巻号一覧
46 巻, 11 号
選択された号の論文の13件中1～13を表示しています
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今藤 豊重, 中崎 生雄, 鶴田 良輔, 流合 哲郎, 上宮田 正己, 古川 雅浩, 北野 良夫1993 年 46 巻 11 号 p. 909-912
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー半高床式の子豚飼育舎で, 2～3ヵ月齢豚が離乳後発育不良に陥り, 貧血, 削痩, 血様下痢などを示して400頭中40頭が死亡した. 死亡3例の剖検で盲腸・結腸に豚鞭虫の濃厚寄生が認められた. 駆虫剤投与により一時的に改善されたが, 4～5カ月齢で同様の症状がみられ, 20頭が死亡した. 調べた2頭とも豚鞭虫の寄生が認められ, うち1頭の肺・肝・腎・空腸・盲腸内容からSalmonella choleraesuisが検出された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3526K) -
天野 弘, 梶尾 規一, 土屋 守, 柴田 昌利, 佐野 幸男, 杉山 源吾1993 年 46 巻 11 号 p. 913-916
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー静岡県下の健康なコンベンショナル豚318頭 (12養豚場) 中257頭 (80.8%) からHzmophilus parasuisが分離されたが, SPF豚98頭 (3養豚場) はすべて陰性であった. 分離菌のPAGE型は, 61株中51株 (83.6%) がI型, 10株はII型であった. コンベンショナル豚のCF抗体保有率は87.4%であり, SPF豚は全例が抗体陰性であった. 調べたと畜場出荷豚278頭は全例抗体陽性であったが, 漿膜炎の有無と抗体価との関連性は見出されなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (566K) -
布施 勝利, 凾城 悦司, 菊池 直哉, 中野 良宣, 中岡 祐司, 村上 晋一1993 年 46 巻 11 号 p. 917-919
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー甚急性乳房炎牛92例から分離された大腸菌100株の性状および形態について検討したが, 甚急性乳房炎由来大腸菌の特異的マーカーとなる性状は見出せなかった. 血液寒天培地上でムコイド状コロニーを呈したのは供試菌中31株, 溶血性は14株で, 運動性は80株に認められた. 多くは定型的大腸菌の生化学的性状を示し, O群別試験では一定傾向は認められなかった. 血清抵抗性は全株に認められたが, ベロトキシンおよび耐熱性エンテロトキシン産生株はなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (509K) -
七條 喜一郎, 鈴木 實, 竹内 崇, 籠田 勝基, 山我 義則, 梅村 孝司, 島田 章則1993 年 46 巻 11 号 p. 920-924
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー運動失調ならびに視力低下がみられた2.5ヵ月齢のホルスタイン種雄子牛について脳波測定ならびに病理学的検索を行った. 覚醒期脳波は記録全般をっうじて高振幅 (40～120μV) 徐波の優勢なパターンを示し, 一時的にほぼ正常なパターンを示すこともあった. 睡眠期には200μVを越える高振幅徐波が出現した. 音刺激に対しては無反応であったが, 光刺激に対しては反応が認められた. 病理学的には中枢神経系の広範な領域に著しい海綿状変性がみられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (497K) -
野呂 明弘, 樋口 克治, 中島 信明, 斉藤 友喜, 苫米地 達生1993 年 46 巻 11 号 p. 925-928
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリーゲル濾過により牛血清リボ蛋白の連続的分画を試みたところ, 出生直後の仔牛ではLDL分画の高値とHDL分画の低値がみられ, 成人のパターンとほぼ同様であった. しかし出生後6日にはLDL値の減少とHDL値の増加がみられ, 乳用育成牛と同様のパターンとなった. 乳用牛では分娩前30日にLDL分画の消失が認められ, 泌乳全期間を通じてLDL分画は検出されなかった. 分娩後90日にはHDL分画の増加が認められたが, その分画はLDL領域にまたがって存在していたことから, 比重は軽くサイズは大きなHDLと推察された.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (548K) -
1993 年 46 巻 11 号 p. 929-934
