日本獣医師会雑誌
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53 巻, 4 号
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  • 鶏ウイルスベクターワクチンを中心に
    塚本 健司
    2000 年53 巻4 号 p. 189-194
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 川手 憲俊, 辻 誠, 玉田 尋通, 稲葉 俊夫, 澤田 勉
    2000 年53 巻4 号 p. 195-199
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    卵胞嚢腫と診断されたホルスタイン種雌牛に100μgのGnRHアナログを投与したところ, 卵巣に機能的黄体が形成されたが, その黄体退行後に正常発情周期は回帰せず, 卵胞嚢種が再発した. 本嚢腫牛の視床下部のエストロジェンに対する感受性を調べる目的でエストラジオール-17β (E2) 1mgを投与し, 血中LH濃度を測定した. その結果, 本嚢腫牛においてLHサージは検出できなかった. 一方, 正常発情周期を示す雌牛3頭にE2を投与したところ, 投与後24時間でLHサージのピークがみられた. これらの結果から, 本嚢腫牛ではエストロジェンに対する視床下部の感受性低下が卵胞嚢腫再発の一因であることが示唆された.
  • 鈴木 一由, 味戸 忠春, 村上 佳文, 安斎 秀行, 岩淵 成紘
    2000 年53 巻4 号 p. 200-204
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1lの生理食塩液に溶解した2μg/kgのEscherichia coli serotype 01ll: B55由来エンドトキシンを400ng/kg/分でホルスタイン種未経産牛4頭に静脈内投与した. その結果, 循環血漿量は投与後30分に前値比67.4±6.0%の最低値を示す有意な減少が認められた. また, 同時点での動脈酸素分圧は56.4±2.4mmHgと激減し, 投与後2時間まで80mmHg未満の低酸素血症状態が継続した. 肺胞動脈酸素分圧較差は投与後30分に44.6±3.2mmHgの最高値を示す有意な上昇が観察された. 以上のように, 本法によりガス交換不全に起因する低酸素血症状態が少なくとも2時間は継続させることが可能であった. この結果から, 本法は牛複合性呼吸器疾患の病態解明ならびに治療法確立のための評価法として応用できるものと思われた.
  • 大和田 孝二, 村上 隆之
    2000 年53 巻4 号 p. 205-209
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    著者らは, 1979~1997年におもに宮崎県内における牛の奇形心469例を解剖学的に検索した. 心室中隔欠損 (VSD) 198例 (42.2%), 心房中隔欠損148例 (31.6%), 両大血管右室起始66例 (14.1%), 大動脈狭窄53例 (11.3%), 二重前大静脈50例 (10.7%), 動脈管開存45例 (9.6%), 後大静脈奇静脈流入42例 (9.0%), ファロー四徴32例 (6.8%), 左心低形成症候群25例 (5.3%), 大血管転換24例 (5.1%), 総肺静脈還流異常21例 (4.5%) など53種類, 延べ893の心大血管奇形に分類された. 単独心奇形が251例 (53.5%), 複合心奇形が218例 (46.5%) であった. 牛では人や猫と同じく心室中隔欠損が最も多かった.
  • 大和田 孝二, 村上 隆之
    2000 年53 巻4 号 p. 210-214
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1979年~1997年に宮崎大学に搬入された牛の剖検例4, 301例について, 先天性心疾患 (CHD) の発生率, およびCHDと心外奇形との関係を調査した. CHDの発生率は全剖検例の8.7%, 何らかの先天性異常を示した例では13.2%であり, これらの値は他の動物や人のものに比べ高い傾向がみられた. また, CHDと心外奇形との関係についてみると, 外表奇形では結合体, 眼の異常および鎖肛で, 内部の異常では無脾, 泌尿生殖器系異常および胸骨・肋骨奇形を認めたものでCHDを伴う割合が高かった.
  • 浅野 隆, 吉川 恵郷, 村上 満喜子, 熊谷 信一, 昆野 勝, 本川 正人, 八重樫 岳司, 千葉 厚
    2000 年53 巻4 号 p. 215-217
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1999年3月, 約50羽の死亡した野鳥が盛岡市近郊のリンゴ園内で発見された. 園内には多量の廃棄されたリンゴが堆積され, その多くに野鳥の採食痕を認め, 一部に青色の化学物質が付着していた. 剖検では, リンゴ粕が口腔から腺胃にかけての上部消化管内に貯留し, 口角にも付着していた. また, 上部消化管は弛緩していた. 胸腔内の肝臓付着部における凝固不全を伴った出血と眼底の充血を全例に認めた. さらに出血は皮膚, 骨格筋, 前頭骨にもみられた. 8例の病理組織所見では全例に, 肺, 腺胃および脈絡膜の充・出血と全身のうっ血が観察された. 疫学臨床および病理所見からクマリン中毒が疑われたため, 化学物質が付着したリンゴ1検体, 肝臓8検体, 腎臓1検体, 胃内容物1検体を材料として, 高速液体クロマトグラフィーでクマテトラリルを分析した. その結果, 各検体から0.2~10.9ppmのクマテトラリルが検出された.
