日本獣医師会雑誌
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45 巻, 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 犬, 猫ならびに馬の行動から
    楠瀬 良
    1992 年45 巻1 号 p. 1-7
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 一条 茂, 納 敏, 竹田 孝夫, 更科 孝夫
    1992 年45 巻1 号 p. 8-12
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    3頭の馬に対しE・SE剤 (1ml中にSe 2.5mg, d-α-tocopherol acetate 50mgを含有) の大量筋肉内投与 (1回量: 5.72-8.6ml/100kg) を行い, 投与後の臨床所見, 血中濃度, 臓器含量について検討した.
    E・SE剤8.3ml/100kgの1回注射例では6日間の観察期間中, 血清Se値が149.8-2253ppb, 血清トコフェロール値 (Toc) が676.8-1369.6mg/100mlの範囲の高値を示したが, 血液GSH-Px活性値は増加しなかった
    E・SE剤8.6ml/100kgの7日間隔, 2回注射例では2週間の観察期間中, 血清Se値は146.0-369.9ppb, 血清Toc値は544.6-1443.6μg/100mlの高値を示したが, 血液GSH-Px活性値は増加しなかった.
    E・SE 5.72ml/100kgの10日間隔, 6回注射例では60日間の観察期間中, 血清Se値は72.6-119.7ppb, 血清Toc値は386.5-448.3μg/100mlの高値となったが, 血清GSH-Px活性値は40日以降に軽度に増加したのみであった.
    試験終了時の供試馬の各臓器のSe含量では肝臓, 脾臓, 腎臓が対照馬に比べ高値を示した. 臓器のα-Toc含量では肝臓, 副腎, 脾臓骨格筋, 心筋, 腎臓が対照馬に比べ高値であった. 供試馬はいずれも臨床所見の異常がみられなかった
  • 野呂 明弘, 山田 勤, 糸井 浩, 小見 邦雄, 小材 幸雄, 宮前 千史
    1992 年45 巻1 号 p. 13-18
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    血漿リン脂質 (PL) と総コレステロール (T-cho) の生理的ならびに病態生理的変動を種々の生理状態の牛と肝臓機能障害牛を用いて調査した. その結果, PL濃度, 血漿リン脂質分画比 (PC/SM) 比は飼料中粗脂肪給与量の増加に伴い増加傾向がみられたが, PL/T-cho比は大きな変動はなかった. また, PL濃度PC/SM比は分娩直後に減少したが, 分娩後のPL濃度の増加に伴いPC/SM比も増加した. PL/T-cho比は分娩前後に増加し, その変動は血清総胆汁酸濃度と同様な傾向を示した. 肝臓障害牛では発症時にPL-cho比は減少し, 発症以後は臨床症状が回復するまで高値が継続した. また, 特発性心筋症例のPL/T-cho比は発症6-3週前に減少が認められた. さらに, 肝臓障害が認められた搾乳牛群 (20頭) のPL/T-cho比は対照牛群 (10頭) に比較して高値を示したが, PC/SM比には大きな差はみられなかった
    これらのことはPC/SM比は牛では生理的変動が大きく臨床的に応用することが困難であるが, PL/T-cho比は病態により変動するため予後判定の指標として有用と考えられる
  • 佐藤 慎一, 和田 恭則, 山口 俊男, 勝見 晟, 小林 正人
    1992 年45 巻1 号 p. 19-22
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鉛中毒が子牛に発生した農場の鉛汚染の実態を知る目的で子牛の血液中鉛濃度を中心に調べ, あわせて血液検査も実施した.調査は発生農場およびその周辺の未発生農家の臨床上著変のない10日齢の哺乳子牛 (黒毛和種) をそれぞれ50頭, 14頭供試し, 次の結果が得られた.
    1) 血液中鉛濃度は発生農場の子牛が51.5±53.1μ9/100mlで, 未発生農家の7.9±3.6μg/100mlに比べて有意に高かった (P<0.01).
    2) プロトポルフィリン濃度は発生農場の子牛が未発生農家のものに比べて有意に高かった (p<0.05).
    3) 発生農場の子牛の血液中鉛濃度は1号棟 (1981年製) 12.4±7.9μg/100ml, 2号棟 (1982年製) 48.8±48.9μg/100ml, 3号棟 (1983年製) 81.1±57.3μg/100mlで, 牛舎の建築年次が新しいほど有意に高かった (1vs2: P<0.05, 1vs3: p<0.01, 2vs3: p<0.05)
    4) 発生農場の牛舎別子牛のδ-アミノレブリン酸脱水素酵素活性は牛舎の建築年次が新しいほど有意に低かった (1vs2: p<0.05, 1vs3: p<0.01)
    5) 発生農場の牛舎別子牛の赤血球数, ヘマトクリット値は新しい牛舎ほど低い傾向がみられ, γ-グルタミルトランスペプチターゼ活性は高い傾向がみられた.
