日本獣医師会雑誌
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52 巻, 12 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 山下 伸夫, 坂口 実, 斉藤 久孝, 千葉 伸
    1999 年52 巻12 号 p. 763-767
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    2種のヤブカ属の蚊におけるアカバネウイルス媒介能を明らかにするため, そのウイルス保持期間と吸血間隔を調べ, 伝達試験を行った. ウイルス混合血液を吸血させて2日間飼育したヒトスジシマカでは頭胸部からウイルスが検出されたが, ヤマダシマカでは検出されなかった. ヒトスジシマカの未飽血個体ではその約70%の個体がウイルス保持期間内の吸血後2日に再吸血した. ウイルス混合血液を吸血したヒトスジシマカによる子牛へのウイルス伝達試験では, 子牛のウイルス中和抗体価の上昇は認められず, ヒトスジシマカのアカバネウイルス媒介は確認できなかった.
  • 森岡 秀就, 坂口 実
    1999 年52 巻12 号 p. 768-771
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    帝王切開術によるSPF豚作出へのイソフルレン麻酔の応用について検討した. 硫酸アトロピン (0. 05mg/kg) およびアザペロン (2mg/kg) の投与後, 笑気-酸素- イソフルレンによる吸入麻酔を行い, あわせて塩酸プロカインで局所浸潤麻酔した. イソフルレンの濃度は, 痛覚反応を経時的に観察し, 安全な手術が可能な最低濃度にまで下げて維持した. すなわち, 吸入麻酔導入後4~7分でイソフルレン濃度を4%から0. 5%にまで下げ, 0.5%で維持した. その結果, 非妊娠豚でのMACを指標とした導入から胎子摘出終了までのイソフルレン投与量は31. 4±4. 1MAC・minとなり, 95. 8±6. 9%の高い子豚蘇生率が得られ, 母豚に対する安全性も確認された.
  • 高島 久幸, 富松 洋
    1999 年52 巻12 号 p. 772-774
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1993~1998年に, 岐阜県内で病性鑑定を行った野外の症例240検体について病理学的に観察した. 中等度ないし重度の間質性肺炎が, 年によって多少の変動はあったが30~60%の豚に観察された. 抗豚繁殖・呼吸障害症候群 (PRRS) ウイルス免疫血清を用いて, 免疫組織化学染色 (酵素抗体法) を行ったところ, 間質性肺炎が観察された豚の11.1~23.1%にPRRSウイルス抗原が検出された. 月齢別に検索したところ, 間質性肺炎が観察された豚の陽性抗原の検出率は, 3カ月齢以下では21.4~30.8%であったが, 4カ月齢以上では6.3~17.6%であった.
  • 永田 雅彦, 酒井 健夫
    1999 年52 巻12 号 p. 775-779
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ASCどうぶつ皮膚病センターに来院した犬534頭の皮膚病の発生状況を調査した.皮膚病の区分としては感染性皮膚疾患 (29.5%), アレルギー性皮膚疾患 (19.1%) および内分泌性皮膚疾患 (13.7%) が多かった (P<0.01). 疾患としては膿皮症 (16.3%), 脂漏性皮膚炎 (13.5%) およびアトピー性皮膚炎 (9.1%) が多かった. これら症例の予後は, 継続治療を必要とする場合が多かった (52.2%;P<0.01). また全国の動物診療施設 (以下, 開業病院) を対象にアンケート調査を行い, 回答のあった669施設における犬の皮膚病の発生状況を検討した.開業病院では内科疾患と並んで皮膚病に罹患した犬の外来件数が多く (35.1%;P<0.01), かった (62.2%). また皮膚科の外来件数は夏に多いと回答した病院が多かった (64.5%;P<0.01). 開業病院における皮膚病の区分としては感染性皮膚疾患 (32.1%) ならびにアレルギー性皮膚疾患 (21.5%) が多く (P<0.01), 疾患としてはノミアレルギー性皮膚炎 (86.7%), 膿皮症 (85.1%), 外耳炎 (84.6%), アトピー性皮膚炎 (56.5%), 脂漏性皮膚炎 (50.4%), 耳疥癬 (48.4%), 急性湿性皮膚炎 (47.2%) および肢端舐性皮膚炎 (41.9%) が.多かった.
