犬角膜真菌症の3例において, いずれも羞明, 流涙, 疼痛とともに灰白色混濁を伴う角膜潰瘍がみられたが, 前房出血や蓄膿, 虹彩癒着, 角膜の血管新生はみられなかった. 症例1では瞬膜被覆術後約2週間抗生物質やアトロピンを点眼したが症状は増悪した. そこで, 角膜掻爬物の真菌学的検査を実施したところ
Aspergillus fumigatusの感染が認められたため, ナイスタチンやアムフォテリシンBの眼軟膏を投与したが改善はみられなかった. 症例2と3では初診時に実施した角膜掻爬物の直接検査で真菌の感染を確認し, 培養によって
Candida albicmsを分離同定した. それぞれ約1ヵ月間または2週間, ピマリシン等を点眼したところ瘢痕を残さずに治癒した
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