    以上の成績から, 発生農場の子牛は鉛に汚染され, しかも新しい牛舎の子牛に鉛汚染の高いことが認められた.
  • 佐藤 慎一, 和田 恭則, 山口 俊男, 勝見 晟, 小林 正人
    1992 年45 巻1 号 p. 23-27
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鉛汚染の高い10日齢の黒毛和種39頭にエデト酸二ナトリウムカルシウム (Ca, Na2-EDTA) を1日当たり32~37mg/kg体重の割合で静脈内注射した. Ca, Na2-EDTAは5日間投与し, 2日間休薬後再び5日連用した. Ca, Na2-EDTA投与10週後まで子牛の血液中鉛濃度ならびに血液性状を経時的に測定し, 次の結果が得られた.
    1) 血液中鉛濃度はCa, Na2-EDTA投与1~4週後で高い値を示したが, 7週後では低下しはじめ10週後で有意に低い値を示した (p<0.05). 牛舎別の血液中鉛濃度の推移は1号棟 (1981年製), 2号棟 (1982年製) のもとでは鉛濃度の低下が早く, 3号棟 (1983年製) では遅かった.
    2) 牛舎別のδ-アミノレブリン酸脱水素酵素活性の推移は1号棟のものがCa, Na2-EDTA投与1週後から増加したが, 2, 3号棟のものでは変化がみられなかった.
    3) プロトポルフィリン濃度赤血球数, ヘマトクリット値, 血色素量はCa, Na2-EDTA投与1週後から高い値を示した.
    4) 鉛中毒の発生が2, 3号棟の子牛7頭にみられた.これら発症子牛と非発症子牛の血液中鉛濃度には有意差がみられなかった.
    以上の成績から, いずれの子牛も鉛中毒発生の可能性があり, それらにCa, Na2-EDTAを投与したところ, 血液中鉛濃度の低下が認められた
  • 江島 博康, 青木 重人
    1992 年45 巻1 号 p. 32-34
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    新しい手持ち式眼圧計“Tono-pen 2”を眼科疾患を持たない正常な犬, 猫に試用し, それらの正常値を算出するとともにその有用性について検討した. 正常眼圧は, 犬107例の214眼では17.1±3.5mmHg, 猫58例の116眼では17.5±3.5mmHgであった. Tono-pen 2における最大値と最小値の差は, 犬, 猫ともに0~7mmHgの範囲であり, 犬の63.3%は0~2mmHgの範囲に, また猫の72.6%は0~2mmHgの範囲にあり, 本器のばらつきは小さく精度の高いことが示された. 犬の眼圧は加齢とともに低下する傾向を示した. 1日の中で午前, 午後の眼圧値の比較を行ったところ, 犬では午後でやや高い傾向が, いっぽう, 猫では午前でやや高い傾向が伺えた.
    Tono-pen 2は操作が簡単で動物の頭位は通常の位置でよく, 保定による不快感を与えないので小動物臨床向きであり, 測定者がその感度や特性を十分認識して使用すれば手軽で極めて有用な眼圧計と思われた.
  • 岡本 芳晴, 南 三郎, 松橋 晧
    1992 年45 巻1 号 p. 35-37
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    猫の大腿骨骨幹部の重度な粉砕骨折を髄内ピンとワイヤーを用いて整復し, さらに髄内ピンの安定化を目的として創外固定用クランプを利用してピンを創外より固定したところ, 良好な治癒経過を認めた.
    猫の大腿骨骨幹部の重度な粉砕骨折を髄内ピンとワイヤーを用いて整復し, さらに髄内ピンの安定化を目的として創外固定用クランプを利用してピンを創外より固定したところ, 良好な治癒経過を認めた.
  • 神田 隆, 塩沢 寛治, 佐藤 文一, 青木 慶祐, 仁科 徳啓
    1992 年45 巻1 号 p. 45-47
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    人の出血性大腸炎の起因菌として注目されているVero毒素産生性Escherichia coli 0157: H7の家畜における分布を知る目的で, 1987年9月から12月に牛300頭の糞便を対象に本菌の分離を試みた. その結果, 国産の黒毛和種1頭 (0.33%) から本菌を分離した. 本菌の培養上清はHeLa細胞に対して細胞毒性を示し, マウス致死活性を有していた. また, 本菌がVerocytotoxin 2を産生することが特異抗体を感作させた逆受身ラテックス凝集反応で確認された. 本菌は人似外の動物からの分離としてはわが国では初めての報告と思われる.
  • II. 養豚
    小池 和明
    1992 年45 巻1 号 p. 62-64
    発行日: 1992/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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