日本獣医師会雑誌
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44 巻, 6 号
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  • 佐藤 静夫
    1991 年44 巻6 号 p. 565-576
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 武居 和樹, 村上 賢司, 布藤 雅之, 宇野 健治, 東 量三
    1991 年44 巻6 号 p. 577-580
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛の壊死性腸炎の発生要因を知る目的で壊死性腸炎牛14頭, 各種の病牛37頭, さらに健康牛としてホルスタイン種107頭および黒毛和種81頭について, Clostridium perfringensと大腸菌の保有状況を定量的に調べた. また, ホルスタイン種3頭および黒毛和種13頭について, 出生直後から80日齢までの期間, C. perfringensの出現状況を経時的に調べた.
    病牛37頭では60日齢以下の20頭中12頭から, また60日齢以上の17頭中12頭から, C. perfringensは105-6cfu/g, 大腸菌は108cfu/gの程度に分離された.60日齢以下の正常糞便ではホルスタイン種は80%の分離率で平均菌数は105.9cfu/gであり, 黒毛和種は同19.3%, 105.2cfu/gであった. 大腸菌は全例の牛から106-8cfu/gの範囲で分離された.また, 経時的な検査ではC. perfringensは人工乳哺育のホルスタイン種子牛に多く出現したのに対し, 母乳哺育の黒毛和種では稀であった.
    以上のことから, 60日齢以下のホルスタイン種の糞便におけるC. perfringensの増殖は代用乳の給与によるものであろうということ, および大腸菌は如何なる病的状況の牛でも増加することが示唆された.
  • 岡崎 好子, 稲毛 幹雄, 村上 覚史, 岩淵 功, 鈴木 達郎, 坂梨 裕, 原 康弘, 菊池 孝之
    1991 年44 巻6 号 p. 581-586
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1988年12月から1989年12月にかけて, 千葉県内5カ所の一貫経営の大型養豚場で豚のActinobacillus pleuropneumoniae感染症が発生した.
    気は3-7カ月齢の豚で冬期ばかりでなく年間をとおして発生した. 各農場での発病率は0.3-25%で, 1農場での艶死率が14.6%に達した.
    病理学的所見では, 線維素性胸膜肺炎が主体であったが, 一部で脳髄膜炎および心外膜炎が認められた.
    供試した11頭の病豚全例の肺から分離されたA. pleuropneumoniae菌の血清型は1型および2型であった. 両型菌が同時に分離された農場はなかった. 1型菌株30株は全例とも供試した薬剤に対して多剤耐性を示し, また2型菌株では22株中5株に耐性菌が検出された.
  • 鍋谷 政広, 荻野 博明, 中林 大, 渡辺 大成, 村山 仁一, 石井 清衛, 星野 範雄
    1991 年44 巻6 号 p. 587-590
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1989年12月, 新潟県内のミンク飼養農場において繁殖用ミンク232頭中8頭が急性経過で死亡し, 6頭について病性鑑定を実施した. 剖検で著変は認められなかったが, 組織学的には延髄で神経細胞およびグリア細胞に好酸性核内封入体を伴った壊死巣が観察された. また, 三叉神経節では神経細胞における核内封入体の形成, 神経食現象およびミクログリアの集簇, 扁桃では粘膜上皮における核内封入体の形成がみられた. 酵素抗体法により, これら病変部に一致して豚ヘルペスウイルス1 (オーエスキー病ウイルス: ADV) 抗原が検出された. 脳からADVが分離され, その性状は従来わが国で分離されているウイルス株と同様であった. 発生農場周辺の養豚場にはADV抗体陽性豚は認められなかったが, ミンクの飼料としてADV汚染地域由来の豚の生臓器が給与されており, これが感染源と思われた.
  • 高吉 克典, 国場 保, 比嘉 弘正, 松川 俊一, 大城 喜光, 多嘉良 功, 平田 勝男
    1991 年44 巻6 号 p. 591-594
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    沖縄県八重山群島で1989年5月から6月にかけて, 発熱, 食欲不振または廃絶, 呼吸促迫, 流涎, 眼瞼腫脹, 筋肉の振戦破行, 起立困難または不能等を主徴とする牛の疾病が多発した. 牛流行熱 (BEF) ウイルスに対する発症牛の血清中和抗体の保有率は63%であった. 発症初期牛の血液中のパフィーコートから円形穎粒状の細胞変性効果を示すウイルスが分離された. 分離ウイルスは直径60-150nmの円錘型の形態を示し, BEFウイルス家兎免疫血清により中和された. これらの検査結果から, 八重山群島で発生した牛の疾病をBEFと診断した.