  • 阿久沢 正夫, 大石 明広, 冨宿 誠吾, 出口 栄三郎, 三角 一浩, 坂本 紘, 安田 宣紘, 岡本 嘉六, 杉村 崇明
    1999 年52 巻12 号 p. 780-783
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    わが国の6地域における飼育犬の血清レプトスピラ抗体陽性率は北海道25. 8%, 静岡県40. 0%, 富山県8.9%, 兵庫県10.0%, 岡山県15.0%, 沖縄県29.0%であった.これらの抗体は, 従来わが国で常在が確認されている6血清型 (Leptospira autumnalis, L. hebdomadis, L. australis, L. icterohaemorrhagiae, L. canicola, L. pyrogenes) に対するもので, わが国では確認されていないが外国では家畜への強い病原性が認められている2血清型 (L. pomona, L. hardjo) に対する抗体は検出されなかった. 抗体陽性犬は臨床的に正常で, レプトスピラ症が疑われる症状および病歴はなく, 血清のブドウ糖, BUN, GOT, GPT, アルカリフォスファターゼ, 総コレステロール, 総ビリルビンの値も正常範囲内であった.
  • 宗像 保久, 井上 勇, 白井 温
    1999 年52 巻12 号 p. 784-787
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    埼玉県こども動物自然公園で飼育されていた, 推定年齢2歳のグリーンイグアナが1996年5月2日に死亡した. 剖検の結果, 胃内から3, 940隻の線虫を分離した. 虫体は灰白色体表には明瞭な横縞がみられ, 体長 (体幅) は雌3. 81±0-86mm (0.45±0.10mm), 雄2.73±0.36mm (0.45±0.10mm) であった. 形態学的に口唇は2個に分かれて乳頭突起を有し, 食道は前部と後部に分かれて終末はバルブ状を黒し, 交接刺は1本で副交接刺はみられなかった. また, 虫卵は楕円形で大きさ120~150×50μm, 小蓋を有し壁は不対称であった. 以上の成績よりPharyngodonidae科に属するOzolaimus megalyphlonと同定された.
  • 福永 成昭, 大小田 勉, 勝見 正道, 高井 伸二
    1999 年52 巻12 号 p. 789-792
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鹿児島および青森県の豚下顎リンパ節からRhodococcus equiを分離し, モノクローナル抗体を用いて毒力関連20kDa抗原を検索したところ, ほとんどの分離株が20kDa抗原を発現する中等度毒力株であった. 鹿児島, 青森および宮城由来分離株の病原性プラスミドを制限酵素切断像により解析したところ8つの型に分類された. これらのうち, 各地域に共通して認められたものは3つの型であり, これらに型別された分離株は鹿児島由来株では91.3%に, 青森由来株では62.8%に, 宮城由来株で74.7%に達した. さらに, 鹿児島県の1出荷農場の飼育環境から本菌の. 離を試みたところ, 豚下顎リンパ節分離株と同一プラスミド型の中等度毒力株が出荷農場周辺土壌から分離された. 以上の成績から, 鹿児島, 青森県および宮城県の豚下顎リンパ節に同一の病原性プラスミド型の中等度毒力株が同じ頻度で分布し, さらに本菌の伝播に土壌などの環境が重要な役割を担っている可能性が示唆された.
  • 東谷 市郎, 渥美 仁, 永田 隆光, 近藤 正博, 中村 末吉
    1999 年52 巻12 号 p. 793-796
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    食肉衛生検査により非定型抗酸菌症を認めた豚74頭について, 肉眼および組織病変の分布を調査した. 肉眼病変形成は腸間膜リンパ節, 肝臓, そして肺や脾臓, 次いで腎臓や躯幹リンパ節の順に認められた. 肺や腎臓に組織病変がある時は, 高率に躯幹リンパ節に組織病変を有していた. 肉眼病変を有する実質臓器が1つであっても, 組織病変は複数の実質臓器や躯幹リンパ節に存在するものがあった. 診断を下す際には, 病理組織学的検査などの精密検査を実施する必要があることが判明した
  • 畦地 速見
    1999 年52 巻12 号 p. 826
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 平野 紀夫, Rifki Haziroglu
    1999 年52 巻12 号 p. 829-832
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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