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1314K) -
網本 昭輝, 岩本 伸二, 八村 寿恵, 佐々木 主計, 田浦 保穂, 中間 實徳, 山内 高史1993 年 46 巻 11 号 p. 945-951
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー8頭の幼犬にみられた埋伏永久犬歯14例について, 即時傾斜移動による外科的矯正, 歯肉開窓術あるいは抜去による治療を行い, 12例 (85.7%) で良好な結果が得られた. エックス線像で埋伏永久犬歯の歯根が未完成の例を対象とし, 晩期残存乳犬歯の抜歯後に, 即時傾斜移動を実施した. 移動困難の場合には, 歯肉を切開し, 移動方向の歯槽骨を切除した. 永久犬歯を移動後に生じた歯槽窩に, 抜歯した乳犬歯の歯根部で作製したくさびを打ち込んで, 移動した永久犬歯を固定し, 固定が不十分な場合は, ワイヤーや即時重合レジンを用いて外固定を行った.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (12900K) -
朝倉 宗一郎, 太田 充治, 瀧本 良幸, 原 喜久治, 西 賢1993 年 46 巻 11 号 p. 952-957
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー犬の老年性初発白内障に対する人用抗白内障薬ピレノキシン点眼剤の効果を検討した. 水晶体混濁の改善または進行抑制を示した有効例は18例中13例 (72.2%) で, 1例のみに充血および流涙の眼刺激症状がみられた. 水晶体混濁部改善所見は投与後平均81.6日で出現し, 発症年齢が若い皮質白内障例で特に有効であった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2312K) -
石川 利雄, 山本 浩嗣, 杉山 芳樹1993 年 46 巻 11 号 p. 958-960
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー日本猫 (雌5歳, 体重3.2kg) の1例で腸重積と子宮外妊娠 (ミイラ胎子) の合併を認めた. 腸重積は回腸に認められ, 当該部の切除と端々吻合手術で整復し, 健康な状態に復した. 卵巣子宮切除を行い, 同時に子宮外妊娠胎子を摘出した. 子宮には裂傷, 癒着などはみられなかった. 二重胎膜に包まれた胎子の胎齢は妊娠後期で, 頭部を抱き込む姿勢を呈して大網膜に付着し, 胎盤形成はなかった.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3400K) -
小嶋 佳彦, 田中 克明, 山口 知恵野, 大地 隆温1993 年 46 巻 11 号 p. 961-963
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー発情休止期および無発情期の雌犬45頭に酢酸クロルマジノン (CMA) 含有インプラント (5.8-22.7mg/kg) を皮下に移植したところ, 全例が12～19カ月間無発情に経過し, 血中プロジェステロン値も低値を示した.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (349K) -
1993 年 46 巻 11 号 p. 964-973
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
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大野 明美, 新里 武則, 末吉 有, 富永 正哉, 新垣 政一, 城間 秀栄, 大城 孝喜, 斉藤 守弘, 板垣 博1993 年 46 巻 11 号 p. 979-982
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
ジャーナル フリー1991年8月から1992年2月までの期間に, 沖縄県でと殺された肥育豚100頭中13頭 (13%), 繁殖豚200頭中94頭 (47%) にS. mniescheriana (106頭) およびS. porcifelis (1頭) の感染が認められた. 感染は県全域に認められたが, 特に南部地域で感染率が高い傾向を示した.S. mniesckerianaのシストは壁が厚く柵状構造を呈していたが, S. porcifelisのそれは壁が薄く平滑であった.
S. miescheriana感染肉を犬に経口投与したところ, 投与後11日以降糞便にスポロシストの排泄がみられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (5533K) -
1993 年 46 巻 11 号 p. 983-985
発行日: 1993/11/20
公開日: 2011/06/17
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