  • 1991 年44 巻6 号 p. 595-601
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 北川 均, 佐々木 栄英, 茶谷 公一, 古井 裕二
    1991 年44 巻6 号 p. 611-615
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    フレキシブル・アリゲーター鉗子による犬糸状虫摘出手術を想定して, X線透視時における防護スクリーンおよびカーテン等の被曝防止効果を検討した. γサーベイメーターによる測定 (n=15) では, 術者の顔に相当するA位置のX線線量当量 (被曝放射線量) は24.6±7.5マイクロシーベルト (μSv)/hrであったが, 防護措置により0.47±0.08μSv/hrに減少した. 左手先に相当するB位置では33.1±13.7μSv/hrから3.01±1.23μSv/hrに減少し, さらに防護手袋の使用により0.44±0.16μSv/hrまで減少した. 術者の足元のC位置では0.65±0.27μSv/hrから0.24±0.10μSv/hrに減少した. フィルムバッジにより測定した20秒×15回×20頭の透視時における術者の受ける線量当量は, B位置の3mm線量当量 (眼の水晶体に対する組織線量当量) と70μm線量当量 (皮膚に対する組織線量当量) とも測定時きは0.1ミリシーベルト (mSv) であったが, 実効線量当量である1cm線量当量測定値は検出限界 (0.1mSv) 未満であった. AおよびC位置, さらに防護時はすべての位置で線量当量は検出限界未満であった. 20秒×15回の透視時に実験犬の受ける線量当量は, 1頭当たり1cm線量当量値で2.20±0.96mSvであった.
  • 大関 好明, 本田 充, 首藤 健一, 信永 利馬
    1991 年44 巻6 号 p. 616-621
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ヒキガエル中毒は多くの臨床家が経験しているものと推察されるが, その実態は明らかでない. かかる観点から今回, 犬におけるヒキガエルによる実験的中毒を試みた.
    供試犬は臨床上健康と思われた9頭で, 捕獲した野生のヒキガエルを摂食および噛齧させ, のち経時的に観察した.摂食犬は, ヒキガエルの大小や犬の体重等に関わりなく摂食約60分後に2頭, 10時間-12時間の間には全例に嘔吐が認められ, のちにNo.7を除き次第に正常に復した.
    いっぽう, 生体を噛齧した2頭はその直後に流挺, 頭振等のジギタリス様中毒症状を呈し, のちに次第に正常に復した. 一部供試犬の摂食前, 後の血液学的変動は, ほぼ生理学的変動の範囲内の変化であった. さらに剖検による炎症の程度は個体により異なったが, 小腸炎が全剖検犬の88.8%(8頭/9頭) に認められた.
  • 1991 年44 巻6 号 p. 624-628
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 土屋 亮, 佐藤 守俊
    1991 年44 巻6 号 p. 632-636
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    尿石症のためと畜場に搬入された肥育去勢雄牛143頭の臨床症状, 剖検所見および血液所見を, 血中尿素窒素値 (BUN) を病勢進行度の指標として解析した.
    沈欝, 眼球陥没, しぶりを認めた牛では, それらを認めない牛よりBUNが高く, 起立不能牛のそれは著しく高かった.
    BUNによって軽症から重症まで5群 (I-V) に分け, 各群の剖検所見を比較すると, 肝退色, 骨格筋水腫, 腸粘膜充出血および膀胱破裂が重症群で比較的多く認められ, 膀胱破裂以外の泌尿器病変の発現率は各群の間に差がみられなかった.
    血液所見も同様に群間比較したところ, クレアチニンは重症群になるにつれて増加し, グルコース, 無機リン, GOT活性はV群において有意に増加していた.
    BUN増加に伴うこれらの代謝異常は著者らが既に報告した実験的尿閉山羊の経時的変化とほぼ共通しており, BUNをと畜検査における尿毒症判定の指標として用いることの妥当性が確認された.
  • 慶野 昌明
    1991 年44 巻6 号 p. 637-640
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 1991 年44 巻6 号 p. 641-645
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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