1992年2月, 沖縄県西表島でイリオモテヤマネコ (
Felis iriomotensis) が衰弱状態で保護され, 死亡した. 気管粘膜には泡沫粘液が多量に付着し, 線維性に肥厚し, カタル性線維素性気管支肺炎を呈し, 組織学的に肺胞壁の水腫と炎症細胞浸潤が認められ, 細気管支腔内と肺胞内には無数の線虫がみられ,
Capillaria aerophilaと同定された. 胃粘膜には著明な出血斑が認められ, 結腸には線虫および条虫が寄生していた. 肺と心臓から
Pasteurella dagmatisが分離され, ペニシリン, オキシテトラサイクリン, ストレプトマイシンなどに高い感受性を示した.
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