と畜場搬入豚25頭および胸膜肺炎発症豚97頭の肺炎病巣からそれぞれ分離した
Actinobacillus(
Haemophilus)
pleuropneumoniae 104菌株および276菌株の血清型と薬剤感受性について検討した.
と畜場豚25頭からの分離菌の血清型は, 2型21頭(84%), 1型2頭 (8%), 8型2頭 (8%)および9型1頭 (4%)であり, このうち1頭からは2型および8型菌が同時に分離された.また, 胸膜肺炎発症豚97頭由来菌株における血清型は2型が64頭(66.0%), 1型12頭(12.4%), 5型10頭 (10.3%), 7型7頭(7.2%), 3型3頭 (3.1%), 12型1頭(1.0%)であった.
いっぽう, と畜場豚由来104菌株は供試した19薬剤に対して全て1峰性の最小発育阻止濃度 (MIC) 分布を示した. しかし, 胸膜肺炎由来株276株はそれの61.2%(169菌株)が供試薬剤のいずれかに対して耐性を示し, 血清型別では1型菌72.7%(40菌株/55菌株), 2型菌65.8%(121菌株/184菌株), 7型菌および12型菌では全菌株 (7菌株および1菌株) ともいずれかの薬剤に耐性であった. しかし, 3型菌および5型菌 (3菌株および26菌株) は全て1峰性のMIC分布を示した.血清型別に薬剤耐性型をみると, 1型菌からはSM・SAs耐性(40.0%)およびSM・SA
s・TP・CP耐性 (22.5%) が, 2型菌ではSM・SA
s耐性(83.5%), 7型菌ではSM・SA
s・PCG・ABPC耐性 (85.7%), 12型菌ではSM・SA
s・TP・CP耐性 (100%) といった多剤耐性菌が比較的高率に検出された.
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