牛をはじめとする各種動物のアミロイド症46例について, 過マンガン酸カリウム前処理によるコンゴーレッドの染色性の変化とアミロイド蛋白の関連について免疫組織化学的に検索した. 検索症例の多数 (牛21/27, 猫1/6, 豚2/2, 犬1/1, 兎1/1, マウス0/1, 鳥類6/8) が過マンガン酸カリウム前処理に感受性で, 抗AA抗体に陽性であった.過マンガン酸カリウム前処理に抵抗性を示した症例の多数 (牛6/6, 猫5/5, マウス0/1, 鳥類1/2) が抗AA抗体に陽性であった. これより動物のアミロイド症については, 人と異なり過マンガン酸カリウム前処理に抵抗性のものにもAA蛋白の沈着によるものがあると思われた. また, 兎と猫に認められたハム脾ではAA蛋白の沈着が認められた. 獣医領域においては, 過マンガン酸カリウム前処理や沈着様式からアミロイド蛋白の同定を行う際には注意して対処すべきであると思われた.
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