皮膚型牛白血病例 (3歳, ホルスタイン種) について, 皮膚腫瘤発見後20日に剖検を行った.血清生化学的には, LDH活性が上昇, α
1-酸性糖蛋自も高値を示し, 牛白血病ウイルス抗体は陰性, 白血球数は19, 400/μ
l, リンパ様細胞は93%を示した.皮膚の腫瘍はほぼ全身にみられ, 体表, 骨盤腔内リンパ節は高度に腫大, 膀胱粘膜に赤褐色の腫瘤の形成を認めた.組織学的には, 表皮で軽度の角化亢進がみられ, 真皮層では腫瘍細胞が高度に増殖していた.腫瘍細胞は類円形淡明核と好塩基性細胞質を有する細胞, または細胞質明調の大型リンパ様細胞で, 核分裂像もみられ, 特に, 血管周囲の好塩基性細胞の集積が注目された.
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