日本獣医師会雑誌
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44 巻, 5 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 特に筋ジストロフィー様疾患について
    小野 威
    1991 年44 巻5 号 p. 461-467
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 吉木 研一, 岩本 玲, 平原 正, 出水田 昭弘, 大田 外之, 佐藤 享二, 児玉 和夫, 佐々木 文存
    1991 年44 巻5 号 p. 468-472
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    オーエスキー病ウイルス (ADV) 可溶化試作ワクチンを3または3.5ヵ月齢豚6頭および7日齢の哺乳豚4頭に2回注射した. 第2回注射後2~4週目に4頭のワクチン非注射対照豚とともに, すべてのワクチン注射豚に対して強毒ADVで攻撃した. 臨床症状を示さなかったすべてのワクチン注射豚および対照豚には, 攻撃後2または4ヵ月目にプレドニゾロン (PD)(1g/日) を4または5日間連続筋肉内に注射した. PD処置後鼻粘液からのウイルス回収はワクチン注射豚10頭中1頭にみられたが, 残り9頭には認められなかった. いっぽう, ワクチン非注射豚では4頭中3頭にウイルス排出がみられたが, 残り1頭には認められなかった. さらに, ウイルスを排出した豚は中和抗体価の明らかな上昇がみられたが, ADVを排出しなかった豚では中和抗体価の有意上昇がみられなかった. このことから, ADV可溶化試作ワクチンを注射された豚では強毒ウイルスの感染を防御することが期待できるものと思われた.
  • 北野 良夫, 牧野田 勝志, 古川 雅浩, 豊満 義邦, 福山 孝人, 東中川 正和, 米丸 光政, 飛松 雅子
    1991 年44 巻5 号 p. 473-477
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鹿児島市の一養豚場において子豚に下痢症が発生し削痩を呈したため, 諸種の治療が試みられたが効果は認められなかつた. したがつて, その原因究明のため病状の強い2頭について病性鑑定を実施した結果, 主要な病変は結腸および盲腸の陰窩上皮にみられ, 粘膜の肥厚, 壊死, 膿瘍形成, また上皮の過形成による結節形成等の病変が観察された. 寄生虫学的, 細菌学的およびウイルス学的に病因を追究したが, 病変部位に多数のトリコモナス原虫の寄生を確認した以外に主因と推定される寄生虫や病原微生物は検出されなかった. なお, 腸内容の細菌検査により空腸および盲腸から大腸菌が, また1頭の盲腸からはキャンピロバクターが分離されたが, 菌数は少なく病変形成に直接関係したようには考えられなかつた. したがつて病変発現の主因については決定できなかつた. しかし, 腸陰窩におけるトリコモナス原虫の多数寄生は, 陰窩腔内への好中球の浸潤を伴い, 病変形成になんらかの関与を示唆させる所見であつた. いつぽう, 間接蛍光抗体法によりトリコモナスの抗体調査を複数の農家について実施した結果, 比較的広域に汚染が確認された.
  • 岩松 茂, 向原 要一, 沢田 拓士
    1991 年44 巻5 号 p. 478-481
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1983年~1986年にかけて長崎県下の豚の肺病変および鼻腔から分離されたPasteurella multocida 143株の11種類の抗生物質に対する感受性を測定した.
    その結果, 多くの株がペニシリン (PC), アンピシリン (ABPC), テトラサイクリン (TC), オキシテトラサイクリン (OTC), クロラムフェニコール (CP) およびチアンフェニコール (TP) に高い感受性を示したが, アミノグリコシド系およびマクロライド系抗生物質には中程度から低い感受性であった. いっぽう, 薬剤耐性株は18株 (12.6%) 検出され, うち2株が6剤耐性 (PC, ABPC, TC, OTC, ストレプトマイシン (SM), カナマイシン (KM)), 1株が2剤耐性 (TP, SM), 残りの15株がPC, OTC, CPおよびSMなどの単剤耐性であった. 薬剤耐性株の出現頻度は葵膜血清型A型 (9.9%) よりもD型 (27.3%), あるいは出血性壊死毒素産生陰性株 (9.9%) よりも陽性株 (27.3%) において高かった (P<0.05).
  • 1991 年44 巻5 号 p. 482-487
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 西田 明彦, 金谷 州明
    1991 年44 巻5 号 p. 492-495
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    臨床経過から上皮小体機能低下症と推定された低カルシウム血症の犬1頭 (患犬) の他に実験的上皮小体機能低下犬3頭 (実験犬) および対照として健康犬4頭 (対照犬) を用い, EDTA負荷試験を行った.
    EDTA負荷試験の方法は5%ブドウ糖200mlに体重1kg当たり70.0mgのEDTA-2Naと4mgの塩酸プロカインを溶解して約20分かけて点滴投与した. 投与前と投与後5分, 1時間, 2時間および3時間後にそれぞれに採血し, 血清カルシウムと血清PTHを測定した.
    その結果, 血清カルシウム値の投与前値への期待回復時間は対照犬では3.27±0.42時間 (Mean±SD) であるのに対して, 患犬は7.5時間, 実験犬は6.0~7.5時間といずれも遅延していた.
    血清PTH値は対照犬では負荷直後に負荷前の3.15±0.77倍に上昇したのに対して, 患犬と実験犬では全く上昇がみられなかった.
    以上より, 患犬は特発性上皮小体機能低下症と確定診断され, EDTA負荷試験が犬の本症の診断にきわめて有用であることが判明した.
  • 鈴木 實, 七條 喜一郎, 竹内 崇
    1991 年44 巻5 号 p. 496-501
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    犬の脳波を臨床に応用するための基礎的研究の一環として, 中枢神経興奮薬である1, 5 pentylenetetrazol (東京化成工業, Cardiazol) 賦活による脳波について検討した. Cardiazol賦活の初期には, 棘波, 徐波, 棘・徐波複合の混在する発作波が出現した. これに続いて, 持続性の棘波 (大発作期) が全導出に出現し, その後, 電気的無活動の状態 (放電休止期) となった. Cardiazol賦活によってみられた運動発作は, 屈曲相, 強直相, 間代相の各痙攣発作であった. これらの運動発作は脳波発作との関連がみられた. 脳波のpower spectrum分析では, Cardiazol投与後total powerは急激に増加し, 暫時高値を維持した後, 急激に減少して投与前の値に復する経過をとった. 周波数成分比および平均周波数においてもそれぞれ一定の経過をとる傾向が認められた. 以上のことから, Cardiazol賦活は犬のてんかん様発作を再現する手段として有用であり, てんかん様症状のみられる犬の臨床診断に賦活脳波を応用するうえで, 痙攣発作時の脳波パターンの参考になると思われる.
  • 1991 年44 巻5 号 p. 502-507
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 澁澤 辰巳, 鶴水 隆, 橋本 喬
    1991 年44 巻5 号 p. 512-514
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    犬の口腔におけるStreptococcus mutansの保有状況について室内飼育犬69例を対象に検討した. その結果, 生化学的性状 (bio type) がS. mutansに一致するものが37例 (53.6%) から分離された.
    この分離菌株の血清学的性状 (sero type) は, 既知のc型が15株 (40.5%), d型が4株 (10.8%) であり, 他の18株は現在既知のタイプと一致せず同定不能であった.
  • 1991 年44 巻5 号 p. 515-518
    発行日: 1991/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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