日本獣医師会雑誌
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53 巻, 1 号
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  • 松本 修治, 北代 典幸, 中田 勝久, 片江 宏巳
    2000 年53 巻1 号 p. 1-6
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛由来のSalmonella DublinおよびSalmonella Typhimuriumのorbifloxacin (OBFX), oxolinic acid (OA), kanamycin (KM), gentamicin (GM), oxytetracycline (OTC), ampicillin (ABPC), sulfamethoxazole (SMX), trimethoprim (TMP), fosfomycin (FOM) およびbicozamycin (BCM) に対する薬剤感受性を調べた. OBFXのMIC90 (供試菌株の90%の株の発育を阻止する最小発育阻止濃度) はS. DublinおよびS. Typhimuriumではそれぞれ1.56および0.2μg/mlであった. 供試薬剤のin vitro抗菌力はS. Typhimuriumに対してはOBFXが最も強力で, S. Dublinに対してはOBFX, GMおよびTMPが強力であった. OBFXおよびFOMに対してはS.DublinおよびS. Typhimuriumのほとんどの株が感受性であった. 次に, S. DublinおよびS. Typhimuriumの野外分離株を用いて作用機序の異なるOBFXとFOMとの併用効果をin vitroチェッカーボード法により検討した.S.Dublin 4株およびS. Typhimurium 1株の各菌株についてOBFXとFOMの濃度の組み合わせ6~8通りについて求めたfractional inhibitory concentration (FIC) indexはいずれも0.313~1.03の範囲内の値を示した. 2剤の濃度の組み合わせの34通りについて求められたFIC indexの88.2%は0~≦1.0の範囲内の値であり, 2剤が相乗あるいは相加作用を持つことを示唆していた. さらに, time-killing曲線による殺菌作用の検討では, OBFXとFOMの併用においてS.Dublin 2株に対して著明な殺菌作用を示し, 両剤のMIC濃度を同時に添加した後, 24時間で生菌は死滅し, 両剤の併用で効果の増強が認められた.
  • 中家 一郎, 池内 俊久, 富田 啓介, 鳥飼 善郎
    2000 年53 巻1 号 p. 7-11
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1994~1995年に兵庫県下で廃用にされた子牛の肺炎病巣から分離された75株 (16農場, 41頭由来) のPasteurella multocidaA型および51株 (9農場, 27頭由来) のHaemophilus somnusについて, アピシリン (ABPC), セファゾリン (CEZ), オキシテトラサイクリン (OTC), カナマイシン (KM), クロラムフェニコール (CP), フロルフェニコール, ピコザマイシン, ダノフロキサシンおよびオルビフロキサシンに対する薬剤感受性試験を実施した.P. multomaA型のうちの8.0%の株はABPCに, 13.3%の株はCEZに, 42.7%の株はOTCに, それぞれ22.7%の株はKMおよびCPに耐性であった.H.somnusでは47.1%の株がOTCに, それぞれ39.2%の株がKMおよびCPに耐性であった. 36.0%の株のP.multocidaA型と39.2%の株のH.somnusは2種類以上の薬剤に耐性であった.
  • 高島 久幸, 富松 洋
    2000 年53 巻1 号 p. 12-14
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1998年, 岐阜県下の36%の豚が豚繁殖・呼吸障害症候群 (Porcine Reproductive and Respiratory Syndrome, PRRS) ウイルスに対する抗体を保有していた. 過去に集めた保存血清について, enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) によりPRRSウイルスに対する抗体を調査したところ, 1988年5月の肥育豚血清に初めて抗体が検出され, その後, 県内の抗体陽性率は急激に増加した. また, 保存血清について, ELISAおよび間接蛍光抗体法 (IFA) により抗体陽性率を比較したところ, ELISAとIFAの抗体陽性率はほぼ同様であった.
  • 鈴木 敏之, 南 毅生, 南 信子, 南 毅正, 森沢 秀守, 白地 友子, 中野 康弘, 平林 弘行, 千村 収一
    2000 年53 巻1 号 p. 15-17
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    眼球内悪性黒色腫のため眼球摘出術を行った猫の眼窩と口腔内に, 腫瘍の再発が認められた, 腫瘍の増大に伴い, 呼吸困難, 食欲減退, 嚥下困難など臨床症状の悪化がみられるようになった. 放射線治療 (1回8Gyで4回, 計32Gy) を実施したところ, 腫瘍は顕著に縮小し, 臨床症状の改善がみられた.
  • 安田 宣紘, 阿久沢 正夫, 冨宿 誠吾, 松元 光春, 伊澤 雅子, 土肥 昭夫, 鑪 雅哉
    2000 年53 巻1 号 p. 18-20
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1996年9月~1999年1月にツシマヤマネコの死体10例が, 長崎県対馬にある環境庁対馬野生動物保護センターに回収された. 死因は交通事故7例, 咬傷によるもの2例, 原因不明1例であった. 咬傷の原因は1例は不明であったが, 1例は犬によるものであった. 原因不明例には外傷はなく, 消化管内に多数の内部寄生虫が認められた.
  • 高島 一昭, 高島 久恵, 増田 裕子, 久野 由博, 政田 早苗, 長澤 裕, 片岡 智徳, 山根 義久
    2000 年53 巻1 号 p. 21-23
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    脳脱を伴った頭蓋骨複雑骨折の猫に対し, 局所の感染をコントロールした後, 挫傷脳切除, 腐骨除去および陥没骨折の整復を行った. 術後の経過は順調であり, 神経学的異常も正常に復した-本症例は手術から6カ月後に妊娠出産を経験し, 現在約3年を経過しているが, 外傷性てんかんなどの合併症もなく良好に推移している.
  • と畜場搬入牛のオーシスト排泄状況
    佐伯 晋吾, 稲田 一郎, 福水 章二, 吉岡 城拓, 岡畑 一幸, 王 秀一, 稲本 福男, 武川 公, 宇賀 昭二
    2000 年53 巻1 号 p. 25-29
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    兵庫県下で飼育されていたと畜場搬入牛を対象としてクリプトスポリジウムのオーシスト排泄状況を調査した. 遠心沈殿浮遊法による検査の結果, 582頭中10頭 (1.7%) の牛の糞便から2種類のクリプトスポリジウムのオーシストが検出された. それらは形態的特徴からCryptosporidium murisおよびC. pamumと同定され, 寄生率は前者が1.5%(9頭), 後者が0.2%(1頭) であった. クリプトスポリジウムの分布をさらに検討する目的で, 上記の582頭とは別に, あらかじめ陽性牛の存在が確認されている2農場から搬入された牛116頭について経月的な観察を行った. これらの農場におけるC.murisの月ごとの陽性率は12.5~28.6%(平均18.1%) と高い値で推移していた. このことはC.murisは県下で均一に分布しているのではなく, 特定の農場に局在していることを示唆しているものと考えられた.
  • 前島 一淑, 笠井 憲雪
    2000 年53 巻1 号 p. 42-43
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 五十嵐 幸男
    2000 年53 巻1 号 p. v-vi
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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