに12.5μg/m
lであった. 本菌が低感受性を示した薬剤はスルファメトキサゾール (SMX), スルファヂメトキシン (SDMX), ストレプトマイシン (SM) の3剤で, MIC
90は100~200μ/m
lであった.また, SMで耐性株が7株認められた.
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