  • 岡本 芳晴, 佐藤 耕太, 日笠 喜朗, 森田 剛仁, 島田 章則, 南 三郎
    2000 年53 巻4 号 p. 218-220
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    腹部膨満と嘔吐を主訴とした犬 (ゴールデン・レトリーバー, 雌, 6歳) で, 血液検査の結果, 白血球数, クレアチニン, 血液尿素窒素およびアラニンアミノトランスフェラーゼの上昇がみられた. また腹部X線検査より, 腹水の貯留が疑われた. 抗生剤と利尿剤による内科療法により一時緩解するも, 2週間後に同様の症状を呈したため, 試験的開腹術を行った. 開腹時, 脾臓の位置に腫大した肝内側左葉を観察し, 精査の結果, 肝葉が反時計方向に180度捻転していた. 捻転した肝葉を外科的に摘出した結果, 術後再発もなく, 順調に回復した. 摘出した肝葉の病理所見として, 肝細胞の重度変性・壊死および一部線維化がみられた.
  • 大道 嘉広, 平川 篤, 高橋 義明, 柴山 比奈子, 野口 佳代, 山本 昌章
    2000 年53 巻4 号 p. 221-224
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1週間前からの元気・食欲の低下を主訴とする7歳, 雄のシベリアン・ハスキーに高カルシウム血症ならびに腹部X線検査により腹腔内腫瘤を認め, 試験的開腹を行った. 腫瘤は肝臓から発生しており, 大きくかつ容易に出血するために摘出不可能と判断し, その一部を採取して閉腹した. 症例は術後2日目に死亡した. 腫瘤の病理組織学的診断は肝芽腫であり, 血清パラソルモン様タンパク (PTH-rP) 濃度の上昇およびα-フェトプロテインの産生が認められたことから, 高カルシウム血症は肝芽腫細胞からのPTH-rP分泌に起因するものと考えられた.
  • 浅見 成志, 初谷 和美, 大澤 一之, 中林 良雄, 中嶋 隆
    2000 年53 巻4 号 p. 225-231
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    豚の筋肉および腎臓に残留したオキソリン酸オフロキサシン, エンロフロキサシン, ダノフロキサシンを選択的イオン検出 (SIM) 法を用いたガスクロマトグラフィー/質量分析法 (GC/MS) で分析する方法を開発した. キノロン剤は, 試料から0.3%メタリン酸-アセトニトリル (6: 4) で抽出し, Sep-PakPS-2で精製後, メタノールで溶解した. 精製したキノロン剤は, 水素化ホウ素ナトリウムにより還元し, 0.1N塩酸を加え, 水素原子を付加した. キノロン剤誘導体は, 反応溶液からSep-PakPS-2で抽出後, 各薬剤につき3イオンをモニターしたSIM法によりGC/MSで分析した. 回収率は筋肉で80.8~90.5%, 腎臓で82.3~88.6%であり, 検出限界値は, ダノフロキサシンが0.02μg/g, その他は0.01μ9/9であった.
  • 内田 明彦, 内田 紀久枝, 村田 義彦
    2000 年53 巻4 号 p. 232-234
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1984~1995年に神奈川県相模原市郊外で交通事故や傷病のために死亡した5頭および静岡県田方郡で交通事故で死亡した3頭のハクビシンPaguma larvataを剖検して寄生蠕虫類を調べた. 静岡県田方郡のハクビシン2頭の小腸内よりゴマ粒様の小型の吸虫が, それぞれ58および254匹回収された. これらの虫体は形態的特徴から異形吸虫科Heterophyidaeの横川吸虫Metagonimus yokogawaiと同定された. また, 神奈川県相模原市郊外のハクビシン1頭の小腸内より条虫の成熟虫体と未成熟虫体それぞれ1匹ずつが得られ, 精査の結果, 本条虫は裂頭条虫科Diphyllobothriidaeの1種であるマンソン裂頭条虫Spirometra erinaceieuropaeiと同定された. これら2種の蠕虫類はいずれもハクビシンでの寄生報告例はないことから, 両種の終宿主としてハクビシンを新たに追加する.
  • 2000 年53 巻4 号 p. 239
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 松山 茂
    2000 年53 巻4 号 p. 241-242
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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